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[C1505]

これおっちゃんかー
あんたの頭の中身を見てみたいよ
  • 2008-09-25 13:59
  • 名無しぃ(*゚ー゚)
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[C1506]

>※1505


( ゅωゅ)


( ゅ| |ゅ)パカ


( ゅ|:::)三つ|ゅ) シュッ


( ゅ|ゅωゅ)つ|ゅ) ゴゴゴゴゴゴゴ
  • 2008-09-26 05:42
  • 中の奴@中身もやっぱり自分
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足がありえない方向に曲がったようです(後)

  
 



 ※



その時だった。

「ぐいひいひひ……うぶっ」

胸の谷間に顔を埋め、下着を無理矢理押し広げようとしていたドクオの荒い息遣いが、
うめきのような奇声と共に離れるのがわかった。

『おい! やめろ!』

「は、離せえええ!」

( 川 ;-;) )(えっ……?)

『何やってるんだよお前!』

「お、おではぐーのごいびとだぞぉぅぉうお」

ドサッ

「あがぁうあっ!」

『はあ、はあ……』

(:::::::::::::::)「ひっ……!」

揉み合うような音が聞こえ、それから彼女の脇に足音が近づいた。
咄嗟に身を縮めて硬直し、そのまま動き一つ取れないでいる彼女の首筋に、何者かの手があてられる。




川 ;-;)「あ……」

そのまま一気に、頭の覆面が外された。
視界が完全に開けると同時、目に飛び込んできた光景は。


(´・ω・`)「大丈夫か!? どこも怪我はない?」


眼前で心配そうに覗き込む一人の男性……サークルの部長、ショボンだった。
視線を移すとその後ろには、倒れ込み、鼻をおさえて悶絶しているドクオの姿があった。

川 ;-;)「あうっ……」

何も言葉を発することができないまま、身を預けるかのようにその体へ倒れ込む。
腕を回してしっかと抱きついた。

(´・ω・`)「よしよし、怖かったな。もう心配いらないからね」

ぽんぽんと背中を叩かれ、肩をさすられる。
恐怖から解放された反動なのか、襲われていたときよりもさらに足ががくがく震えていた。

彼女は何も考えられず、ただ縋るように全身を押し付け、涙を溢れさせた。




('A`)「おぐ……お、おでのぐーに手を出ずなあぁあぁあぁあ!」

川 ;-;)「!!」

ショボンの肩ごしに、よろめきながら迫るドクオの足が見えた。

川;゚ -゚)「や……ショボンさ」

彼女が言い終わる前に、すぐさま体が突き放される。
ショボンはドクオから突き出された腕を、肘で咄嗟に受けていた。

(´゚ω゚`)「!!」

川;゚ -゚)「はっ……」

息を飲んだ彼女の眼前、上に逸れたドクオの腕の先には、銀色の何かが鋭い光を放っていた。





('A`)「はあ、はあ、お、おれのクーを」

上半身を大きく揺らし、滑稽な仕草で身を引きながら、体勢を整えようとするドクオ。

(´・ω・`)「……こ、いつぅっ!!」

しかし。
立ち上がったショボンは、彼の持った刃に怯むことなく、腕を大きく振りかぶると……、

(;'A`)「う、うわあっ」

ガツッ

川;゚ -゚)「!!」

その横っ面にこぶしを叩きこんだのだった。





それからの事は、放心していたクーの目にはどこか別世界の出来事のようだった。
ただ、彼女にとってショボンの対応は、実にスムーズかつ頼りがいのあるものに映った。

既に戦意を喪失していたドクオの胸を掴み、強い口調でサークルからの退部を促すと、
何かあったら警察に突き出す旨を伝え、放り出すように部屋から追い出した。

呼気とうめきを交互に漏らし、ふらつきながら廊下を駆けて行くドクオ。
無論、彼女はその後姿を見る事はなかったが。


服を着替え、溢れ出る涙を懸命にハンカチで拭き取る。
そのうちに、真っ白で何も考えられなかった頭が少しづつ理性を取り戻してくる。

川*;-;)「本当に、本当にありがとうございました。本当に……」

(;´・ω・`)「気にしないで。
       サークルない日なのに部室の鍵が借りられてるのが気になって、
        それで来て見たんだけど……無事で本当によかったよ」

川*;-;)「はい、私……なぜか、動けなくて、それで」

(´・ω・`)「よしよし、いいんだよもう。悪いのは全部あいつなんだから」

川 ;ー;)「はい……」

(´・ω・`)「早く忘れるといいよ」

川 ;-;)「ありがとうございます」





川 ゚ -゚)「それにしても、ショボンさん強いんですね。……意外です」

(´・ω・`)「意外って」

川;゚ -゚)「あ、すみません」

(´・ω・`)「いやいや、それに僕は弱いよ」

川 ゚ -゚)「そうですか? あいつ、ナイフ持ってたのに」

(;´・ω・`)「……もう無我夢中だったからね。
        喧嘩なんて一度もしたことないんだけど」

川 ゚ -゚)「そうなんですか?」

(´・ω・`)「ああ、人を殴ったのも初めてさ。最初で最後になるといいけどね」

川*゚ -゚)「かっこよかったですよ」

(;´・ω・`)「はは、勝てたのは相手があいつだったからかも」

川 ;ー;)「ふふ……」


まるで映画のワンシーンか何かのように、絶妙のタイミングで助けに来てくれた。

白馬の王子様、という言葉が彼女の脳によぎった。
涙がことさらに溢れ、それから改めて、我ながら陳腐な表現だな、と思い直し。
おかしさと安心感で、彼女の顔には自然と笑みが溢れていたのだった。










 ※









事件の後───。
クーはそれまでにない充足感とともに、毎日を過ごしていた。


川 ゚ ー゚)「あの講義、来週試験があるそうなんだが……」

(´・ω・`)「本当かい? あの先生毎年同じ試験問題らしいよ」

川 ゚ -゚)「ああ、らしいな。これなら対策も簡単そうだ」

(´・ω・`)「だね。……ところで、金曜は時間あるかい?」

川 ゚ -゚)「……いや」

(´・ω・`)「忙しい?」

川 ゚ -゚)「うん、その日はバイトがある。どうして?」

(´・ω・`)「研究室の友達がね、あの映画がなかなか面白いと……一緒にどうかなって」

川 ゚ ー゚)「ふふ」

(;´・ω・`)「ふふって」

川 ゚ ー゚)「大丈夫、土曜日は一日中暇だから。行こう」

(*´・ω・`)=3「よかった」




「それでね、彼ってばすっごい運転荒くて……」

川 ゚ -゚)「そうなんだ。でも、ドライブ楽しそうじゃないか」

「走り屋気分で急ブレーキとかするんだよ。助手席の私の身にも……」

川 ゚ -゚)「それはあぶないな」

「でしょー。そうでしょー。そうなんだって、それで……。
  ……あ、ところで、クーのほうはどうなの?」

川 ゚ -゚)「……うん?
      どう、って聞かれてもなあ」

「彼とはうまくいってる?」

川 ゚ ー゚)「……ふふ。 まあ、答えにくいけど」


『順調、って感じだな』




事件をきっかけとして、半ば当然のように二人の関係は急接近した。
クーの告白にショボンは照れながらも応え、今では誰もが認める恋人同士である。

ドクオはサークルはもちろん、いつの間にか大学からも姿を消していた。
事件のことや、彼の失踪に対する周りの疑問は、ショボンの絶妙なフォローによって昇華され、
それ以上噂にのぼることもなかった。





(´・ω・`)「無理に何でもと気負う必要はない。
       少しづつ、お互いを知っていけばいいと思うよ」


サークルの部長・先輩として、
軽い友達程度の関係で接していたときには気付かなかった、彼の魅力。

常に人当たりよく優しいことは知っていたが、
彼の気遣いと配慮は彼女の想像以上だった。

付き合いはじめてからは実に、つきすぎず離れすぎず、
彼女の求める『心地良い距離感』を保ってくれた。
無理な干渉はしないし、束縛も無い。 常に必要数、望んだぶんだけ与えてくれる。

自分に全幅の信頼を置いてくれている感じで、そのため自分も彼を心から信じられる。
それが彼女にはありがたく、理想的な相手に感じられた。


川*゚ -゚)「相性ぴったり、ってやつかな」


それからの時間は、彼女にとって今までにないほどのスピードで過ぎて行った。




 ※






そして彼らは二ヵ月と少し後、ついにその時を迎えようとしていた。

行為に至るまでの期間が、世間一般には早いものなのか遅いものなのかは、
個人によって尺度の違いというものがあろう。
しかし、彼女にとっての70日あまりは、本当にあっという間の出来事だったのだ。




川川*) `*)「……」


ベッドの端に腰掛け、肩を寄せ合い、唇と唇が触れ合う。
長いくちづけを終えると、俯いたクーの後ろからショボンが髪を撫でる。

(*´・ω・) ポッ

川 ///) ボンッ


(*´・ω・)「……かわいいよ、クー」

川*゚ -゚)「……ありがとう」

(*´・ω・)「……本当に、いいんだね?」

川 ///)「……」 こくり。

(`・ω・´)シャキーン 「……シャワー、浴びてくるよ」

川 ///)「……うん」





ざあああああ。
しばらくして、離れたところから鳴り響くシャワーの水音。

これがなければ、バスルームまで届いてしまうんじゃないかと思うほどに、
彼女の心臓はバクバクと早鐘を打っていた。

川*゚ -゚)(その……私たちのはじまりというか馴れ初めが、あんな事だったから……。
      私に恐怖を与えないよう、気を遣ってくれているんだろうな……)

これまでの時間を通して感じたショボンの優しさを、ここでまた再確認する。


川 ///)「……よし」

シャツを引っ張って中を覗き込み、お気に入りのブラを着ている事をチェックする。

川*゚ -゚)b「勝負下着もバッチリ」

そっちの確認も終わったところで、ベッドにころんと寝転がった。





天井を見上げてみる。彼女の部屋と似たようなつくりだった。

川*゚ -゚)「賃貸アパートなんて、どこも一緒みたいなものなのかな。でも……」

ショボンと付き合う以前、溜息とともに見上げていた自分の部屋の天井と、
彼の過ごしてきたベッドでみるこの光景は、彼女にとって異質なものだった。

つくりはよく似ているのに、心境が異なると、全然違ってみえる。
実際、違う天井だから当たり前の事なのだろうが。


川 ゚ ー゚)「……ふふっ」

緊張が和らぐと、視野が広がったような気がした。
そのうち彼女の興味は、部屋におかれた家具や日用品、さまざまなショボンの私物へと向けられる。





ざああああ。

ポスターが貼り連ねてあるわけでもない、小物や装飾で彩られているわけでもない。
家具も単色で地味なものが多く、
シンプルな室内はいかにも一人暮らしの学生の部屋といった感じである。

その中で、ベッド脇の棚に並べられたフィギュアの類が異彩を放っていた。

アメリカンコミックのヒーローや外国アニメのキャラクターが多い。
……無論、萌え系の美少女ものなんかはない。
……いや、本当はあるのかも知れないが、隠してるのかもしれない。

川 ゚ ー゚)「映画好きだもんなあ、彼」

手に取ってみてみると、実に精巧に作られていることがわかった。

手足が関節一つ一つごとに駆動するものもあれば、
実に細かい部分まで彩色が行き届いているもの、
それに、まるで生きている表情を切り取ったかのような、生々しいものもある。

川 ゚ -゚)「へえ、なんだかすごいな……」

順繰りにフィギュアを手に取り、そのつくりに感嘆を漏らしているうち。




ガガガガガガガガガ

Σ川;゚ -゚)「!!」

突如耳に飛び込んできた怪音に、クーはびくんと体をのけぞらせた。






川;゚ -゚)「あー……、あれか」

音の発信源は、テーブルに置かれたショボンの携帯電話だった。
バイブによってテーブルの表面を叩いている。

川 ゚ -゚)「……」

勝手に出るわけにはいかないが、せめて音を止めるため、ベッドへ置いとこう……。
そう考えて携帯を手に取った彼女の頭に、友達との会話が思い出された。


『───こないだ、彼のケータイをこっそりチェックしてみたんだけど』

『───そしたら、女の子だけ下の名前で登録してるんだよ、あいつ!』

『───女友達なんていないっていってたのに、ありえなくない?』

『───浮気してるわけじゃないだろうけど……なんでそういう嘘つくのって感じ』





川;゚ -゚)「……」

ざあああああ。

無理に干渉しないよ、少しづつお互いを知っていこう。
言いたい事、話したいことは何でも言っていい。

でも、言いたくないこと、知られたくないことがあるのなら、今は言わなくてもいいんだよ。
人のプライベートを無理やりこじ開けるような真似はしたくないからさ。

(´・ω・`)「僕は君を信用しているし、君にも僕を信頼してほしいからね」

これは他ならぬショボンがよく言っていることだった。
彼女はそれを、ドライなようで情の厚いことだと好意的に解釈していた。

川 ゚ -゚)「だめだだめだめ、これはショボンの携帯なんだから……」

これは彼のプライベートだ。
それを覗くことは……勝手に干渉することは、言うまでもなく、悪い事だ。

第一、彼は浮気とか、そういう事をするような人じゃない。
それは自分が一番よくわかっているじゃないか。

川;゚ -゚)「……」

そう自分に言い聞かせながらも、振動の止まった携帯電話を開く彼女の手は止まらなかった。





ざああああああ。

川 ゚ -゚)「……」

自分の持っているそれとは機種が違うため、下手な操作をしないよう気をつけてはいたが、
画面に表示されたアイコンに従うことで、登録された電話帳を開くのは容易だった。

サークルのメンバーや学内の友達を中心に、全ての人間が本名で登録されている。
当然、女性の名前も多い。

川 ゚ -゚)「……そりゃそうだ、な? うん」

一人で相槌を打つと、画面をもどして操作を続ける。
しかし、メールをチェックしようとした矢先、ぴたりと指が止まった。

川;゚ -゚)「これは……ここまでは、さすがに、だめだよな」

そこで躊躇し、思いとどまった。目を閉じ深呼吸する。






川 ゚ -゚)「……やめとこう」

そう思い直し、携帯を元に戻そうとしたところで。

川 ゚ -゚)「うん?」

友達やサークルといったメールフォルダとは別に、
「クー」というフォルダ分けがしてあることに気が付いた。

川 ゚ -゚)「これは……?私専用のフォルダなのか」

川 ゚ -゚)「……」

川*゚ ー゚)「……これなら、いいか」




 ざああああああああ。






 ざあああああ。

フォルダをクリックして、メールの一覧を表示する。

出会ってから今に至るまでの全てがそこにあった。
サークル内でのやり取りを含め、
付き合い初めて以来、幾度となく交わした会話の全てが、記録として残っている。

川*゚ ー゚)「はは……付き合う前のも全部取ってあるのか」

一年半、特にこの二ヶ月における彼らの歩みが、データとなってその中に詰め込まれていた。


              ざああああああ。


川 ゚ -゚)「そういえば、あの事件からしばらくは不安で、相談に乗ってもらったんだよな……」

川 ゚ ー゚)「そうそう、このときはお互いに電話しすぎて電話代がかさんだから、
      たくさんメールしたんだ……」


   ざああああああ。


川*゚ ー゚)「ふふ、こういうこともあったな……ん?」

懐かしいやり取りの数々に頬を綻ばせ、思い出に浸っているうちに。
彼女はふと、送信済みのメール一覧の中に、
一件だけfromの違う、つまり別のアドレスから送られたメールがあることに気が付いた。


                   ざあああああ。





 ざあああああああ。


川 ゚ -゚)「あれ? なんでこれだけ発信元のアドレスが違うんだ?」


                          ざああああああああ。


クリックして開く。


    ざああああああああ。


どこかで見たような文面が表示された。


 ざあああああああああああ。







   『 あなたに大事な話があります。 午後四時に、サークルの部室にて 』






   ざあああああああああああああああああああああああああああああ。









川 ゚ -゚)「……」

頭の中で生まれた疑問の糸、糸、糸。
それはすぐさまぐちゃぐちゃに絡まって、彼女の脳裏をかき乱した。

川;゚ -゚)「……これって、何だ? これ」

あの事件のあと、メールはすぐに削除したため、クーの携帯にアドレスは残っていない。
確かめようのない事実。なのに、心の奥に黒いモヤが湧き上がるのがわかった。

川 ゚ -゚)「似たような文面なんて、いくらでもあるし……
     他の人に送ったメールを、間違って私の名前のフォルダに入れたのかも……」



ざあああああ。
あの日の出来事が頭の中にフラッシュバックする。


     『 君は、僕のものになるべきなんだ 』


川; - )「……?」


 (*'A`)『 おれが好きなんだよな? 両想いだぜおれたち!
      カップルだよ! カップル! ねえ! 』





僕。……僕?
僕って誰だ。
ドクオは……あいつは、おれ、だ。   だった。


ごくり。
生唾を飲み込む音。心臓の音。
わずかに開いた口から漏れる吐息の音。

全てが耳障りに残響し、彼女の不安を一層掻き立てた。


川;゚ -゚)「? ……あれは」

ふと、フィギュアの並べられた棚の下に置かれた小さなダンボール箱が目に留まる。



     『 君は、僕の傀儡だ 』



ごくり。ごくり。
また唾を飲みこんだ。

川;゚ -゚)「……」

カーペットに片手をつき、もう片方の手をゆっくりとそれに伸ばす。

わずかに開いた蓋の上部から手を差し込むと、
何故か緩んでいるガムテープを破らないように、少しづつ開いていく。







ダンボールの闇に電灯の光が差し込むと、そこには











                     ” バタンッ ”



 ざああああああああああああああああああああああああああああああああ


                        
    ” バサッ ”







「!!!」

視界が暗転した。




ざあああああああああああああ。 ざああああああああああああ。



『 ああ……せっかくここまで辿り着いたっていうのに 』

「え、な、なんだ!? ショボン!?」

『 だめだよう、人のケータイ、勝手に見ちゃあさあ 』

「何? 一体、何が……」


そこまで言葉を発し、息を飲んだ。
何をされたのかを瞬時に理解すると、彼女の体は小刻みに震えを帯びてくる。


「いや……まさか、これってまさか」

『 …… 』

「嘘……うそだよな、嘘



『 ごめん、そのまさかなんだ、謝って許してもらおうとも思っていない 』


先程よりも大きなシャワーの音をバックに、無慈悲で無機質な声が響いた。








(:::::::::::::::)「い、いやだ! 早くこれを外して!」

(´・ω・`)「残念だよ、非常に残念な結末だ」


彼女の頭部には、あの時と同じ覆面が被せられていた。


(´・ω・`)「信頼して欲しいと言ったのに。君はそれに応えてくれなかった」

(:::::::::::::::)「なんで!? どうして!? なぜドクオと同じ事を……!」

(´・ω・`)「ドクオ? ああ……あいつか」


彼女のほうを改めて向き直ると、ふう──と溜息を漏らし、ショボンは言った。







『 あいつはね、僕の傀儡だったんだよ 』






( 川;゚ -゚) )(!? ど、どういう事……!?)







                          ざああああああ。

一見してクールだけれども、芯はあたたかい。
漆黒の闇で覆われた世界に、そんな『 彼女にとってのショボン像 』は既に存在しなかった。

かつてショボンだったものは、彼女の様子を気にするでもなく、事務的に言葉を紡いでゆく。


(´・ω・`)「あいつにつけたのは、心を縛って動かすあやつり糸。
       君の覆面についているのは、体を縛って動かすあやつり糸さ」

(:::::::::::::::)「な、なんだ、その、糸って」

(´・ω・`)「その通りの意味だよ。まあ、わからなくても別にいい」

(:::::::::::::::)「嘘だ……じゃあ、あの時わたしを操っていたのは」

(´・ω・`)「御名答。廊下からね。 見つからないように隠れるのが一番難しかったかな」

(:::::::::::::::)「ショボン……」

(´・ω・`)「君が欲しかったんだ、わかってくれるよね」


淡々とした彼の告白、一つ一つが。
金属の刃のように冷たく、彼女の心に刺さり、抉っていった。







( 川  - ) )(……え)

絶望の闇の淵、ぽっかりと開いた彼女の心の中に、ふと疑問が湧き上がる。

どうして?

(:::::::::::::::)「なんで? なんでこんなに回りくどいことをしたんだ!」

(´・ω・`)「何故って……必要だったからだよ」

(:::::::::::::::)「ど、ドクオみたいに、心を奪えばすぐに済んだだろう!」


ざああああああああ。
不快な水音が頭の袋で反響する。


『 くく……ははははは 』

かりそめの静寂を破ったのは、彼の笑い声だった。





ざあああああああ。

ひとしきり笑ったあと、ショボンは続けた。

(´・ω・`)「いやあ……こないだはひやっとしたんだって。本当に。
       殴りかかるように仕向けたのは僕だけど、ナイフは予想外だったよ」

(:::::::::::::::)「え……?」

(´・ω・`)「言ってること、わかるかな?」

(:::::::::::::::)「わからない! 何もわからないぞ!」

(´・ω・`)「はは……はあ」

ショボンはそこで溜息をひとつつくと、小さいけれどはっきりと通る声で言った。




(´・ω・`)「心を縛るのはセーブがきかないし、何よりもつまらない。つまらないんだ。
       あんなつまらない人形はごめんだよ」






(:::::::::::::::)「……つまらない……にんぎょう……」

彼女はその意味を理解することなく、ただただ機械的に言葉を反芻していた。

( 川; - ) )(なんだ……何を言ってるんだ彼は?)

頭の中がぐるぐる回る。
もはや考えがまとまらず、その材料すら留め置くことができなかった。

暗くて何も見えないが、
例え見えていたところで、その目に映る世界は歪み、視点は定まっていないだろう。


(:::::::::::::::)「だって……そんな、つまらないなんて」

(´・ω・`)「うん。 もうコワシチャッタケド」

( 川;゚ -゚) )(!?)

(´・ω・`)「役目が終わったからね」



 ざああああああああああああああああああああああ。





(´・ω・`)「全ては君を手に入れるため。君という生き人形を手に入れるためだったんだよ」


彼の声は記号と化していた。


(:::::::::::::::)「そ、そんな……私は」


(´・ω・`)「あやつり糸なしで、自分の意志をもって。
       身も心も思い通りに、僕につき従う……」


断片的にしか、その意味がわからなかった。


(:::::::::::::::)「いやだ……いやだ、いやだ」


(´・ω・`)「美しい、本物の生き人形がほしかったのに」


文脈での理解はできなかった。


(:::::::::::::::)「わたしは! にんぎょうなんかじゃな




(´・ω・`)「こうなっちゃったらしょうがないよね。うん。
       言う事を聞かない人形には、糸をつけて操るしかないもんね」




ざああ………。
二人の声を遮るかのように、水音が幾重にも飛び交っている。

いつの間にか、窓の外は土砂降りになっていた。








『 綺麗だよ……クー 』

ショボンの一言を合図に、クーの体は完全に支配された。


彼女は立ち上がると、シャツをゆっくりと捲り上げる。
覆面ごと頭を通し、震える腕から袖を抜く。

動きを止めることなく、その手は腰に伸びていった。
ロングスカートがはらりと床に落ちる。


( 川 ;-;) )(うう……ううううぅううう)

その肢体は蛍光灯の光に照らされ、一層白く。柔らかで。透き通り。
艶かしく淫靡な輝きをたたえていた。


(:::::::::::::::)「いや……ショボン、いやだ……」

(´・ω・`)「ふふふふふ、クー、綺麗だね。本当に綺麗なカラダダネ」

「やめて……やめ」






……線の影響により、夜から雷を伴う大雨になるでしょう。以上、各地の予報をお伝………











      ざああああああ。


『 ほら……こっちだ。 ベッドにおいで 』

「いや、いやああ」

『 どんな姿勢がいいかな……うふふ、ふふふふふふふ 』

「だめ、むりだ、たすけて」



            ざああああああああ。



『 ゆっくり……開いてみようか。うふふ。
   ぼくのおにんぎょう。 うふふふふ』


                      ざああああああああ。



「やめ『ああ……きれいだよ、きれいだよそのままもっともっとひらいてさいこうにえろてぃっくだようふふあははははははは』





 ざああああああああ。








『もっとひろげてこうやってああきれ
          いたのしいうつくしい』 『いいよい

いすごくいいさ
      あ
     も
   っ
とだそうそうやってそれからああああいいねかんじる

           ねはははははははは、ひひひ』









『もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっとさいこうにきれいきれいきれいきれいきれいきれいきれいきれきれいきれいきれいきれいききれいきれいきれいきれいきききききききききき

















ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア







                          足がありえない方向に曲がったようです  了


 




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