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【R15】∫λリ゚ -゚ノノ は( ^ω^)で妖魔退治するようですぜ -邂逅の章- (二)

 
 昨日の続きでござる。 ニンニン。
 

                       【弐】

∫λリ#゚ -゚ノノ 「……いつまで着いてくるんだっ」

クーは上着のポケットに両手を差し入れ、やや前傾姿勢で、石段を上ってゆく。

(;-_-) 「そう……ハァ、言われても、ハァハァ、ひぃ」

それは、後ろをついてゆくヒッキーにとって、充分過ぎるほどに早いペースだった。

丈が短めで、襟元からフードまでがモサモサした、白いダウンジャケット。
フェイクファーの上で揺れるポニーテールを見上げながら、なおも必死で両足を動かす。

( ^ω^) 「おっおっおっ。
       クーさんについてくるとは、見かけによらず頑張り屋な痴漢さんだお」

∫λリ゚ -゚ノノ 「……ふん、助平根性ってやつだろう」

石段をのぼり切ると、そのまま鳥居を抜けて、参道へと進む。
境内は普段に比べると閑散としていたが、神社のそれなりの知名度を表すかのように、
まばらながらも参拝客の姿が散見された。

手水舎(ちょうずや)を横切ったあたりで、クーはくるりと振り返って告げた。

∫λリ゚ -゚ノノ 「いい加減にしろ。 何が目的だ?」

(;-_-) 「……な、何度も、はひ、はぁ、説明、した、通りです……」

ようやく足を止めることが叶うと、
ヒッキーは両膝に手を当て、息を切らしながら絶え絶えに言葉を発した。




24

(;-_-) 「ぼくは、DATという機械を追って、各次元を移動する者です。
      今朝がたは大変失礼しましたが……少なくとも、ここに僕が現れたということは、
      近くにDATがあるという事に相違ありません」
      
彼はブレザーの胸ポケットからハンカチを出すと、大仰な仕草で額の汗を拭きとり、続ける。

(;-_-) 「DATは、別次元から世の理を覆し、性的な事件を誘発する、至って危険な開発物です。
      何か、心当たりはないでしょうか?
      例えば、あなたの周りで変な輩が増えたとか……」

∫λリ#゚ -゚ノノ 「……知っての通り、心当たりならバッチリあるぞ。
         ブレザー姿の男が、就寝中の女の子に夜這いするという、せーてきな事件がな」

クーは両手を合わせ、拳をぽきぽきと鳴らしながらヒッキーのもとへ詰め寄ってゆく。

( ^ω^) 「DATを探すより、脱兎の如く逃げるほうが先だと思うお」

ブーツのつま先が、ペンの顔面へ華麗にめり込んだ。

∫λリ゚ -゚ノノ 「覚えておけ、私は未来の一流ハンターである空子さまだ。
        私が退魔師の卵だとするなら、さしずめ、お前は性犯罪者の卵ってやつだな」

∫λリ#゚ー゚ノノ 「……世のため人のため、今ここで塵芥へと還るか? 痴漢男」

(;-_-) 「だ、だからちがっ、違いますって!」

薄いカーキのセーターに、
ボックス・プリーツの入ったデニムのフレアミニ、レザーのショートブーツ、ハイソックス。

華美というほどではないが、そのいでたちと細く小さな体躯からは、
おおよそ霊媒やら修行などという、古めかしく汗臭い単語は結びつくものではない。



25

顔の横でこぶしを握るクーの容姿は、
黙っていれば充分に可愛いとヒッキーも認められるものであったが、
その顔は無表情ながらも真剣味と凄味に溢れており、彼女の腕っ節の強さを証明していた。

∫λリ゚ -゚ノノ 「今日の修行は午後からだが、肩ならしに……」

(;-_-) 「ちょ、や、やめてくださいよ……」

ぐいと襟元を掴まれたヒッキーが身じろいだ途端、
裾口から小さな機械がかちゃりと落ちる。

(-_-) 「あっ……」

慌てて拾い上げたそれは、携帯電話型の小型端末だった。

(;-_-) 「わ、渡辺さんは、一体どこに……?
      それに、なんで応答してくれないんだろう?」

∫λリ゚ -゚ノノ 「渡辺さん? 誰だそりゃ、お前の仲間か?」

( ^ω^) 「ここは日本でも有数の霊的磁場であり、霊脈と呼ばれる地点なんだお。
       周りは山林に囲まれてるし、携帯の電波は非常に不安定なんだお(説明口調)」

(-_-) 「い、いえ……それは」

ヒッキーが持つ端末は、次元移動に関わるDAT-DRIVEの原理を応用した特注のレシーバーで、
時空を歪めて相手の端末を感知するため、
微弱な電波の阻害要因程度は、そう問題とせず、通信が可能である。

にも関わらず、早朝から今まで端末には何の応答もなく、
渡辺さんの行方は、依然掴めないままなのだった。

(;-_-) (こ、この世界にいることはほぼ間違いないのですが……)




26

∫λリ゚ -゚ノノ 「さてと、そろそろ覚悟はできたか?
        ガタガタ震えて命乞いする用意はOK?」

(;-_-) 「って、わ──ッ!
      いや、だからやめ、ちょ……」



 「いやああぁあぁああ!!」



クーが目一杯こぶしを振り上げたところで、後方より甲高い叫声が轟き渡った。

∫λリ゚ -゚ノノ 「……!?」

(;-_-) 「や、やめてくださ、ちょ、いや
      ……あれ?」

∫λリ゚ -゚ノノ 「……」

∫λリ゚ -゚ノノ 「……何事だ?」

( ^ω^)⊃ 「クーさん、あっちからですお!!」

(-_-) 「え、ちょ……わっ!!」

クーが掴んでいた襟を突き放すと、
ヒッキーはバランスを崩してその場に尻餅をついた。

動転した彼が立ち上がろうと手をついた時には、
既に二人は声のした方、社務所の脇へ向かって駆け出していた。


27

本殿の手前、社務所のある角を曲がったところで、クーはぴたりと足を止めた。

∫λリ゚ -゚ノノ 「……これは!?」

中空を舞う土埃に紛れ、奇怪な情景がそこに広がっていた。

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、ちょっと、何なのよコレ!?」

地面から、石畳を突き破って、幹の細長い潅木のようなものが生えていた。
不可思議に伸びた枝が、まるで無数の腕のようにしなっている。

そしてその先では、助勤(アルバイト)であろう巫女装束の娘を、
枝の一本一本で、抱え込むかの如く捉え、拘束していたのだった。

('、`;川「木、木の……ばけもの……!?」

ノハ;゚⊿゚) 「す、すごい力だぁあ、抜けないぞぉおぉぉぉお!!」

川 ゚ -゚) 「あいたー、なんねこれはー」

葉のない灰色の枝はなおもうねうねと蠢き、
逃げ惑う他の参拝客にもその触手を伸ばそうとしている。

ペンはその樹を見上げると、ごくりと唾を飲み込んだ。

(; ^ω^) 「……クーさん、これは!」

∫λリ;゚ -゚ノノ 「”絶望樹”か?」


”絶望樹”。

瘴気や人の欲望を養分として生きる、魔界の木。
種子を介して、人を妖魔に変えてしまう性質がある。

妖魔であるペンが棲み処を追われ、人間界への移住を余儀なくされたのも、
この木による襲撃が原因であった。



28

Σξ//⊿/)ξ「やっ! ちょっ、やだぁ!」

ノハ;゚⊿゚) 「え、うそ」

そのうちに、大蛇の如く絡みついた枝の一本が、
緩慢な動きで巫女の袂(たもと)を押し開いた。

Σ(゚、゚*川 「な、何!?」

襟元から広い袖口を抜け、緋袴(ひばかま)の裾を捲くり上げるように上昇する。
所謂アルバイトに過ぎない彼女達は襦袢(じゅばん)を着けていないため、
白衣の下は、じかに下着を着用していた。

垂れ下がった合わせの隙間から、巫女たちの柔肌と、ブラに包まれた胸が露出する。
白く伸びた太腿が露わになり、ぐいぐいと引き上げる脇から下着のレースが垣間見えた。

ノハ//⊿/) 「わ、わあぁぁぁあ!?」

(///*川 「きゃっ!! だ、だめっ……」

他の枝もそれに続き、思い思いの動作をもって、巫女たちの装束をほどきはじめた。

ξ//⊿/)ξ「な、何なのよコレ……いやぁっ!」

川 ゚ -゚) 「ぼいーんぼぼいーん」

中には動じない者もいたが、
数名の巫女たちが、枝の動きに抵抗するように身を捩り、くねらせていく絵図は、
艶かしくも奇怪な様相であった。

∫λリ;゚ -゚ノノ 「くっ……! 相変わらず趣味の悪いことだ」




29

(;-_-) 「はぁ、はぁ……ちょっと待っ……うわあ!」

息を切らせて走り寄ったヒッキーが、眼前の光景に驚愕の表情を浮かべる。

(;-_-) 「な、なんですか、これっ」

∫λリ゚ -゚ノノ 「こいつは絶望樹……。
        お前みたいなショボい小悪党とは違う、本物の魔の化身って奴だ」

∫λリ゚ -゚ノノ 「そうだよな? ペン」

(; ^ω^) 「正確には、なんだかあいつと違う気もするけど……。
       とてもよく似ていることには違いありませんお。
       クーさん、気を付けてくださいお!」

∫λリ゚ -゚ノノ 「わかってる」

まるで、枝の一本一本がそれぞれ独立した生き物のように、
巫女の肢体を蹂躙すべく、ぐにゃりとしなり、蠢き、絡みついてゆく。

ノハ//⊿/) 「ひゃあぁっ!! そ、そこは……!!」

Σ(/、// 川 「ちょ、だめ、見えちゃう……やあ!」

(*-_-) 「……」

ついついその様相に見とれてしまっていたヒッキーの尻を、
体を鋭角に変容させたペンが、音もなく突き刺した。



30

後ろから上がった悲鳴を合図に、クーは腰を落とし、臨戦体勢を取る。

∫λリ゚ -゚ノノ 「醜悪なる物の怪め……
        己の棲むべき場所へ還るがよい!」

刹那、彼女の右手の中指を中心として、
赤みがかった空間のうねりが生じ、炎のように立ち昇った。

瞬く間に手首全体を覆った、紅蓮の霊気塊。
彼女は右手をぐっと握り締めると、樹のほうへと一直線に駆け出し、
その枝の一本目掛けて跳躍した。

∫λリ#゚ -゚ノノ 「……たぁあっ!!」

奮迅の叫声。
それとともに、紅い手刀が空を一閃する。

ノハ;゚⊿゚) 「ひゃっ!」

どさり。
クーが着地すると同時に、
白衣の殆どを脱がされかけていた巫女の一人が、枝から解放され、土の上へと落下した。

鋭利に断たれた枝は、そのままびくびくと痙攣するようにのた打つと、砂塵となって掻き消えた。
すぐさま、別の枝がめきめきうねり、クーのほうへとその触手を伸ばしてくる。

∫λリ゚ -゚ノノ 「……遅いっ!!」

枝の軌道は、緩慢かつ直線的。
彼女はそれを難なく横にかわすと、左下から斬り上げるように手刀を返した。



31

鋭利な刃物で裁断したかのように、
気持ちいいくらいすっぱりと枝が切れ、石畳にどうと落ちる。
一拍おいて、裂けた木肌から、肉色の樹液が激しく迸った。

∫λリ゚ -゚ノノ 「やぁっ!!」

掛け声とともに、再度手刀を振るう。
巫女の一人を拘束し、行灯袴(あんどんばかま)の帯を器用な動きでほどいていた枝が、
力を無くして地に落ち、掻き消えてゆく。

('、`*川「あ、ああ……」

服を抑えてよろめき、ふらふらと逃げ去ってゆく巫女たち。
彼女たちの横で、ヒッキーはクーの戦いぶりに釘付けになっていた。

(;-_-) 「す、すごい……」

( ^ω^) 「おっおっお。
       クーさんは実戦を重ね、どんどん強くなっていますですお」

彼らの声が聞こえているのかいないのか、
余裕の表情のまま、体勢を整えなおすクー。

∫λリ゚ -゚ノノ 「ふん、たあいもない。 このまま一気に……」

しかし、次の瞬間──。
残りの枝へほうへと駆け出そうとした彼女の体が、
見えない力によって、ぐい、と後方へ引き寄せられた。

Σ∫λリ;゚ -゚ノノ≡ 「……うっ!?」

ベクトルを無理矢理修正され、クーの口から短いうめきが漏れる。



32

続けざま、その体に軽い衝撃が走った。

∫λリ;゚ -゚ノノ 「くぁっ……!?」

ダメージは無いも同然の弱い衝撃ではあったが、
ぐいぐいと引っ張られる力のほうは強靭で、クーは抗うすべなくバランスを崩す。
ついに彼女は膝を折り、乾いた土の上を、ずりずり後ろへ引き摺られてゆく格好になった。

∫λリ;> -゚ノノ≡ 「な……、ぺ、ペン!!」

手足をばたつかせたまま、謎の力に引き寄せられてゆくクー。
後方の木立付近まで移動したところで、不意にその力から解放され、彼女は背中から倒れ込んだ。

∫λリ;゚ -゚ノノ 「うわっ……」


『 くっ、くっくっく…… 』


∫λリ゚ -゚ノノ 「!!」

クーが立て膝をついて起き上がろうとした矢先、
その視界に、見覚えのある顔が飛び込んできた。

Σ∫λリ゚ -゚ノノ 「……あ、あんたは……?」




33

( ゚∀゚) 「ふっふっふ、今日のぱんちゅは白か。シンプルだが清楚でグッド。
     柔らかくて美味しそうなふとももと、そしてその先には純白、
     うん、これに尽きる」

(* ゚∀゚) 「やっぱり私服はいいな~。
      胴着姿もいいが、それにも増して、スカートというものはいい」

手水舎の屋根の上、筋肉質な男が、腕を組んで仁王立ちしていた。
そこから、クーのほうを値踏みするようにじろじろと眺めまわす。

∫λリ゚ -゚ノノ 「……この騒動は、お前の仕業なのか?」

( ゚∀゚) 「おうおう。
     まだまだヒヨッコの訓練生の分際で、
     コーチに向かって、ずいぶんと大きな口を叩いてくれるなあ」

∫λリ゚ -゚ノノ 「貴様みたいな雑魚には、このくらいで丁度いい」

(; ゚∀゚) 「……ど、どんどん二人称がひどい扱いになってるな。
     言ってくれるものだわ。 俺の霊能力も知らないまま、雑魚呼ばわりとはな」

クーは、お尻についた砂埃をはたきながら立ち上がる。
それから眉を顰め、男の顔をキッと睨みつけながら言った。

∫λリ゚ -゚ノノ 「……ほう、お前の能力とは、妖魔を使って巫女に悪戯することなのか?」

( ゚∀゚) 「……ふん、そいつはオマケ。 楽しいショーの前菜に過ぎないよ?」

∫λリ゚ -゚ノノ 「……?」

(#゚∀゚) 「……あくまでも、メインディッシュはお前だからなあっ!!」

男のこめかみに血管が浮き、顔全体が紫色に染まっていく。

∫λリ゚ -゚ノノ 「!!これは……妖魔に変質している!?」

∫λリ;゚ -゚ノノ (やはりこいつ、絶望樹の種を飲んだのか?)



34

( ゚∀゚) 「ククク……小娘め! これまでの非礼を詫びさせてやる!!」

言いながら、ジョルジュは胴着の袂から、一体の藁人形を取り出した。
それは、大柄で筋肉質な彼──ジョルジュ長岡の頑強な体躯に比較して、
いかにも不釣り合いであり、奇怪なムードを醸し出している。

(#゚∀゚) 「さあ、踊ってもらうぞ!」

∫λリ゚ -゚ノノ 「何かと思えば、いい年こいてお人形遊びか。
        くだらん。 お家でフィギュア萌え~とはしゃいでろ」

(#゚∀゚) 「……言ってくれるな。 吠え面かくんじゃあないぞ……」

∫λリ゚ -゚ノノ 「その言葉、そっくりお前に返してやろう」

言うが早いか彼女は駆け出し、瞬時に長岡との間合いを詰めた。
手水舎の社の下まで駆け寄ると、瞬発的に腰を落とし、大きく地を蹴る。

≡∫λリ#゚ -゚ノノ 「とおっ!」

左手で庇(ひさし)を掴み、勢い任せにその屋根へ飛び移ろうとするが……。

Σ∫λリ;゚ -゚ノノ≡ 「!!」

そこで不意に、彼女の体にふたたび得体の知れない負荷が掛かり、その左手は空を泳いだ。

後方に強く引かれる力に抗えないまま、
彼女はバランスを取り損ね、背中から着地する羽目になる。

∫λリ> -゚ノノ 「ぐっ……!」

それは先刻、木立の方向へと追いやられたのと同じ、見えざる力による圧迫だった。



35

( ゚∀゚) 「ははは! 威勢がいいのは口だけだったな!」

ジョルジュが手を離すと、藁人形はそこから落下する事なく、ふわりと宙に舞った。

( ゚∀゚) 「相手の霊能力の性質も見極めず、
     我武者羅に突っ込んでいるだけじゃあ、一流なんて程遠いな」

( ゚∀゚) 「けけけ、まだまだお前は半人前だぜ」

∫λリ;゚ -゚ノノ 「く、くそ、一体何が……?」

立ち上がるや否や、すぐさま彼女は、屋根の上へと追撃を仕掛けるつもりだった。
しかし、クーが前進を試みるたびに、
その体が再び、ぐい、と後ろに引っ張られ、動きを制限されてしまうのである。

( ゚∀゚) 「ククク。 念を込めた特製の呪術人形(ドール)だ……。
     こいつをただのヒトガタだと思って、甘く見るんじゃあねえぞ」

( ゚∀゚) 「時空を捻じ曲げ、対象と意識した相手へ、
     ”間接的に、直接の刺激を”与えることができる、スグレモノだからな」

Σ∫λリ゚ -゚ノノ 「な!? どういう……ことだ?」

半ば当然の疑問を返すクーの足首は、
まるで何者かにがっちりと掴まれているような圧迫を受け、
その場から動くことが叶わないでいる。

( ゚∀゚) 「どういうことか、とな」

( ゚∀゚) 「実は、俺にも原理はよくわからん」

∫λリ゚ -゚ノノ 「……」

( ゚∀゚) 「……」

∫λリ゚ -゚ノノ 「……」

(; ゚∀゚) 「……わ、わからんものはわからんのだが、一つだけはっきり言えることがある」

( ゚∀゚) 「とにかく俺は、離れた場所である”この位置から”、
     お前のカラダに、じかに触れることができるってこった……」

見ると、その両手は何かを掴むように、掌を丸めた形で握られている。




36

( ゚∀゚) 「まあ、ここだけは、一人前だと言ってやろう」

∫λリ;゚ -゚ノノ 「……!?」

言うが早いか、突如足首の拘束が解け、彼女はよろめき前屈する。

そのまま、まさぐるような感覚が、
脚から脇腹、鳩尾へと駆け上がり、

∫λリ゚ -゚ノノ 「……えっ?」

セーターを通して、彼女の胸が、
まるで指でつつかれたかのように、ふにふにとくぼんだ。

∫λリ;゚ -゚ノノ 「なっ、なぁっ!?」

ふに、ふにふにふに。

∫λリ#゚ -゚ノノ 「や、やめろっ! この変態野郎!!」

胸の前で手を振り払うが、なおもその触診は止むことがない。

むにゅうっ。

Σ∫λリ*゚ -゚ノノ 「ちょ、何だ!?」

不意に、白いダウンの前が押し広げられるようにはだけ、
クーの両胸がくっきりと、その形を押し出すように、
セーター越しに下から持ち上げられた。

むにゅう。

Σ∫λリ*゚ -゚ノノ 「ふあ!?」

(* ゚∀゚) 「……むふふ、マーベラス」

∫λリ#゚ -゚ノノ 「ば、ばかっ!! 貴様……っ!」



37

その言葉を遮るように、たわわな胸の膨らみが、鷲掴みの形に窪んでゆく。

むにゅっ。

Σ∫λリ//-/ノノ 「きゃふっ!」

(  ∀ ) 「う、う……」
  _
(* ゚∀゚) 「うひゃひゃ、おっぱいがいっぱいじゃ──!!」

∫λリ# - ノノ 「こ、こ、こ、このやろおおおっ!!」

激昂したクーは、透明の掌に胸を掴まれたまま、地を蹴って走り出した。

( ゚∀゚) 「ふん。 そらそら!!」

ふにゅふにゅっ。

Σ∫λリ//-/ノノ 「やぅ!」

しかし、胸を……、

否、胸なんて固い描写はもうヤメだ。
地の文だって、この辺でそろそろ、新しい領域に進まねばならない。
えっちの産業革命だ。

クーは、両のおっぱいを揉まれた衝撃を鋭敏に感じ取り、思わず立ち止まってしまう。

∫λリ///ノノ 「は、はぅぅっ……くっ」

肩を抱え込むように両手を交差させて、その感覚に抗う。
上方のジョルジュを睨みつけると、彼女は声の限りに叫んだ。

∫λリ;*゚ -゚ノノ 「く、こ、このへんたいめぇっ!!」

(  ∀ ) 「!!」

その言葉を聞いた途端、ジョルジュの手の動きがぴたりとやんだ。

(  ∀ ) 「へ……」

( ゚∀゚) 「変態……だと……」

紫の顔が怒りの様相を帯び、赤黒く変色してゆく。




38

(#゚∀゚) 「俺はなああああああ!!
      おっぱいが触りたくて触りたくて触りたくて
      触りたくて触りたくて触りたくて触りたくて
      触りたくて触りたくて触りたくて触りたくて
      触りたくて触りたくて触りたくて触りたくて
      触りたくて触りたくて触りたくて触りたくて
      触りたくて触りたくて触りたくて触りたくて
      しょうがなかったんだよこんのボケッあっもうチクショッ!」

眼窩からこぼれ落ちんばかりに目を見開き、唾とともに怒声を飛ばす。
それは、ジョルジュという男の人生を体現する、
重い、重い、魂の主張だった。

∫λリ;゚ -゚ノノ (な、なんなんだ、こいつ……)

( ゚∀゚) 「……見てろ、今に見てやがれ……」

そう言うとジョルジュは、
まるでオペを開始するドクターのように、
掌を上に向けてわきわき動かすこと、数回。

∫λリ;゚ -゚ノノ 「お、おい、何を……」

( ゚∀゚) 「うおおおおおおおおらあああああああ!!」

叫びながら、両掌を綺麗に揃え、中空に並べ立てた──。






---


※はい、そんなところで、明日へ続くの巻。

 
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