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【自作品】('A`) 麻雀で対決するようです④

 
 
 
11

【 南一局 】 ■■2■■■■


(;'A`) (さあ頼む、この親番で……)

(; A ) (決め手よ、こいっ!)


 祈るような思いで、手元に上がった牌を開く。


(`・ω・´) 「親だけど、第一ツモを忘れないでね」

(;'A`) 「あっ、そうだった……はいっ」


('A`) 配牌 : 四伍伍九(136)379東南北白

(;'A`) (うっ……大して良くない。 役牌を鳴いて連荘狙いか……?)  打北。


 その後、意外にもドクオのツモは順調な寄りを見せ、
 中盤へ差し掛かるころには、だいぶ手格好が整ってきた。



 
七巡目。

('A`) : 四四伍伍(3467)3477南 ツモ四


('A`) (……よし、これなら戦える……はずだ)  打南。

阿部 「ポン」  打一。

(;'A`) (北家が南を一鳴き……。
     頼む、あと少し粘ってくれ)


 北家が打牌を終えた直後(次巡)、その鳴きでドクオに絶好のキー牌が入る。


八巡目。

 ('A`) : 四四四伍伍(3467)3477  ツモ(5)

(*'A`) (……よし!
     これなら仕掛けても悪くはない、もう同じ轍は踏まないぜ!)  打7。



 
 7ソウを落としにかかったドクオだったが、
 次巡、トイツ落としのそれが1ピンと入れ替わったところで……。


从*゚∀从 ニィッ

从 ゚∀从 「……リーチ!!」


(;'A`) (ぐっ……きた!)


从 ゚∀从 捨牌:
9西(85)二三
八1 ←リーチ


从 ゚∀从 (……はんっ、これで決めてやるぜ!)


 高岡リーチの直後、南を仕掛けている北家が、ツモ牌を見て動きを止める。
 一拍置いて、その口から思いもかけぬ言葉が発せられた。


阿部 「…カン」  加カン南。


Σ(;'A`) (……なっ!?)



 
从 ゚∀从 (……お? いいねえいいねえ。 こりゃ裏ドラにも期待だな!)


 そしてさらに、めくられた新ドラが波乱を巻き起こす。


 ■■2東■■■ <カチッ

       .南
  ゜+.南南南゜+.゜
 
       ______       |
    ,,..-‐";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;` 、   i       あ
  /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、  ヽ   つ   あ
  /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|  〉   ぎ   :
  |;;;;i "'`~  "`~ `i||i" '' ゙` " |;;;;;;|  /  は   :
  |;;;;|       ヽ`     u  |;;;;;| |    カ
  .|;;| ,-;;;;;;;;;;"フノ  ヾ`;;;;;;;;;;;;;;;ヽ |;;;;| |    ン
 ,,ト;| ',,_==-、く    >゙-==、  |/ i |   ド
 |i 、|   ' ̄"彡|         || | |    ラ
 |'. (|       彡|          |)) | .|    だ
  ! 、|      i,"(_ ,, 、,      |" i  |   
  ヽ_|        `         .|_/  ノ_
   .|゙      、,.--‐ 、,,     |     ヽ、_,,,、_ノ
   .i ゙、    '  ̄ニ ̄     /|
   |   、      ̄ ̄    , ' |
   |  i ` 、    (    , "   |
    |      ` ー---― "|    |
   |  |          i     |



 
 そしてそのまま、北家はリンシャン牌の西をツモ切った。


从 ∀从 ( A )

Σ从;゚∀从 Σ(;'A`) (アッ────!!)

 
 高岡のリーチと、ドラカン(南)の北家という大嵐に巻き込まれたドクオ。


(;゚A゚) (な、な、なんで俺が親のときばかり、こんな事が……!?)


 まるで東一局をなぞるかのような大荒れの展開に、たじろぎながらツモ牌を引き寄せる。


次巡。 

('A`) : 四四四伍伍(134567)34  ツモ東

(|||'A`) (くううっ、このタイミングでリーチとは……)


 ドクオの勝負牌として、1ピンが浮く可能性は高い。
 高岡の捨て牌の四巡目にポツリとある5ピンが、異様な空気を放っていた。



 
(;'A`) (当然、敵は高岡ばかりじゃない)

(;'A`) (リーチに対して加カンってことは、北家もやる気満々の構えってわけだ……)

(|||'A`) (当然、ほぼテンパイと見ていいだろう。
     見えてるだけで既に5翻(南ドラ4)となれば、
     それで満貫止まりってのを期待するのは虫が良すぎる。
     最低でもハネ満の手は入ってると覚悟しなきゃ……)

(;'A`) (高岡が北家に振ってくれればいいが、そうそう都合のいいことは……。
     それより、どちらにツモられてもかなり苦しい状況だ)

(;'A`) (くそっ、どうする、行くのか俺?!)  打東(ツモ切り)。


 南一局に勃発した、親vs.リーチvs.ドラカン仕掛けの大戦争。
 果たして、勝利の女神が微笑むのは……。



 
 焦りと緊張で心臓がバクバク、喉はカラカラ状態のドクオだったが、
 彼が生唾を飲み込む暇もなく、その決着は訪れる。


从;゚∀从 (くっ……やべえ……あっちに振ったらデケえぜこれ……)


Σ从 ゚∀从 「!」

从*゚∀从 「っしゃ! イッパーツ!!」


 バチンと豪快な音を響かせ、高岡がそのツモ牌、
 表ドラの3ソウを、卓のへりに叩きつける。


Σ(;'A`) 「!!!」

阿部 「ん? もうかい? 意外に早いんだな」



 
从 ゚∀从 :六七八(123)224r5中中中  ツモ3


 ■■2東■■■   ■■(97)■■■


从*゚∀从 「うっし、乗った!」

从 ゚∀从 「リーチ、一発、ツモ……」

(`・ω・´)「カンが入ってるから一発は消えるよ」

从 ゚∀从 「あっ、そっか。
       じゃあ、リーチ、ツモ、中、……ドラ3!!」

(|||'A`) (ぐあ……それでもハネ満あるのか……)



 
(`・ω・´)「それと高岡くん、アガるときにツモの発声をきちんとしてね。
       あと、牌を叩きつけないようにお願いします」

从 ゚∀从 「あ、サーセンwwwww」


※マナーその⑤
  発声なき動作は無効。
  ポン、チー、ロン、カン、リーチ、ツモは、
  同卓者全員に聞こえるよう、はっきり言う

※マナーその⑥
  強打や引きヅモはうるさいのでやめましょう。
  卓や牌が傷つく・破損する原因にもなります。


  発声ははっきり大きく、打牌は静かに優しく。



 
从 ゚∀从 「ハネマンっす。 6000・3000!
       えーと、チップが……」

(`・ω・´)「3000・6000って申告したほうがいいな。
       チップは裏含めて2枚だね」

从 ゚∀从 「どーも。 じゃあ、2枚! 2枚オール!」


※マナーその⑦
  ツモったときの点数申告は、子→親の順で言う。
  「ニセンセン」だと、「2000-4000」に聞こえてしまったりする。


(|||'A`) (くうっ……! 最悪の結果だ……)

(; A ) (親番抜き、残り三局で18000点差をひっくり返さなきゃならない……)

从*゚∀从 (このハネマンはデケえ!
       このまま一気に、トップもかっさらってやる!)


 急転直下、一気に窮地へと追い込まれたドクオに、果たして勝機は見えるのか。


 ('A`)    ……18000 (-6000)
 キバヤシ……24300 (-3000)
 从 ゚∀从 ……36800 (-1000+12000+1000)
 阿部   ……20900 (-3000)



 
【 南二局 】 ■■六■■■■


('A`) (高岡とは18000点差……。
    厳しい事には違いないが、まだ絶望的な点差ってわけじゃない。
    やるしかない、やってやる!)


一巡目。

('A`) : 二八(1244r568)4南白發  ツモ四

('A`) (ドラの色じゃないのが気になるけど、
    赤を持ってるピンズに寄せてみようか?)  打八。


七巡目。

('A`) : 二四(123445r568)白發  ツモ七

('A`) (ドラだが……これだけ派手な捨て牌しといて、
    いまさら迷彩も何もない)

(;'A`) (問題は……マンズ染め気配のある上家との寄せ合いだな。 
     頼む……間に合ってくれ……)  打七。



 
 上家は四巡目に東を高岡からポンしており、不穏な空気を漂わせている。


阿部 (俺はオタ風だってかまわないで食っちまう人間なんだぜ)


 ドクオが恐る恐るツモ切った七萬には、幸いどこからもアクションは入らなかった。


十巡目。


阿部→ 打(6)。

('A`) : 二(1233445r568)白發

('A`) (どうする……鳴くか? 鳴いたらどういう形になる?)

(;'A`) (う……3ピンと7ピンは絶対に鳴くけど、これはとりあえずスルーしよう)


 次巡もまた6ピンが上家からツモ切られるが、ドクオは歯を食いしばって我慢する。



 
十二巡目。

('A`) : 二(1233445r568)白發  ツモ2。

(|||'A`) (うわあ……なんだよコレ)


 ('A`) 捨牌:
 八南436九
 七6四六三


 仮に染め手を作らなかった場合。

   二三四六七八(234r55)34  ツモ2

 もしくは

   二三四(23344r5)3466  ツモ2

 本当に結果論ではあるが、
 うまくいったらドラ2枚持ちのタンピン三色ツモだったのを逃している。


( A ) (あまりこの言葉は使いたくないけど、
     今の俺は、流れ的に最悪であることは間違いない……)  打2。




 
 ドクオは十四巡目に上家から切られた3ピンをチーし、
 続いて2ピンも仕掛けることに成功するが、
 当然ながら、こんな遅い仕掛けが実を結ぶことはなく……。


阿部 「テンパイだ」
 阿部: 一一六七七八八九西西  ポン東東東

('A`) 「テンパイ」
 ('A`) : (345r5688)  チー(234) チー(312)


 結果は流局。
 最後の8ピンツモで、テンパイにこぎつけるのがやっとだった。


(|||'A`) (くそっ……!
     あの時6ピンから仕掛けていたら、いったいどういう結末に……?)

(;'A`) (親がノーテンってことは、あと二局か……ますます追い込まれてきた)



 
从 ゚∀从 (へへっ、次は俺が親か。
       東場でおとなしくしてた分、ここでガーッと噴きまくってやる)

从 ゚∀从 (このまま逃げ切ろうなんて甘い考え、俺にはねーぜ。
       リードは守るもんじゃなく、広げるもんだからな!)


 ('A`)    ……19500 (+1500)
 キバヤシ……22800 (-1500)
 从 ゚∀从 ……35300 (-1500)
 阿部   ……22400 (+1500)


 
~ ~ ~

 ところかわって、ブーン達の卓は南二局。


((ξ;゚⊿゚)ξノ)) ブルブルブルブル

Σ(´・ω・`)ハッ

(´・ω・`)(ツンちゃんの手元が……生まれたての仔鹿のやうに!)


六巡目。

( ^ω^) : 二三三六八(45799)789  ツモ6

( ´ω`) 「ふう……なんとか8100点まで持ち直したけど、依然厳しい戦いだお……」


  打9。


 
 ξ ⊿ )ξ     [9]


Σξ;゚∇゚)ξ 「ろ、ろんっッッ!!」

Σ(; ^ω^) 「お!? 早いお、まだ六巡目だお……」


川 ゚ -゚) (む……あの捨牌……まさか)

(;´・ω・`)(声がデカい……これは、絶対ヤバい!)

( ^ω^) 「?」



 
ξ゚⊿゚)ξ : 一九(199)1東南西北白發中  ロン9


゜+.ξ*゚ワ゚)ξ゜+.゜ 「国士むそー!! やったあ!」




 ( ^ω^)




 (^ω^ )

 ( ^ω^ )


 (  ω ) ゚  ゚




 
( ;ω;) 「なんじゃそらあああああ!!」

(´・ω・`)「おー、やっぱりかあ」

川 ゚ -゚) 「……早かったな。 今テンパイしたのか?」

ξ*゚⊿゚)ξ 「うんっ! あのね、テンパイした瞬間に、ブーンが」

( ;ω;) 「ポロッと出しちゃったわけですね───!!」

゜+.ξ*>ワ<)ξ.゜+.゜ 「やったー! 役満あがったのはじめて!」

川 ゚ -゚) 「そうか、おめでとう」

( TωT) 「……おめでとうだお……」

(´・ω・`)「写メ撮っときなよ、写メ」

ξ*゚⊿゚)ξ 「う、うんっ! ちょっと待ってね」

((ξ;゚ー゚)ξノ】 )) 「あう……て、手が震えて撮れないかも」

(´・ω・`)「貸してみ、撮ってあげるから」


 ( ´・ω・)っ】 <カシャッ  [一九(199)1東南西北白發中] [9]


 
(´・ω・`)「はいブーン、こっちむいてー」
 (つ【゚】

Σ(; ^ω^) 「って、僕も撮られるの!?」


ξ*゚⊿゚)ξ 「あ、もう大丈夫、あとは私がやります!」

ξ^ー゚)ξ 「はーいブーン、笑って笑ってー」
 っ【゚】

( ;ω;) 「ぜんっぜん笑えねえおおおおお!」

川;゚ -゚) 「……よ、容赦ない仕打ちだな……」




    ゞ( ;ω;)ノシ 「I can ふら────い!!」 バサバサ

        [一九(199)1東南西北白發中] [9]



< カシャッ ☆

~ ~ ~


 
12

 舞台は戻り、ドクオ達のフリー卓。


【 南三局 ⊂::::⊃×1 】 ■■(8)■■■■


 手元にせり上がった牌を起こし、ドラの確認が終わると、
 ドクオは理牌とともに思索を巡らせていた。


从 ゚∀从 ←東家(親)  打(1)。


( A ) (……ここが正念場だ、なんとしても、アガる)

('A`) (この……相手の親番、蹴ったところで後がない。
    直撃は無理でも、せめてツモって親かぶらせることができれば、
    次局の条件がぐっと楽になる)

(#'A`) (とにかく最低ラインは満貫だ。
     オーラスまでに、10000点差(満貫ツモ圏内)以内に追いついておかなきゃ!)




 
一巡目。

('A`) : 一三r伍(23389)11377  ツモ北

('A`) (捌きが難しそうな手だけど、ドラは二枚ある……!
    本当はダマで攻めたいけど、そうも言っていられない……)

('A`) (リーヅモで満貫は作れる。
    あとは、トイツのほぐしどきと、
    組み立て方を間違えないように、気を配ろう……)  打北。


三巡目。

('A`) : 一三r伍六(2389)11377  ツモ(7)

('A`) (よしっ……! 絶好のキー牌を引けた。
    さて、あとはターツ選択だが……?)

('A`) (あとあと連続形が強くなりそうだ。
    マンズ二面子を本線とするほうがいいかな、こうしてみよう)  打7。



 
~ ~ ~


( ´ω`) 「おー、ひどい目に遭ったお……」


 今トイレを求めてとぼとぼ歩いている僕は
 大学に通うごく一般的な男の子。

 強いて違うところを挙げるとすれば
 役満に振り込んじゃったことかナー。
 名前は内藤ホライゾンですお……。


( ^ω^) 「う~トイレトイレ……お?」


  从 ゚∀从     (・ω・´)
   っ■■■■■
            (A` )


( ^ω^) 「うほっ、いい対局風景……」

(; ^ω^) 「って! ドクオ!? 打ってるのかお?!」

( ^ω^) 「居ないと思ったら、あんなところで……!?」



 
ξ*゚ー゚)ξ ~♪

( ^ω^) 「お、ツンもトイレかお?」

ξ^ー゚)ξノ 「おっすブーン! 御機嫌いかがかしら?」

(; ^ω^) 「わざわざ聞かなくてもわかってるくせに……」

ξ゚⊿゚)ξ 「ところで、ドクオくんと高岡くん、どこ行っちゃったんだろうね?」

( ^ω^)σ チョイチョイ

ξ゚⊿゚)ξ 「ん?」

( ^ω^) 「そっち、見るお」

Σξ;゚□゚)ξ 「え……ああっ!?」

( ^ω^) 「僕も今気付いたお」

ξ;゚⊿゚)ξ 「え!? 何? 彼ら一体何してんの???」

( ^ω^) 「あっちはフリーの卓……のはずだお」

Σξ゚⊿゚)ξ 「フリー!? フリーで打ってるの!?」



 
ξ#゚⊿゚)ξ 「順番待ってるのが暇だからって、勝手にフリーはじめちゃったんだ!?
        あの二人……信じらんない!」

( ^ω^) 「まあ、確かに誉められたことじゃないお」

ξ#゚⊿゚)ξ 「連れ戻しに行こっか?」

(; ^ω^) 「やめるお。 始まってる以上、横やりを入れるわけにはいかないお」

( ^ω^) 「それにツン……見るお」

ξ゚⊿゚)ξ 「?」


  ('A`)


( ^ω^) 「あの、ドクオの真剣な表情」


  ('A`)


ξ゚⊿゚)ξ 「ホントだ……」


  ('A`)




 
( ^ω^) 「ドクオのあんな表情、初めて見たお」


  ('A`)


ξ*゚⊿゚)ξ 「な、なんだか、凄味がある……」


  ('A`)


( ^ω^) 「今までにない顔だお。 見るお、あの鋭い眼光──」


  ('A`)


ξ゚⊿゚)ξ 「きゅっと結んだくちびる……」


  ('A`)


( ^ω^) 「勝負の熱さを物語ってるお。 あの二人」
  _, 、_
( ^ω^) 「 ” ガチ ” だお──」



 
    |
    | ゚⊿゚)ξ
    |⊃⊂ξ     (><;) ?
    |^ω^)         ( と)
    |⊂)         ∪∪
    | <          
──┘   

      从 ゚∀从 ─wヘvvΣ て√レ─wv─ ('A` )






ξ ⊿ )ξ 「そ、そっか……」


       ______________
       |
       | 男の勝負、ってやつね……
       レ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ξ ゅ⊿ゅ)ξ ( ゅωゅ) < そうだお……
                   |______




 
( ^ω^) 「ま、終わったら勝手に戻ってくると思うお。 僕らは僕らで打っとくお」

ξ゚ー゚)ξ 「そーだね。 放っとこっか」

ξ゚⊿゚)ξ 「さ! 早いとこ戻って、私たちも対局を再開しましょ!」

( ^ω^) 「お……そう言えばトイレに行くところだったんだお」

ξ;゚⊿゚)ξ 「あ、私もそうだった……」

( ^ω^) (ドクオ……高岡くんに負けるなお……)


   ('A`)


  (|||'A`) (胃がキリキリする……助けて……)



 
~ ~ ~

 ブーン達が見守っている卓で、南三局の攻防は静かに繰り広げられていた。
 五巡目、ドクオの下家が切った白を、高岡が一鳴きで仕掛ける。


从 ゚∀从 「ポン!」  ポン白白白  打發。


 さらに次巡、


キバヤシ →打(7)。

从 ゚∀从 「チー」  チー(789)

(;'A`) (う……マズい、ここでアガられると条件がさらに……)


 ドラ含み順子のキー牌である7ピンを鳴き、テンパイ気配濃厚となった。



 
同巡。

('A`) : 一一三r伍六(23789)113  ツモ(4)


 場には1ソウが二枚、一萬が一枚、さらに二萬が一枚見えてしまった。
 四・七萬先埋まりだと、最終形が残り三枚のカン二萬になることは明白である。


( A ) (例えそうなっても……ここは引けない、苦しくともリーチを打つ)

('A`) (7ソウを残すべきだったなんて考えない。
    高岡は……あいつの手は、どこまで進んでる?)

(;'A`) (……頼む、間に合ってくれ……!)  打3。


 しかし、そんなドクオの願い空しく……
 三巡後に、高岡の手牌が開かれた。


从 ゚∀从 「ツモ!」 パチン

Σ( 'A`) 「!!」



 
从 ゚∀从 :(345)34r56  ツモ6  チー(789) ポン白白白

从*゚∀从 「白、ドラドラ!」


(;'A`) (ぐ、ぐうぅっ……! )


 普段、麻雀中はポーカーフェイスであるドクオの表情が、ここで僅かに歪む。
 あまりにも非情な、悪魔の宣告だった。


从 ゚∀从 「えーと、2000オール! と一枚オール!」

(`・ω・´)「一本場だから、2100オールになりますね」

从 ゚∀从 「そっか、じゃあそれで!」

(;'A`) (2100オール……た、高い。 充分すぎるほどに高い)

( A ) (これで……点差は24000……)




 
从 ゚∀从 (っしゃぁっ! まだまだ俺の親は終わらねーぜ!)

从*゚∀从 (このままドクオを飛ばしてトップ取ってやらあwwww)


 ほぼ決まり手となりうる、6000は6300点ツモ。
 絶望的なまでに開いた点差は、ドクオと高岡の器の違いをも象徴しているようだった。


 ('A`)    ……17400 (-2100)
 キバヤシ……20700 (-2100)
 从 ゚∀从 ……41600 (+6300)
 阿部   ……20300 (-2100)


※目で確認する対局結果(南三局1本場)
nan3kyoku.jpg



 
(|||'A`) 「す、スミマセン、ちょっとトイレに……」

阿部 「ついて行こうか?」

Σ(;'A`) 「ふぇ? い、いえ結構デス」

(`・ω・´)「はい、じゃあ鬱田さんの代走をおねがいします」

(ゝ○_○) 「代走入りまーす」


 (A`||)
   ノ( )
    <<... )))


从 ゚∀从 (へっ、みじめだなドクオ! こいつでもう決まったも同然だぜ!)



 
~ ~ ~

13

 さらなる壁にぶち当たり、打ちひしがれるドクオ。
 今日はやる事なす事裏目に出ているような気分になる。

 残り二局で24000点を引っくり返すのは、
 直撃がない限り、現実的にはかなり厳しい条件といえる。
 深い溜め息とともに、ドクオはトイレのドアを開いた。


(|||'A`) 「はぁ……」 ガチャ

Σ( ^ω^) 「おっ! ドクオじゃないかお!」

('A`) 「あ、ぶ、ブーン」

(; ^ω^) 「ドクオ、どっか行ったと思ったらフリーにいたからびっくりしたお」

(;'A`) 「あ、ああ、ごめん。 やむにやまれぬ事情があって……」

( ^ω^) 「まあなんとなく想像はつくお。 高岡くんに誘われたお?」

('A`) 「うん……そんなところ」

(; ^ω^) 「おっおっお。 やっぱり……」



 
 ドクオが小便器に向かう横で、手を洗いながらブーンが訊ねた。


( ^ω^) 「それで、初めてのフリー体験はどうかお? 勝ってるのかお?」

(||'A`) 「いや……全然ダメだ。 ……ブーンは?」

( ´ω`) 「僕もダメダメおー。 ツンに国士振っちゃったお」

(;'A`) 「……マジで? それは気の毒に……」

( A ) (はあ、俺もサクッと役満が出せればなあ……)

( ^ω^) 「まあこの後で取り返すおwwwドクオも早く戻ってくるお?」

('A`) 「う、うん……」


 言いながら、ドクオは心がさらに重くなるのを感じた。



 
('A`|||)... 「……」
 

 セットの卓に戻ってきた時、自分はクーと話す権利すら、失っているのかも知れない。

 『 クーへの挑戦権 』

 当人の預かり知らぬところで、口約束にすぎない抽象的な取り決めだが、
 もしここで負ければ、
 今後ドクオは、ずっと高岡に負い目を感じながら過ごしていかなければならなくなる。


( A ) (そりゃ、俺なんかがクーちゃんと……なんて、高望みもいいところだ
    ……けど)


 クーを狙う”高岡”という存在により、
 今まで培ってきた彼女との距離は失われ、
 同じ”セット麻雀仲間”という立場すらも、無くしてしまうのではないか。

 別段、何か恋愛的なアプローチをしたことがあるわけではないが、
 これからは、その行為すら許されなくなってしまう。
 何のアクションも起こさないまま、今日ですっぱり彼女を諦めなければならないのだ。


(|||A`) (ううっ、ううう……)

(|||A ) (俺が高岡に勝てるものなんて何も無いけど……
     その上、麻雀でも負けるのか……はは……)



 
( ^ω^) 「ドクオ」

(|||A ) 「……何?」

( ^ω^)b 「クー、ドクオと対局したがってたお?」


 ( A )


Σ( A ) 「……え?」

(;'A`) 「ほ、ホントに?」

( ^ω^) 「嘘じゃないおー。 ホントだお」


 川 ^ω^) 『 ドクオ君は、派手な仕掛けやリーチはあまりないが…… 』

 川 ^ω^) 『 一歩一歩、着実に間合いを詰めてくる、隠れた実力派だな 』


( ^ω^)b 「って、ドクオのことを誉めてたんだお!」

('A`) 「……」


 
( ^ω^) 「ドクオは地味だけど認められてるんだお! 地味なりにガンガレお!」

(;'A`) 「う、うるせー。 地味地味言うな」

( 'A`) 「……」

( A ) 「……けど」

 
 折れかけていたドクオの心が、芯を取り戻していく。


( A ) (ははっ……なんだよ、俺らしくもない)

( A ) (何、勝手に負けたあとのことを考えてるんだよ、俺は)

( A ) (勝負は最後まで何が起こるかわからない。
     もう二局じゃない、あと二局もあるんだぞ)


(#'A`) (そうだよ、だらしねえったらありゃしねえ。
     諦めるのはまだ……早すぎる!) 




 
('A`) 「ブーン……」

( ^ω^) 「お?」

('∀`) 「ありがとな」

( ^ω^) 「おっお? 僕は何もお礼言われることなんて」

('A`) 「いや、いいんだよ……」


 クーすらも認めてくれているような、自分の持ち味を再発見できたんだから。


( ^ω^) 「よくわからんけど、頑張れお。 あとどのくらいかかるお?」

('A`) 「ああ、いま南三局。 もうすぐ終わるよ」

( ^ω^) 「そうかお、りょーかいりょーかい」

( ^ω^)ノ 「じゃあ、僕は卓に戻るお。 ドクオも終わったら戻ってこいお」

('A`) 「うん、わかった。 迷惑かけてごめんな」



 
( ^ω^) 「……ドクオ」

('A`) 「ん?」

( ^ω^)b 「グッドルック」

(;'A`) 「ラックだろ」

( ^ω^) 「外見にも気を使えってことだお」

(;'A`) 「ほっといてください!」


~ ~ ~


 
【 南三局 ⊂::::⊃×2 】 ■■六■■■■


 ドクオが卓に戻ると、既に五巡が経過しており、
 彼の席にいたメンバーが牌をツモったところだった。


Σ(;'A`) (え、ええ!? 代走って代わりに打つことだったの?)

(`・ω・´)「はい、代走のお客さまお戻りです。 手牌を伏せてください」

(ゝ○_○) 「南三局2本場、ドラは七萬です。
       お客様の切り番です、どうぞ」

('A`) 「あ、あ、ハイ、アリガトウゴザイマス」

(|||'A`) (しまった……俺は待っててくれてるのとばかり……)


六巡目。

('A`) : 二三(25568)東東東白白中  ツモ(3)

(*'A`) (あ……でも、これはメンホン行けそうだ!)  打三。



 
 とりあえずマンズのターツを払いつつ、場を注意深く見渡す。


 ('A`) 捨牌:
 82八九6三


(;'A`) (メンホン行けそうっていうより、メンホンしか狙ってなかったぽいな……)


 これが、五巡目まで自分の代わりに打っていたメンバーの意志だろう。


(;'A`) (こんな大事な局面で、他人に運命の舵取りを任せちゃって……
     どうするんだよ俺!
     まあ、おかげで元気を取り戻せたんだけどさ)


 頼みの綱である白は場に一枚も出ておらず、
 中は親の高岡が四巡目、下家が同巡合わせ打っており、場に二枚枯れていた。



 
八巡目。

('A`) : 二(235568)東東東白白中  ツモ(7)

(*'A`) (よしっ! ……いいぞ、これは充分メンホン行ける!)

('A`) (1-4ピンが先に入ればリーチ。
    白か赤5ピンなら、ダマで直取りを狙うのもアリだな……)  打二。


 次巡、下家から白がツモ切られるが、ドクオは鳴きたい気持ちをぐっと抑えこむ。

 そして十巡目、膠着していた場が動き始めた。


阿部 「リーチ」  打3。


阿部の捨牌:
發(8)南6(1)7
一發83 ←リーチ


(|||'A`) (くっ……!)


 上家である南家の3ソウが横に曲げられ、ドクオは内心苦しみにあえぐ。
 


 
同巡、南家の一発の可能性は継続中。

('A`) : (2355678)東東東白白中  ツモ三


(;'A`) (ううっ、捨て牌にソーズの安い南家のリーチには、かなりの危険牌だが……)

(#'A`) (ここで降りてちゃ、勝負にならない!)  打三(ツモ切り)。


阿部 「……」

(;'A`) (と、通っ……た)


 幸いにも、三萬に声はかからない。
 ドクオのメンホンは果たして間に合うのか。


十一巡目、南家の一発の可能性は継続中。


从 ゚∀从 :  ツモ[?]


 ここで、親である高岡が、ツモ牌を見て一瞬動きを止める。



 
从 ゚∀从 「……」

从# ∀从 (……ハンッ!)  打七(ツモ切り)。

Σ( ゚A゚) (なっ!? 一発でドラを……)

キバヤシ (……む、強いな……まさかサブリミナルによる強化人間──!?)

阿部 「男は度胸! 何でもいってみるものさ」

从 ゚∀从 (へへっ、今の俺は順風! そんなリーチに振り込むわけねーぜ!)

(;'A`) (く……奴にも、手が入ってるのか……?)


 次巡、高岡はこれまた危険牌の7ピンをも事も無げに叩き切り、
 リーチに対して、真っ向から勝負を挑む構えである。


 
そして同巡(十二巡目)、ドクオの手牌にもターニングポイントが訪れる。


('A`) :(22355678)東東東白白  ツモ白

(;'A`) (よし……ようやくテンパイにこぎつけた!)

('A`) (剛直に、三暗刻付き倍満ツモ狙い(リーヅモメンホン白三暗刻)の、打3ピンリーチか!?
    はたまた、2ピン切ってのダマという選択肢も……)


 リーチ者である南家の河には、五巡目に1ピンが切ってある。


('A`) (しかし、勝負する気満々の親……高岡から、降り打ち※狙いは微妙……。
    ツモ切ることはあるかも知れないが、
    降り打ちだとしたら、北家から出るのが関の山だ)


※降り打ち……ここで言う降り打ちとは 『 降りるように打つ 』 ことではなく、
          降りるつもりで振り込んでしまうこと。

          例えば、親リーの現張り(親の河に切ってある牌を待つテンパイ)だと、
          ダマテンに構えることで、他家からの降り打ちが狙える。
          字牌の地獄単騎なんかでリーチすることも、ある意味、降り打ちを狙った戦術。



 
(#'A`) (なら……こうだ!)


 ドクオは小考のあと、一枚の牌をつまみ上げると、河へ横薙ぎに滑らせた。


( A ) 「……リーチ!」

从 ゚∀从 「!」


('A`)捨牌:
82八九6三
伍二中三一(2)←リーチ


('A`) : (2355678)東東東白白白

 狙いはもちろんツモっ跳ね(リーヅモメンホン白)、あるいは満貫の直撃。
 南家から出やすいのはネックだが、ハネツモの可能性を何より重視し、
 最も枚数の多い1-4ピン待ちでリーチ、という選択をドクオは取ったのだった。


从 ゚∀从 (チッ……奴もリーチか、しかし今の俺が負けるわけねえ!)


 怒涛の二軒リーチに、全ツッパの親・高岡。
 果たして、この局の勝利を掴むのは誰なのか。



 
 そんな叩き合いの中。
 十四巡目、リーチの南家から5ピンがツモ切られる。


阿部 「……」 パシッ  打(5)。

Σ(;'A`) (ぐうっ……!)


 2ピンと5ピンのシャボ受けにとっていれば、満貫のアガリだった牌。
 ドクオは叫び出しそうになる気持ちをぐっとこらえ、目の前の一牌に集中した。





十六巡目──。





                   「ロン」

 


 
 声がかかったのは、意外な場所からだった。


阿部 「!」  打八。

从 ゚∀从 (おっとぉ……そっちも張ってたのかあ)


キバヤシ : 四伍六七九(34r5)33北北北  ロン八


キバヤシ 「ゴンニーは5800点の一枚なんだよ!(北・ドラ・赤)」

Σ(;'A`) (なっ、なんだってー!)



 
           ,,x-ー:: ":::::
        ,x '"::::::::::::::::::::
      ,、'":::::::::::::,, x-‐ ァ:
    ,,x '"::::::,,、- '"     |::: 
    `"i`ー'"        ヾ  
      !  、 、,,,,,,,,,;;;;;;;;;彡ミ
     |,,,,ノi `ーヾ;; '"----、  
     ヾ::ヽ     -┴'~   
      ~|:/ ' ' ' `ー ' "'"  
      /_              :
     l    '' )    i    :
      ヽ,,、'~`      U
       ゙, __ ,-、_,ノ`
 |/      ゙, `'" ,,y
 |/  彡  ゙、`-'"
   /|/     i
   /        !    ,, -'"
    |     `ー '"|::
    |      /|||ヽ
          /|||||/心
          |ヾ/ /`ー

阿部 「この分だと、相当我慢してたみたいだな……ホラよ」

キバヤシ 「ノアの冷凍方舟計画(プロジェクト・ノア)は、すでに始まっている!!」




 
(;'A`) (うっ……脇同士の放銃……!)

从 ゚∀从 (チッ、まあいいや。 これでもトップはもらったようなもんだ!)


(|||'A`)  ・・・。

  [(2355678)東東東白白白]


(((; A ))) 「くうぅっ……!」


 ようやく訪れた最大のチャンス手を潰されたドクオ。
 思わず、手牌の両脇を握る手に、力が入った。


 ('A`)    ……16400 (-1000)
 キバヤシ……28500 (+5800+2000)
 从 ゚∀从 ……41600
 阿部   ……13500 (-1000-5800)


※目で確認する対局結果(南三局2本場)
nan3kyoku-1.jpg

 

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