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咲 「麻雀なんか無くなってしまえばいいんだああ」

 
 ※ブーン系以外(某アニメの)SSまとめ。
 ※グロ描写有、閲覧注意
 

 

 ※





1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 12:50:04.75 ID:GE0T70350
あの県予選団体戦大会から2週間後のとある日曜日。
ひとけのない校舎の廊下を、原村和は麻雀部の部室に向かって歩いていた。

和(今日は宮永さんが久しぶりに部活に来るらしいですね。楽しみです)


和「♪~」

やがて部室の前に着いた。
和はドアノブに手をかけようとしたが、部室の中から何かおかしな音が聞こえてきた。

和「?」

ゴリゴリゴリゴリ

和(何の音でしょうか)



3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 12:56:14.01 ID:GE0T70350
和はおそるおそるドアを開けてみた。
すると生臭いにおいが鼻をついた。

和「うっ……何ですかこのにおい」

咲「あ、原村さん!」

和「み、宮永さん?………」

部室にいたのは咲だった。

咲「久しぶりだね~」

和「え、ええ……、………!!」

咲は右手にノコギリを持っていた。

そして咲の足下、床に横たわっているのは
首から血を流している染谷まこだった。

和「ひっ………!!!」

咲「どうしたの?」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 13:04:41.85 ID:GE0T70350
和「なななななな………なにをやってるんですか!!!!」

咲「何って、見れば分かるでしょ。首を切ってるんだよ~」

そういうと咲は、ふたたびノコギリをまこの首にあてがい、
ゴリゴリと音を立てながら作業を再開した。

和「あ……あ……あ……」

咲「ふー、さすがに2人目は疲れるね~」

和「ふふふふふ2人目!?」

咲「うん。さっき部長の首も切ったんだー、ほら」

咲の指差した先、長机の上に久の生首がごろりと転がっていた。

和「きゃあああああああああああ!!!!」

咲「大丈夫だよ、あとで原村さんもやってあげるから!!」

和「いやああああああああ!!!」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 13:10:30.67 ID:GE0T70350
咲はまこの首を切り落とした。

咲「ふー、やっと切れたよ~」

そしてその首を久の生首の横に並べた。

咲「あとは原村さんと優希ちゃんと京ちゃんか~、おもったより大変だな~」

和「みみみみみ宮永さんっ!」

咲「なに?原村さん」

和「あああああああああああなた、自分で何やってるか分かってるんですか!!!」

咲「あはは、自分でやってることが分からないほど馬鹿じゃないよう」

和「そそそそそうじゃなくて!!なんでこんなこと……!!!」

咲「麻雀部を消滅させるためだよ」

和「え!?」

咲「麻雀部を消滅させるためだよ」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 13:15:57.65 ID:GE0T70350
和「麻雀部を消滅……?何言ってるんですか……?」

咲「だって、麻雀部なんてあったら嫌なんだもん」

和「な、なんでそんな……宮永さん、あんなに麻雀好きだったんじゃ……」

咲「それはもう昔の話だよ、今の私は麻雀なんて大っきらいだし、麻雀部にも消えてほしいの」

和「なっ……でもだからってこんなっ………こ、殺したり、しなくても……」

咲「え?だって生きてたらこの人たち麻雀やるでしょ?
  麻雀やる人間が同じ学校にいるなんて耐えられないよ~」

和「………っ」

和には咲が何を考えているのか、何を言っているのかまったく理解できなかった。

咲「だからごめんね、原村さんにも死んでほしいんだ」

咲はノコギリを構えた。

和「や、やめてください……………!!………私、もう麻雀やりませんから!!!!」

咲「え?」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 13:21:15.20 ID:GE0T70350
和「そ、そうです、私もう麻雀やりません、それならいいんでしょ?ね」

これは殺されないための出まかせだった。
理由は分からないが、咲は麻雀をやる人間を殺している。
ならば麻雀を捨てさえすれば殺されないのでは?というのを一瞬の思いつきで口にしたのだ。

咲「んー、それならまあいいかな!さすがに原村さんを殺すのはちょっと抵抗あるしね~」

和「ふう……」

咲「じゃあそうだ、他の人殺すの手伝ってよ!私一人じゃ大変なんだ~」

和「え、ええっ!?」

殺人の手伝い。自らの手で人を殺すわけではないにしろ、
それに手を貸すというのは恐ろしいことだ。
しかし逆らったらなにをされるか分からない。

和「そ、そうですね……宮永さん一人じゃ大変でしょうし……お手伝いします」

咲「やった~!」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 13:29:06.58 ID:GE0T70350
しばらくすると京太郎がやってきた。

京太郎「うーっす。おお、咲、久し振り~」

咲「今だよ、原村さん」

京太郎「ん?」

咲の合図とともに和が物陰から飛び出し、京太郎を羽交い絞めにした。

京太郎「のののの和!!??な、なにを、やめろよ咲も見てるだろああ胸の感触がっておい和」

咲「そのまま押さえててね和ちゃん」

京太郎「え?」

咲はノコギリを取り出した。

京太郎「お?」

咲「えいっ」

咲はノコギリの刃を京太郎の首に当て、一気に引いた。
京太郎の首の皮膚が裂け、血がいきおいよく飛び出してきた。

京太郎「ぎゃああああああああ!!!」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 13:33:52.60 ID:GE0T70350
京太郎「何をするんだ……咲……和……」

京太郎は首を押さえてうずくまった。

和「……」

咲「大丈夫だよ、すぐ楽になるから」

京太郎「な……」

京太郎は気を失った。
咲は京太郎を仰向けに寝かせ、胸の上に右脚を置いて押さえつけた。

咲「原村さん、頭のほう押さえといてくれない?」

和「え……ええ」

一瞬ためらったが、逆らえば殺されてしまうと思ったので
和はしゃがんで京太郎の生気の消えた顔を押さえた。

咲「よし、いくよ」

咲はノコギリでゴリゴリゴリゴリと首を切る。
ノコギリを往復させるたびに血が飛んで、咲や和にかかった。


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 13:38:15.09 ID:GE0T70350
和の目の前で、今まさに人体切断がおこなわれている。
それは今までに見たどんな映像よりもショッキングだった。

和「う……ううっ」

和は必死に吐き気に耐えた。

京太郎の首は10分ほどで切断された。

咲「ふう、やっと切れたよ。ありがとう、原村さん」

和「いえ………あの、お手洗い行ってきます」

咲「うん」



女子トイレ。

和「うええええええええええええっ!!」

和は何度も何度も吐いた。
自分が殺人に手を貸してしまったこと、目の前で京太郎の首が切り落とされたこと。
それらのことを考えると嘔吐が止まらなかった。

しばらくして落ち着くと、和は2週間前の県予選大会のことを思い返した。


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 13:51:52.83 ID:GE0T70350
和(宮永さんがこうなってしまったのは……やはりあの時の……)

県予選大会決勝。
咲は清澄高校の大将として戦っていた。
しかし、龍門渕高校・天江衣の圧倒的な力の前に惨敗してしまったのだ。
咲だけではなく、鶴賀の加治木ゆみ、風越の池田華菜も同様の結果だった。
まさに天江の完封勝利であった。

天江の打ち方は人智を超越していたといっても過言ではなかった。
咲も加治木も池田も、一度の反撃もできぬままズタボロにされてしまったのだ。

その天江の悪魔のような力が生み出す恐怖は、
モニターで試合を見ていた和にも伝わってきていた。
画面越しの和でさえも鳥肌を立て、体を震わせながら観戦していたのだから
生で天江と打っている3人の感じていた恐怖は筆舌に尽くしがたいものがあったに違いない。

大会の後、咲は家に引きこもってしまい、学校に来なくなってしまった。
聞けば加治木や池田も同じ状態であるということだった。

和(あの時の天江衣との戦い………神か悪魔かと見紛うような打ち方に圧倒されて、
  宮永さんはおかしくなってしまったのでしょうか)


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 13:59:58.10 ID:GE0T70350
和(私だって、あんな打ち方をされてボロボロに負けてしまえば、
  それ以降も麻雀を好きでいられる自信はありません……むしろトラウマになるかも)

和は手洗い場の水で口をゆすいだ。

和(でも、だからって)



優希「おー、のどちゃーん!」

和がトイレから出ると、優希と出くわした。

和「あ、優希……おはようございます」

優希「どうしたー、のどちゃん。元気ないじぇ」

和「そ、そんなことないですよ」

優希「あ、のどちゃんが読みたいって言ってた麻雀の本持ってきたじぇー」

和「あ……ありがとうございます」

優希は和に本を手渡した。

次の瞬間、どこからかナイフが飛んできて優希の後頭部に突き刺さった。

優希「ぐぇっ」

和「!?」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 14:05:50.67 ID:GE0T70350
ナイフを投げたのは咲だった。

咲「何してるの?原村さん。もう麻雀は捨てるんじゃなかったの?」

和「え?あっ……」

和は慌てて手に持っていた本を床に捨てた。

和「違うんです、これは……」

咲「何が違うの?麻雀の本持ってたじゃない」

和「そのっ……」

咲はノコギリを引きずりながら、一歩一歩近づいてくる。

咲「やっぱり原村さんも麻雀好きなんだね。じゃあ殺さないとね!!」

和「ひっ……………!!!!」

和が最期に見たのは血がべっとりとついたノコギリを振りかざす咲の姿だった。


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 14:09:53.21 ID:GE0T70350
あの県予選団体戦大会から2週間後のとある日曜日。
ひとけのない校舎の廊下を、東横桃子は麻雀部の部室に向かって歩いていた。

桃子(今日は加治木先輩が久しぶりに部活に来るらしいっすね。楽しみっす)



桃子「♪~」

やがて部室の前に着いた。
桃子がドアを開けると、加治木がひとり、パイプ椅子に腰かけていた。

加治木「おう」

桃子「加治木先輩!!お久しぶりっす!!」

桃子は加治木に抱きつきたい気持ちを抑えつつ、
加治木の横に椅子を並べて座った。

桃子「あの、もう大丈夫なんすか?」

加治木「ん?ああ、麻雀に負けたくらいでいつまでも休んでられないだろ」

桃子「はい……」


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 14:16:01.81 ID:GE0T70350
桃子(麻雀に負けたくらい………って言うけど、あの天江の麻雀は異常だった……
   私が天江と打ってたら、もう麻雀を見るのも嫌になってたかもしれないのに……
   加治木先輩は強い人っす)

加治木「ん?なんかいったか?」

桃子「いえ、なんでもないっす」

加治木「あとの3人はまだ来ないのか」

桃子「多分もうすぐ来るっす!みんな揃ったらまた麻雀打てるっすね!」

加治木「ああ」

桃子「あ、先輩、妹尾先輩が役覚えた~って喜んでたっすよ。
   それから蒲原先輩が……」

加治木「ああ」

嬉しそうに話す桃子の声を聞き流しながら、
加治木はポケットの中のナイフを確認した。

加治木(やらねばならない)


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 14:21:27.98 ID:GE0T70350
加治木「桃子」

桃子「なんすか?先輩……っ」

加治木は唐突に桃子を抱きしめた。

桃子「先輩……!!??」

突然の出来事に桃子は驚いたが、
その感情はすぐに喜びに変わり、桃子も加治木を抱きしめ返した。

加治木はこうすれば桃子がおとなしくなると知っての行動だった。
左手を桃子の背中にまわしたままで右手でナイフを取り出した。

桃子はうっとりとした表情で目をつぶっていて、加治木の行動には気付かなかった。

加治木「桃子」

加治木は自分の体から桃子を離した。

桃子「せん………、……!!」

そして桃子が油断しているスキに、桃子の腹部にナイフを突き刺した。


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 14:29:59.93 ID:GE0T70350
桃子「せん………ぱい………」

桃子は椅子から崩れ落ちた。

桃子「なんで………」

加治木「すまんな。私はこうしないといけないんだ」

桃子「な………」

加治木「麻雀部を消滅させる、自分の周りから麻雀という存在を抹消する
    そうしなければ私は一生麻雀の呪縛に苦しむことになる」

桃子「天江……ころ……も……の…………」

加治木「そうだ、天江衣……あの悪魔は私に……いや、私たちに
    麻雀への恐怖と悪夢と植え付け、私たちの心を粉々に打ち砕いたんだ……麻雀でな」

桃子「う………」

加治木「だから」

桃子「…麻雀を…」

桃子はこと切れた。


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 14:36:09.95 ID:GE0T70350
加治木は桃子の死体を掃除ロッカーの中に押し込んだ。

しばらくして蒲原、妹尾、睦月の3人がやってきた。

蒲原「おーゆみちん、久々だナ」

妹尾「あの、もう大丈夫なんですか?」

加治木「ああ、心配かけてすまなかったな、2週間も休んでしまって」

蒲原「いや、仕方ないよ。あんな麻雀を見せられたら、誰だって……」

睦月「そうですよ、私だったらショックのあまり麻雀やめてしまいますよ」

加治木(やめるくらいで済めば良かったんだがな)

蒲原「なんかいったか?」

加治木「いや、なにも」

蒲原「まーいいや、全員そろったことだし、まずはゆみちんの快気祝いでも」

妹尾「いいですねー」

加治木(こいつらモモがステルスを発動していると思っているな)


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 14:41:45.88 ID:GE0T70350
加治木「すまん、そのまえにちょっと話がある」

蒲原「ん?」

加治木はそう言いながら、部室のドアの前に歩を進めた。
そして3人の方に向き直り、後ろ手にドアの鍵をかけた。
このドアは建てつけが悪く、一度鍵をかけると開けるのにはコツがいるのだ。

加治木「実はこの部屋にはモモがいない」

妹尾「あれ、そうだったんですか」

蒲原「わはは、てっきりステルス中かと思ってたヨ」

加治木「津山。そこの掃除ロッカーを開けてみろ」

睦月「え?はい」

睦月は何も考えず言われるままにロッカーを開けた。

すると、中から桃子の亡骸が倒れてきた。

睦月「う、うわっ…………!!!」

妹尾「え?え?え?」


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 14:45:27.78 ID:GE0T70350
加治木「私がやったんだ」

蒲原「えっ……」

3人はそこでやっと桃子の腹から血が流れていることに気がついた。

妹尾「うわわわ、ほほほほんとにしししししし死んで……」

睦月「な、ななななな」

蒲原「ゆみちん……どういうことだ?」

加治木「だから言っただろう、私がやったんだ」

蒲原「そうじゃない、なんでこんなことやったのか聞いてるんだ」

加治木「麻雀部をなくすためだよ!!!」

加治木はそういうとナイフを取り出し、
蒲原に飛びかかった。

蒲原「ゆみちん!!」

加治木「死ねええええええええええええ!!!!」



57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 14:57:46.11 ID:GE0T70350
加治木のナイフが蒲原の胸を貫いた。

蒲原「がっ……」

加治木「ふっ……あとはお前らだ」

妹尾と睦月は部屋の隅で体を寄せ合いガタガタと震えている。

妹尾「な、な、なんでこんな………!!!」

加治木「お前らには分かるまいよ、この2週間、私がどんな気持ちで過ごしていたか」

妹尾「え……」

加治木「寝ても覚めてもあの試合の恐怖に苛まれるんだ。天江の幻覚に襲われ、悪夢にうなされ、
    麻雀牌を見ただけで……いや、思い浮かべただけで吐き気がする。
    ろくに眠れず、ごはんも食べられず、……
    あれだけの……天江の恐怖をお前らも味わえば私のようになるさ」

妹尾「でも、だからってそんな………!!!」

加治木「黙れ!!お前らに私の気持ちは分からないと言っているだろう!!」

妹尾「ひっ……!!!!」

2人が死体と化すまでに時間は要さなかった。


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 15:08:17.12 ID:GE0T70350
加治木は4人の死体に囲まれていた。

加治木(これで麻雀部は廃部だな。ふふっ)

一人で笑みをこぼしながら、携帯電話を取り出した。
メールの受信ボックスには、清澄高校・宮永咲からのメールがはいっていた。

加治木は咲とはあの大将戦でしか面識はなく、
試合後もすぐに離れ離れになったのだが、
どうやら人づてに加治木のアドレスを入手したらしい。

加治木と咲は引きこもっていた間、メールのやり取りをしていた。

そのなかで咲が提案してきたのだ。
「私たちが助かるためには、麻雀と天江衣の呪縛から解放されるしかない
 麻雀部を消滅させ、天江衣に復讐をしよう」と。

加治木は最初は反対した。
しかし、咲から届くメールを呼んでいるうちに、不思議な感情が湧いてきたのだった。
加治木の精神も限界に達していたせいかもしれないが、最終的に加治木は殺人計画に賛同したのだった。


加治木(やってよかった……麻雀部がなくなったと思うと、心の重荷が半分くらいなくなった気がする)


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 15:13:35.34 ID:GE0T70350
加治木(あとは……)

加治木は咲からメールで送られてきた計画を確認した。

加治木(部員の首を切り落とす。その首を持って清澄に集合……
    そして清澄に龍門渕高校のメンバーを呼び、天江衣を殺害する……か)

加治木は携帯を閉じた。

加治木(これが成功すれば、私はこの呪縛から解放されるんだ)

用務員室から盗み出したナタを取り出し、
加治木は首の切断作業に入った。


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 15:20:58.62 ID:GE0T70350
再び清澄高校。

咲「あっ、こんにちは、加治木さん!」

加治木「ああ」

加治木は4つの生首が入ったリュックを背負って、清澄高校にやってきていた。

加治木「ほら、生首だ」

咲「わ、素敵!さっそく並べましょう」

加治木「ああ…」

加治木は妙な気分になった。
こんな純粋そうな子が、あんな計画を思いつくなんて……。
いや、こんな子だからこそ狂ったときの反動が大きいのか?

加治木「それより、この計画の件なんだけど」

咲「ああ、加治木さんってすごいですよねー、こんな計画を思いついちゃうなんて」

加治木「え?」

咲「え?」


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 15:28:38.86 ID:GE0T70350
加治木「え?あれ考えたのは宮永さんじゃないのか?」

咲「いえ、加治木さんがメールで送ってきて……」

加治木「え?いやでも……」

その時、麻雀部のドアがノックされた。

咲「はぁい」

池田「あの……風越の……池田です……」

咲「はーい、どうぞぉ」

咲がそう言うと、血生臭いにおいのリュックを背負った池田が入ってきた。
池田は頬がこけ、目の下にクマができていて、かなりやつれているようだった。
何かに怯えているかのように、目をせわしなくキョロキョロさせている。

池田はリュックを机の上に下ろし、咲がそれをひらいた。
大会に出ていた風越メンバー4人の生首が入っており、咲は嬉々としてその生首を並べはじめた。

加治木(………)

そのせいでメールの話は打ち切りになったが、加治木は
咲の記憶が混乱しているのだろう…と考えて、納得することにした。


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 15:38:08.42 ID:GE0T70350
咲「ふう、これで準備は整ったねー」

加治木「あとは龍門渕の到着を待つだけだな」

池田「うん……」

加治木「そういえば…風越の麻雀部はかなり大規模なんだろう?
    ほかの部員たちを殺すのは大変だったんじゃないのか?」

池田は無言でポケットから小さなビンを取り出した。

咲「ふーん、毒なんて使ったんだ~。よく考えたらナイフで刺すよりそっちの方が効率いいね」

池田「へへ……」






清澄高校・校門前

透華「ここが清澄高校ですわね」

一「え、ここ高校なの?小さいから小学校かと思っちゃったよ」

智紀「……これが標準的な高校の規模」


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 15:45:10.30 ID:GE0T70350
純「とにかくいこうぜ。せっかく全国大会進出祝いをしてくれるっていうんだし」

透華「なんでわざわざここまで来なくちゃいけないのかしら……
   私たちのお祝いなんですから、龍門渕でやればよろしいのに」

一「距離的に4校の中心に位置しているのがこの清澄らしいよ」

智紀「そう、鶴賀や風越からは龍門渕は遠すぎる」

透華「そういうことですの?でも、祝われる側がわざわざ出向くなんて納得いきませんわね」

一「まあまあ」

純「ところで衣は?」

透華「ああ、衣なら遅刻ですわ」

智紀「いつものこと」

純「ったくー、毎度毎度だらしねーなー」

そんなことを話しながら、4人は清澄高校麻雀部室へと歩いていった。


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 15:52:02.14 ID:GE0T70350
一行は部室に到着した。

透華「ここですわね」

一「なんか変なにおいしない?」

純「そうか?」

透華はドアをノックした。

透華「龍門渕透華ですわ。早く開けてくださいまし」

しかし返事はなかった。

一「いないのかな」

純「時間間違えたとか」

智紀「いや、この時間であってる」

透華「なんですの?バカにしてますわ、まったく。とにかく入りましょ」

透華はドアを開けた。


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 15:56:32.90 ID:GE0T70350
部室はカーテンが閉まっていて薄暗かった。

透華「ほんとに誰もいませんわね」

4人は部屋の中に入っていった。

一「うぇー、やっぱりなんか変なにおいするよ」

純「そう言われれば、かすかに……」

智紀「なまぐさい、におい……」

透華「ひっ!!こ、これ……血ではなくって!?」

透華が床を指さした。
確かにそこには赤黒いものが広範囲にわたってべったりと付着している。

一「うわっ……!」

智紀「確かに血液……」

するとその時、机の下から咲、加治木、池田の3人が飛び出してきた。

純「な、なんだ!?」


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 16:02:44.34 ID:GE0T70350
咲はナイフで純の脇腹を一刺し。
そしてさらに、ひるんだすきに胸にも突き刺した。

純「ぐ……はっ」

加治木はナタで智紀の腹をぶった切った。
こちらは即死だった。
声をあげる間もなく智紀は倒れた。

池田は一に襲いかかったが避けられた。

一「なななな、なんなんだ!?」

透華「純!!智紀!!」

咲「ふぅ……天江衣は来てないんだね」

加治木「まあそのほうがやりやすい」

透華「な、何をするんですの貴方たち!!!」

咲「何をするって、殺すんだよ」

透華「えっ!?」

咲「麻雀部を皆殺しにするんだよ」


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 16:11:51.18 ID:GE0T70350
咲「これも全部あなたたちのせいだよ」

透華「えっ?」

咲「あなたたちが天江衣を使ったからこんなになっちゃったんだよ」

加治木「我々は天江衣によって精神をズタボロに切り裂かれた」

池田「わ……わたしぁ……もぅまあじゃんなんて………みたくなぃ…し…」

咲「だから麻雀部を潰すんだよ」

加治木「我々の麻雀部も、そして貴様らも」

咲「私たちがこんなに苦しんでるのに、あなたたちだけのうのうと全国に行くなんて。
  それも私たちを苦しめる麻雀で」

加治木「だから」

池田「おまぇたちもぉ……ころすし……」

透華「な、なにを言ってるのかさっぱりですわ!」

一「透華、この人達おかしいよ……!!」


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 16:18:15.24 ID:GE0T70350
咲「私たちはおかしくなんかない………おかしいのは貴様らと天江衣だ!!」

透華「ひぃっ」

咲「殺してやる、殺してやる………!!」

咲の表情はさっきまでとは一変していた。
咲は傍らにあった椅子を手に取り、頭の上に持ち上げた。

咲「潰れろ龍門渕ぃ!!」

咲はそれを一気に振り下ろした。
透華の脳天に直撃した。

透華「ぐはっ」

咲「麻雀をやってる奴は死ね!!麻雀部はつぶれてしまえ!!!」

そういいながら、何度も何度も椅子を透華の頭に叩きつける。

咲「麻雀なんか無くなってしまえばいいんだあああああ!!!」

透華「ぎゃああああああああっ!!」

透華は頭から血を噴き出し、動かなくなった。



88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 16:27:30.14 ID:GE0T70350
一「透華……透華ああああああっ!!!」

加治木「おいおい、頭がボロボロじゃないか。それじゃ生首にしても見栄えが悪くなるぞ」

咲「はあはあ……はあはあ……ごめんね……勢いでやっちゃった……」

一「透華……透華っ……おまえら……よくも透華を……!!!」

咲「ふふふ、大丈夫だよ、あなたもすぐに透華さんのところに送ってあげるから!」

一「うるさい!!透華を……透華を返せええええええええっ!!」

加治木「ふんっ」

咲に飛びかかろうとする一の首に、
加治木はナタをつきつけた。

咲「ナイスだよ加治木さん」

一「こんなもの……!!どうせ僕のことも殺すんだろう!!ならそこの茶髪を道連れにしてやる!!」

一はナタを掴み、どけようとしたが、
加治木の力が強く微動だにしなかった。

咲はナイフを取り出した。

咲「無駄な抵抗はやめてよ、面倒だから」


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 16:32:06.03 ID:GE0T70350
咲「ほら、透華さんに会わせてあげるから」

一「うううっ………うわあああああっ!!!」

一はやけになって暴れはじめた。
しかしそれも一瞬のことで、すぐに咲のナイフが一の動きを止めた。

一「う……ぐ………とう…か………」

加治木「ふう、これで全員仕留めたか」

咲「あとは天江衣がくるのを待つだけだね」

加治木「それまでに首を切り落とさないとな……」

咲「池田さんやっといてよ、なんにも役に立ってないんだし」

池田「……」


92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 16:37:42.27 ID:GE0T70350
ハギヨシ「衣お嬢様。ここが清澄高校でございます」

衣「ふーん、ここか~。ちんけな高校だな~」

池田が必死に龍門渕メンバーの首を切り、咲と加治木がジュースを飲んでいる頃
やっと天江衣が清澄に到着した。

衣「透華達はもう来ているのだろう?」

ハギヨシ「はい、みなさまもうお着きになっていると思います」

衣「なら早く行かないとな~、あまり待たせるのもまずかろう」

ハギヨシ「ハイ」







池田「ぜんぶきれた………」

加治木「ああ、じゃあ並べておいてくれ」

池田「……」


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 16:42:29.81 ID:GE0T70350
咲「ねえねえ加治木さん、天江衣が来たよ」

咲は窓から外を眺めながら言った。

加治木「付き人も一緒だな」

咲「付き人はソッコーで殺すとして、天江衣はどうしようか?」

加治木「そうだな、薬でも嗅がせて眠らせるか……」





衣「狭い高校だな~、ほんとうに校舎か?物置じゃないのか?」

ハギヨシ「校舎でございます、衣お嬢様」

衣「部室はどっちだ?」

ハギヨシ「こちらでございます、衣お嬢様」

衣「疲れたぞハギヨシ」

ハギヨシ「もう少しでございます、衣お嬢様」



99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 16:46:11.04 ID:GE0T70350
ハギヨシ「ここですね」

衣「そうか、早く入ろう」

ハギヨシは軽くノックし、ドアを開けた。

すると次の瞬間、ナイフをハギヨシの顔面めがけて飛来、直撃した。

ハギヨシ「がっ………」

衣「ハギヨシ!?」

いきなりの出来事に衣が混乱していると、
横から飛び出してきた加治木によってハンカチを口に押し当てられた。
なにかの薬が含まれていたようで、衣は意識が遠のいていくのを感じた。


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 16:53:15.64 ID:GE0T70350
衣が目覚めると、ベッドの上に横たえられていた。
起き上がろうとしたが身動きが取れない。
手足が縛られているようだ。

咲「あ、起きたんだ」

加治木「おはよう」

衣「な、なんだこれは!おまえら何する気だ!今すぐ解けええっ!」

咲「うふふふふ、その前に見てほしいものがあるんだ」

衣「な、なんだ」

咲は衣を取り囲むように置いてある布を、一気に払い取った。

衣「ぬぁっ……!!」

その下から出てきたのは17個の生首だった。

衣「ななななななんだこれっ!!!」

咲「あなたのせいだよ、あなたのせいでこれだけの人が死んじゃったの」

衣「はぁ!?」


112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 17:00:59.87 ID:GE0T70350
咲「あなたの麻雀のせいなんだよ。あなたの麻雀が私たちに麻雀への恐怖を植え付けたんだよ」

衣「でもっ、だからって……っ」

加治木「我々はもはや麻雀部を破壊し、貴様を殺さないかぎりは貴様の幻影から逃れることはできない。
    死んでもらうぞ、天江衣」

衣「ばかなことはやめろ!!お前たちが弱いのが原因だろう!!私のせいじゃない!!」

そんな衣の声は無視された。

咲「ねえ、どうやって殺す?」

加治木「そうだな……麻雀で死んでもらおうか」

咲「良い考えだね!」

咲はそう言うと麻雀牌が入った箱を取り出した。

咲「加治木さん、おねがい!」

加治木は衣の口をむりやりひらいた。

衣「あがっ、が……」

咲「いっくよー」


116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 17:07:10.24 ID:GE0T70350
咲は衣の口に麻雀牌を流し込んだ。

衣「んぐ、んんんんんっ!!」

咲「吐かせちゃダメだよ加治木さん、ちゃんと飲み込ませてね」

加治木「ああ」

加治木は牌でいっぱいになった口を閉じさせ、上から手のひらで押さえつけた。

加治木「さあ、飲み込めよ。お前の好きな麻雀牌だぞ?」

衣「うぐっ、ぐっ……ぐうっ」

衣は目に涙を浮かべ、体を震わせながら牌を少しずつ飲み込んでいった。

咲「わあ、ほんとに飲み込んでる!気持ち悪いね~」

加治木「もういいかな」

加治木が手を離すと、衣が飲み込んだ牌が
胃液とともに逆流し、吐き出されてしまった。

咲「うわっ!もう、吐かないでよ!」

加治木「汚いな天江……無様だな」

衣「うっ……うええええっ……」



120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 17:14:35.53 ID:GE0T70350
咲「そうだ。ねえ、私たちまだ謝ってもらってないよ」

加治木「そういえばそうだな」

咲「ねえ、天江衣さん、私たちに謝ってよ。もとはといえばあなたが悪いんだからさ」

衣「う、うう……ごめんな…さい……」

衣はさっきの仕打ちのおかげですっかり弱気になっていた。

咲「そんな謝り方で誠意が伝わると思ってるの?」

衣「うう…じゃあなんて……」

咲「そんなことくらい自分で考えてよ!!」

咲は、衣のまだ幼さの残る腕にナイフを突き立てた。

衣「ぎゃああああああっ!!」

白い肌が赤く染まっていく。

加治木「さあ、早く謝れ天江」

咲「そうだよ、もっと痛いことしちゃうよ?
  まー最終的には殺すんだけどね」


123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 17:20:29.07 ID:GE0T70350
衣「わだっ…わたしのっ……麻雀のせいでっ………みなさんに……ひくっ………
  怖がらせてっ……それで……もうしわけありまぜんでじたっ……わだしが……
  わるいんですっ………うううっ………」

衣は腕の痛みに耐えつつ、泣きじゃくりながらも必死に謝った。
咲と加治木はそれを冷めた目で見降ろしていた。

咲「ねえ、許せる?加治木さん」

加治木「そんな言葉の上だけの謝罪ではな……気持ちがこもっていないな!!」

加治木は反対側の腕にナイフを突き刺した。

衣「ぎやああああああああああああっ!!!」

咲「体で謝ってほしいよね」

加治木「そうだな」

衣「かか、か、か、からだ……で……?」

咲はナイフで衣の制服を切り裂いた。
制服の下から子供のような肉づきの体が出てきた。

咲「そう、体で」


127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 17:25:54.17 ID:GE0T70350
咲「私は『ごめん』で、加治木さんが『なさい』ね」

加治木「ああ」

衣「えっ?えっ?」

咲と加治木は衣のおなかにナイフの刃をあてがった。

衣「ひっ……!!」

そのまま2人は皮膚をナイフで裂いていく。

衣「ひっ、いぎゃあああっ!!!」

咲「暴れないでよ!!」

加治木「なかなか難しいな、人の皮膚に文字を彫るというのは」

咲「でも上手だよ加治木さん」

衣「ひぃぃぃいい、痛い、痛いよおおおおお!!
  助けてハギヨシいいいいいいい!!!透華ああああああああっ!!!」

咲「うるさい!!!」


134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 17:30:17.07 ID:GE0T70350
咲「池田さん!!天江衣の口押さえといて!!」

池田「あ、うん……」

今まで見ているだけだった池田はよろよろと立ちあがり、
衣の口を押さえた。

衣「むぐー!!むむー!!」

加治木「やっと静かになったな」

咲「ふう、できた!」

加治木「こっちもできたぞ」

衣のお腹には赤く「ごめんなさい」と大きく彫りこまれていた。

咲「ま、仕方ないからこれを謝罪の代わりにしてあげるよ」

加治木「まあ殺すのとは別だがな」

加治木は池田にナイフを渡した。

咲「じゃあ、そろそろ死んでもらうね」

衣「ううう、うあああっ!!」


139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 17:33:35.11 ID:GE0T70350
咲「うふふふふ、天江衣を殺せば」

加治木「そう、私たちは呪縛から解放される」

池田「はあ、はあ」

衣「うわあああああっ、やめてえええええええええっ!!!
  なんでもするからああああああああ!!!!やめてええええええええええええええええ!!!」

咲「まだこんな声出せるほど元気なんだ」

加治木「どうでもいい。やるぞ」

咲「うん、じゃあいっせーのせ、でやろうか」

加治木「ああ」

3人はナイフを振り上げた。

咲「いっせーのーせ!!」

衣「いやあああああああああああああああああああああ!!!!!」

同時に振り下ろされた3本のナイフが衣の胸に突き刺さった。


146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 17:40:48.36 ID:GE0T70350
衣「ぐ………あっ………」

衣は一瞬痙攣したのち、胸から血を噴き出して動かなくなった。

加治木「やったのか……やりとげたのか」

咲「やった……やったんだよ私たち!!!あははははははは!!!!あはははははははは!!!!」

池田「うううううううっ、ううううううううううう……」

咲「あーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!あはははははははははは!!!!」

咲は高らかに笑いだし、池田はうずくまって泣きはじめた。

咲「うふふふふふっ、うふふふっ、これで私たちは自由なんだ……あははっ、うふっ」

加治木「ああ、そうだ」

咲「うふっ、うふふふふふ」

そのとき、バーンという音が響いた。
と同時に、先ほどまで高笑いしていた咲の声がやみ、さらに咲は床に倒れた。
咲の額には穴があいていた。

加治木「なっ……なんだ!?」


153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 17:45:53.43 ID:GE0T70350
部室の入り口に立ち、拳銃を構えていたのは。

加治木「お前は……藤田プロ!?」

藤田「ああそうだ。県予選大会以来だな。加治木」

加治木「い、一体何を……」

加治木は藤田の拳銃と、倒れている咲を交互に見比べた。

藤田「しかしよくやってくれたよ、おまえたち3人は」

加治木「何っ?」

その藤田の言葉を聞いて、なぜか加治木の脳裏にあの会話が蘇った。

「それより、この計画の件なんだけど」
「ああ、加治木さんってすごいですよねー、こんな計画を思いついちゃうなんて」
「え?」
「え?」
「え?あれ考えたのは宮永さんじゃないのか?」
「いえ、加治木さんがメールで送ってきて……」
「え?いやでも……」

加治木「まさか、貴様!!」

藤田「ふん、勘が鋭いな。流石と言ったところか」


159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 17:53:26.91 ID:GE0T70350
加治木「貴様が我々3人の名を騙り、我々3人をそそのかしたのか」

藤田「半分正解だな。メールを送ったのは私だけじゃないさ。
   この計画を考えたのは全国のプロ麻雀士連合だ」

加治木「なにっ!?」

藤田「我々は天江衣が邪魔だったんだよ。あいつはやがてプロになるだろう。
   あの悪魔のような力を持った子がプロになればどうなる?」

加治木「………………貴様らプロの地位が脅かされるということか」

藤田「そういうことだ。プロなんてのは自分の地位がもっとも大事なんだよ。
   あんなやつがプロになってもらっては困るんだ。そこで、全会一致で天江衣の抹殺が決定された」

加治木「それに我々を利用したというのか!!」

藤田「ふふ、怒ることはないだろう、むしろ喜んでほしいくらいだ。
   あのままならお前たちは死ぬまで天江衣の幻影におびえ続けなければならなかった」

加治木「………他の麻雀部員まで殺させたのはなぜだ」

藤田「同じ理由だよ、この県には全国トップクラスの実力が集中しすぎている。
   麻雀界のバランスを崩しかねないからな」

加治木「……っ」


165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 18:01:54.28 ID:GE0T70350
加治木「そして、我々も殺すのか……」

藤田「そうだ。オトナは汚いが、自分で手を汚すのが大嫌いなんだ。
   だからお前たちに罪をかぶってもらう」

加治木「……」

藤田「納得はできないだろうがな」

加治木「……」

藤田「反抗しないのか」

加治木「…………悪いのは結局自分だからな。
    感情に任せて人を殺したのも自分だ。天江に負けてしまったのも自分だ。
    麻雀部も潰して、天江への復讐も達成した。
    貴様のネタばらしも戸惑いはしたが…………まあ悪いのは自分だ。
    今はもう悔いはない。殺せ」

藤田「良い心がけだ」

藤田は加治木のこめかみに銃口を押しつけ、引き金を引いた。
ついでに池田も撃ち殺した。


171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 18:09:54.45 ID:GE0T70350
この事件はニュースで大々的に取り上げられた。
「麻雀部を襲った悲劇!!」「女子高生による史上最悪の大量猟奇殺人!!」
などの見出しによって、連日連夜報道され、人々の話題もこれで持ちきりになった。

キャスター「………そして、この事件は犯人の3人の少女が自殺して終わったわけですが」

コメンテイター「そうですな……なんとも痛ましいというか……言葉では語れないほどですな
        被害者は100人弱……これを3人の女子高生が殺害したわけです」

キャスター「そうですね……この事件が麻雀界に与えた影響も凄まじいものがあるかと思いますが、
     どうですか?藤田プロ」

藤田「そうですね……天江衣を筆頭に、あの県は本当にレベルが高かったのです。
   それが一気に失われたとなっては……麻雀界の衰退も免れることができませんが……
   しかし、我々のようなプロが、こんなときだからこそ麻雀界を支えなばならないと思っております」

キャスター「ありがとうございました、藤田プロ。それでは、次のニュース……」





        裂 -Saki-

          完

 
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