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('A`)ドクオがH×Hをさり気なくパクりながら、S×Sと名づけた作品を描くようです(2)

 
 ('A`)ドクオがH×Hをさり気なくパクりながら、S×Sと名づけた作品を描くようです(2)
     ジャンル: パロディ・バトル・グロ   
 



228 :閉鎖まであと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:48:28.56 ID:2Xml+ngG0
------------------------------------------------------------------------
不思議なことに、先ほどまで万力で締め付けられていたかのように激しく痛んでいた
こめかみが、スカトロ描写のある短編を書いたことにより、すっきりと解消された。

('A`)「やはりスカトロの力は偉大だぜ。なあ、スカトロ様」

そういいながら背後を振り向くと、立派なあごひげを茶色に染めた、厳しい顔つきの男が見えた。

('A`)「さてと、スカトロ様の布教はここまでにして、さっとと>>212の続きを書くか」
------------------------------------------------------------------------


229 :閉鎖まであと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:54:55.97 ID:2Xml+ngG0
ブーンは黙って、二人を見つめていた。
ショボンの冷静で安定した身体能力と、危なげながら凄まじい動きを見せたドクオの動きが脳内で再生される。
二人は一体何者なのか。
そしてそれ以上に気になる、ドクオの伸びる腕の秘密。

( ^ω^)「二人は何者なんだお?」

安堵の表情を浮かべて呆けているドクオを地面におろしながら、
ショボンがブーンの独り言に反応して顔を向けた。
ブーンもその顔を見つめ返す。

二人はしばらく見つめあった後、ショボンから先に顔を反らした。

(´・ω・`)「ドクオ、大丈夫かい?」

ショボンに声をかけられて、ドクオが表情を引き締めて答えた。

('A`)「大丈夫です。それより、この男は何者なんでしょうね」


230 :閉鎖まであと 3日と 20時間:2007/01/20(土) 00:01:17.34 ID:YPH9DjCd0
(´・ω・`)「うん、君と同じで何らかの力を受け継いでいるんじゃないかと思うんだよね」
('A`)「ああ、遺伝子を使って遺伝する特殊能力ですか」
( ^ω^)「遺伝子を使うって、どうやるんだお?」

ブーンが二人に近づいて尋ねた。

(´・ω・`)「ほら、よくテレビなんかで超魔術とかいうのやってるでしょ?
タネも仕掛けもなさそうなやつ。あれって全部、そういう特殊能力を使ってるんだよね」
( ^ω^)「見たことないお。僕の住んでいる島にテレビはないからお」
(´・ω・`)「未だにテレビの電波が届かないのか。進化n」

ショボンが顔を伏せ、ドクオを見つめた。
ドクオが怪訝そうな表情をショボンに返す。

( ^ω^)「なんで僕の島のことを知ってる素振りなんだお?」
(´・ω・`)「それはあれだ、名簿を見たから、君の乗った港がわかったんだ。
あれだよ、その島のうわさを聞いたことがあったんだよね」

少々早口なのが気になったが、ブーンは追求をすることができなかった。
三人の頭の上から、女の子の怒鳴る声が聞こえてきたのだ。


231 :閉鎖まであと 3日と 20時間:2007/01/20(土) 00:04:24.96 ID:YPH9DjCd0
頭が働かなくなってきたので、ここらへんで止めます。スカトロ描写楽しかった。


249 :閉鎖まであと 3日と 10時間:2007/01/20(土) 10:43:38.49 ID:YPH9DjCd0
ξ゚⊿゚)ξ「まったく、人のこと忘れて話し込んでるんじゃないわよ」

ショボンにおろしてもらった少女は、相変わらずの不満顔を歪ませてぼやいた。

(´・ω・`)「悪かったよ。ところで、あそこでのびてる男と君たちはどんな関係があるんだい?」
ξ゚⊿゚)ξ「知らない。婆ちゃんと歩いてたら、急に囲まれたの」
(´・ω・`)「そうか。ただのチンピラには見えないけどね」
ξ゚⊿゚)ξ「知らないっていってるじゃない」

少女はそういい捨てると、息も絶え絶えな老婆に肩を貸した。

ξ゚⊿゚)ξ「起きれる?」
婆「えほっえほっ、どうだろうねえ」
('A`)「んじゃ俺たちはとっとと印のついた場所に向かうか」

ドクオの言葉に反応し、老婆が鋭い目を向けた。

婆「ああ! 無理だ! おっぱいが垂れて重くて立ち上がれないよ!」


250 :閉鎖まであと 3日と 10時間:2007/01/20(土) 10:50:46.29 ID:YPH9DjCd0
老婆は叫びながら、何度か意味ありげにドクオに視線を滑らせた。
ドクオは老婆の垂れた胸を想像してしまったらしく、顔を歪めながら老婆に背を向けた。
そのドクオの肩に右手を乗せ、ショボンが愛想笑いを顔に浮かべた。

(´・ω・`)「そうなんですか。それは大変ですね。でしたら、僕があなたを担いで家までお送りしましょう」

ドクオが怪訝そうな顔をショボンに向ける。当然ブーンも、不思議そうにショボンを見つめる。

婆「おやおや、悪いねえ。それじゃツンちゃん、あんたは自分で帰りな」
ξ゚⊿゚)ξ「は?」

老婆は首を傾げるツンに「気が利かないねえ」と不機嫌そうに手を振り、
一瞬で表情を変えてショボンに抱きついた。

婆「それじゃ頼んだよ」
(´・ω・`)「お任せください」

ショボンは老婆をお姫様だっこで持ち上げると、ブーンとドクオに意味ありげな表情を向けて、角を曲がっていった。


251 :閉鎖まであと 3日と 9時間:2007/01/20(土) 11:00:20.65 ID:YPH9DjCd0
(;^ω^)「いっちゃったお」
(,,゚Д゚)「いてて。くそ、ふざけやがって」

ブーンが呆れたように呟くのと、男が首を押さえながら立ち上がるのが同時だった。

(,,゚Д゚)「お前ら、センター試験の邪魔してんじゃねえぞゴルァ」
( ^ω^)「センター試験? もしかして、お前もセンター試験の受験者かお?」
(,,゚Д゚)「当たり前だ」
('A`)「あの男もか?」

ドクオが倉庫の壁を指差す。男は、ショボンの当身を受けて壁に埋まった男を一瞥すると首を横に振った。

(,,゚Д゚)「あいつは試験会場まで案内してくれるってんで、港で拾ったんだ。
お前らも受験者なのかよ」
('A`)「ああそうだ。でもよ、なんで受験者が婆狩りなんかやってたんだよ」

婆狩り。親父狩りの亜種で、婆は保険証などを持っているので、それを奪って
サラ金から金を借りるという、親父狩りの何倍も悪い行為のことである。

(,,゚Д゚)「婆狩りじゃねえよ。あの婆はセンターだぞ」


252 :閉鎖まであと 3日と 9時間:2007/01/20(土) 11:11:56.02 ID:YPH9DjCd0
「センター?」と二人が同時に驚きの声を上げる。男は頷いた。

(,,゚Д゚)「毎年センター試験の年になるとよ、センターがボランティアで運営や運行を行うんだよ。
つまり、受験者に通知を送付したり、試験の内容を考えてるのもセンター。
審査員も、競技の進行案内も全部現役のセンターがとり行ってるってこった」

老婆にツンと呼ばれた少女が頷く。

ξ゚⊿゚)ξ「私も受験者で、母がセンターなの。その母から、港についたら老婆を探して『試験会場は
どこですか?』って尋ねろって言われたのよ」
(,,゚Д゚)「センターは案内人もやってるからな。この女が言われたのは、合言葉ってわけだ」
( ^ω^)「それはわかったけどお、ならなんで揉めてたんだお?」

ツンは肩を上げて「さあ?」といった。

(,,゚Д゚)「俺はあの壁に頭を突っ込んでる男が、あの婆が案内人だといったから、声をかけただけだ。
それをなに考えたんだか知らねえが、婆が急に悲鳴を上げるからよ」
ξ゚⊿゚)ξ「何回も歩くの疲れるから、次に声をかけられたら悲鳴を上げろっていわれただけよ。
その悲鳴につられた他の受験者もまとめて案内しようとしてたんだってさ」

男が不満げに地面に唾を吐いた。


254 :閉鎖まであと 3日と 9時間:2007/01/20(土) 11:20:52.59 ID:YPH9DjCd0
婆「いつまであたしを抱いてるつもりだよ」

ショボンが老婆をおろすと、老婆は気持ち悪そうに両手で胸を覆った。

婆「おお、気持ち悪いねえ。ところでショボン、あんたはここでなにやってるのよ。
あんたは今回の運営に係わっていないはずだろ?」
(´・ω・`)「まあね。一種の暇つぶしってやつかな」

ショボンがそういうと、老婆が楽しそうに笑った。

婆「でもあんたは試験を受けることはできないよ。もう合格してんだからね」
(´・ω・`)「そこをお願いしようと思って、ここまで連れてきたんだ」
婆「どういうことよ? また暇つぶしなんていったら、強姦罪で訴えてやるからね」

老婆は自分の言葉で腹を抱えて笑うと、続きを促した。

(´・ω・`)「実は子供が試験を受けるんでね。子供の成長をまじかで見たいってのが一つ」
婆「他に理由があるのかい?」

ショボンは笑いながら「もう一つは暇つぶしだよ」。


255 :伊藤さんはこんなキャラだっけ?:2007/01/20(土) 11:30:13.90 ID:YPH9DjCd0
ショボンが元の場所に戻ると、ドクオが目ざとく声をかけた。

('A`)「あの婆さんは無事に家に帰れたか?」
(´・ω・`)「うん」
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと、なにしてんのよあんた。あのお婆さんは案内人なのよ?」
(´・ω・`)「うん。でももうあの老婆は必要ないよ。もっと若い案内人が見つかったからね」

ショボンが手を上げると、そこに一人の女性が現れた。

('A`)「うあ、地面から湧き出やがった」
('、`*川「湧き出たんじゃないよ。センスのない餓鬼だね。あたしは伊藤。案内人だ。
それで、あたしが案内するのはここにいる五人ってわけね?」
(´・ω・`)「そうだよ。ところであの壁に突っ込んでる男は?」
('A`)「壁に突っ込んでる男人気だな」
(,,゚Д゚)「あいつはほっといて構わないぞゴルァ」

ドクオが再び「壁に突っ込んでる男人気だな」といいかけた瞬間、伊藤が頭を張り飛ばした。

('A`)「俺、さっきの婆のほうが良かったよ」
('、`*川「あの婆もあたしだよ。それじゃ、いくよ」


256 :閉鎖まであと 3日と 9時間:2007/01/20(土) 11:38:44.46 ID:YPH9DjCd0
倉庫郡を抜け、再び港を突っ切って市街地へと入る。
市街地は東西の二つに分けられ、東は繁華街、西は商社のビルが立ち並んでいる。
伊藤は繁華街の方に向かっているようだ。

道中、ドクオはくだらない冗談を吐いては、伊藤に殴られていた。

('、`*川「ところでショボンは変装しなくていいのかい? バレてもあたしゃあ知らないよ」
(´・ω・`)「すっかり忘れてた。ちょっとそこのトイレで着替えてくるよ」
(*'A`*)「うほっ、やらないか?」
('、`*川「お前はいちいちうるさい餓鬼だね」
('A`)「いてえよ」

(。・д・)「お待たせ」
('A`)「誰だよ」
(。・д・)「わかんない? ショボンだけど」
( ^ω^)「違うお! ショボンはデブのはずだお!」
('A`)「そうだそうだー」
('、`*川「いちいちうるさいね、男が細かいこといってんじゃないよ」

('A`)「なんで俺だけ殴られたと思う?」
ξ゚⊿゚)ξ「知らない」

ドクオはうな垂れながら、みんなの少し後ろを歩いた。


257 :閉鎖まであと 3日と 9時間:2007/01/20(土) 11:43:40.94 ID:YPH9DjCd0
伊藤が立ち止まったのは、小さな小屋の前だった。

(。・д・)「今年はここなの?」
|A`)「性別まで変わってるのかよ」
('、`*川「あんたも大概女々しいね。もう殴らないから電柱の影から顔を出しなよ」

('A`)「なんで殴られたと思う?」
( ^ω^)「ドクオのことが好きなんじゃないかお?」
(*'A`*)「やはりか」

('A`)「……」
('、`*川「入るよ」


259 :閉鎖まであと 3日と 9時間:2007/01/20(土) 11:52:29.68 ID:YPH9DjCd0
コンクリートで造られた内部には、なにもなかった。
ただ中央に、地下へと降りる石段があるのみだ。

('、`*川「この下が会場だよ。下りればもう案内はいらないから」
(。・д・)「そっか、ありがと」
('、`*川「んじゃまた後で会おう。頑張ってね」

伊藤は笑いながらドクオの頭を小突くと、手を振って外へ出て行った。

('A`)「俺もう会いたくねえよ」
ξ゚⊿゚)ξ「あら、構ってくれる人ができてよかったじゃない」
( ^ω^)「付き合っちゃえばいいのにお」
(。・д・)「たしか既婚者だよ。そうだ、私はいまからピアスね」
('A`)「ピアス?」
(。・д・)「名前。じゃいこう」


260 :閉鎖まであと 3日と 8時間:2007/01/20(土) 12:02:26.09 ID:YPH9DjCd0
ブーンたちが地下道へと足を踏み入ると、そこは雪国だった。
吹き荒ぶ白が視界を埋め尽くし、広大な雪原が地平線の彼方まで広がっている
わけもなく、実は変哲のない地下道だった。
その、なんの変哲もないありきたりな地下道を埋め尽くすように、大勢の受験者が立っている。

ξ゚⊿゚)ξ「こんなに受験者がいるんだ?」

ツンが驚嘆の声を上げる。ドクオとブーンも驚嘆しながら、地下道に視線を走らせている。
冷静なのは、男としょぼn――もといピアスだけだった。

(,,゚Д゚)「こんなにいたら、試験すんのも大変だろ」
(。・д・)「そうね。どんな審査でこの人数を落とすんだろう」
(,,゚Д゚)「実は俺、これと似たような漫画読んだことあるんだよね」
(。・д・)「へえ、なんていうの?」
(,,゚Д゚)「ハン」
(。・д・)「ところであなたの名前はなんだっけ?」
(,,゚Д゚)「ターハンター。ああ、俺の名前は……」
(。・д・)「やっぱ犬でいいや」
(,,゚Д゚)「……そうか」

どこか噛み合わない会話を続けていると、「スカトロスカトロスカロトー」という音が地下道に反響した。


261 :閉鎖まであと 3日と 8時間:2007/01/20(土) 12:05:21.19 ID:eKLk5HNV0
ちょwwwwwスカトロ病かwwwwww


263 :閉鎖まであと 3日と 8時間:2007/01/20(土) 12:16:24.26 ID:YPH9DjCd0
全員が一斉に音源のほうに視線を送る。
音は地下道の先から聞こえてくるようだ。

ブーンが視線を向けると、いつの間にかそこに一人の男が立っていた。

(´<_` )「はい、静粛に」

黒スーツを着た長身の男が、手に持った機械のボタンを押すと、音がやんだ。

('A`)「スカトロ……なにか心惹かれる響きだな」
(´<_` )「さて本日はセンター試験会場へ足を運んでいただき、まことに恐悦至極ですっと。
なんだっけ? ああ、俺は弟者。試験官だな。
これから試験をはじめるから、黙って弟者さんについて来なさい。以上」
ξ゚⊿゚)ξ「……なんなの、あの気持ち悪い男は」
(。・д・)「試験官だね」

俄かに騒々しくなった地下道を一瞥すると、弟者は黙って歩きはじめた。


265 :スカトロはまだ早い:2007/01/20(土) 12:24:20.04 ID:YPH9DjCd0
受験者たちは互いに顔を見合わせて話していたが、弟者が再度ベルを鳴らすと、
仕方なく弟者について歩きはじめた。
弟者は歩きながら、ぼそぼそと独り言のように説明を続ける。

(´<_` )「試験は年によって変わるが、大体五つくらいだ。作者がなにも思いつかなくなったら
その場ですぐに合格者を発表するが、まあパクりだからネタには困らないだろう。
ところで俺は当然センターなわけだから、当然強いよな? だから、私語を慎まないとぶつからな」

弟者が前を向いたまま機械を放り投げると、「スカトロ……スカトロ……」と呟いていたドクオの頭に激突した。

(´<_` )「まあ緊張したり興奮するのは、俺自身も体験してるからよくわかるんだが、
あまりはしゃぎすぎないようにな。調子に乗ってると、怪我するからな」
(,,゚Д゚)「なんだか人をくったようなやつだなゴルァ」
(。・д・)「センターなんて変人ばっかだよ。脳みそまで筋肉みたいな感じ」

弟者は歩を止めると、振り向いてピアスの顔を凝視した。
二人の間で、軽い火花が散ったと思った途端、弟者は突然駆け出した。


266 :実は、物凄い長編になりそうなんだ:2007/01/20(土) 12:29:08.59 ID:YPH9DjCd0
('A`)「この機械もらってもいいのかな?」
ξ゚⊿゚)ξ「そんなこといってる場合じゃないでしょ、とりあえず追いかけないと」

弟者はわき目も振らず、物凄い速さで地下道を走り抜けていく。
それにあわせて、受験者たちも走り出した。
凄まじい数の足音が地下道に反響する。

(,,゚Д゚)「おい」
(。・д・)「なに?」
(,,゚Д゚)「あんたのせいで走りだしたんじゃねえのか?」
(。・д・)「私には関係なくない?」

相変わらずどこか噛み合っていない会話を続けながら、足を進める二人。

('A`)「なあベルを鳴らしてもいいのかな?」
ξ゚⊿゚)ξ「そんなこといってる場合じゃないでしょ、黙って走りなさいよ」

なぜか女性に構われるドクオ。

そして、存在が忘れ去られそうな主人公のブーン。


267 :なんとかこじつけて短編にもできるよ:2007/01/20(土) 12:34:41.77 ID:YPH9DjCd0
「はあはあ、なんでだ、どうしてだ」

ブーンは、隣で呟く声を聞いて顔を向けた。
脇にノートパソコンを携えた小太りの男が、七三ヘアーを乱しながら走っている。

「俺は勉強でも運動でも、常に一番だった。それなのになんでだ」

男の顔は大量の汗で濡れ光り、結核患者のような濁った咳が時折漏れる。

「どうして」

男は立ち止まった。ブーンが視線をめぐらせると、ノートパソコンを落とし、男はその場に膝立ちになった。
ブーンは顔を前に戻すと、何事もなかったかのように走り続けた。

一人目:脱落


270 :閉鎖まであと 3日と 8時間:2007/01/20(土) 12:41:21.90 ID:YPH9DjCd0
何時間が過ぎ去っただろう。
ブーンはいつの間にか先頭を走っていた。
すぐ後ろには犬とピアスがついている。

(,,゚Д゚)「はっはっ、どのくらい走った?」
(。・д・)「んっと、五時間くらいかな?」
(,,゚Д゚)「くそ、いつまで走り続ける気だよ」

犬の声が聞こえたのか、弟者は急に足を止めて振り返った。

(´<_` )「ふむ、今年は豊作だな」

一直線に伸びた地下道を見つめ、そう呟く。
ブーンも背後を振り返った。
荒い息をしているが、まだ余裕の伺える受験者たちが、次々とその場で停止する。

('A`)「スカトロ、スカトロ。ん? ゴールか?」
ξ゚⊿゚)ξ「どうだろ、ねえブーン、ゴールなの?」

追いついてきたツンがブーンに近寄って声をかける。
ブーンは肩をすくめると、弟者に顔をめぐらせた。


271 :閉鎖まであと 3日と 8時間:2007/01/20(土) 12:49:08.37 ID:YPH9DjCd0
(´<_` )「そこの石段をのぼったらゴールだぞ」

弟者の声を聞き、受験者たちから歓声が上がる。

(,,゚Д゚)「おお、ついにゴールかよゴルァ」
ξ゚⊿゚)ξ「もう足がパンパン。まあいいダイエットにはなったけど」

軽口を叩きながら角を曲がったツンは、石段を見てその場に崩れ落ちた。

( ^ω^)「ちょ、大丈夫かお?」

ツンが石段を指差す。ブーンはツンの指を追って視線を上げ、そして絶句した。
かなり段差の低い石段が、延々と上に続いている。
ブーンは石段の一段目に足をかけて上を覗いたが、地下道の天井に隠されて先が見えない。

(。・д・)「何段あるんだろ」
(´<_` )「よくわからんが、俺はこの試験の試験官を任されて、真面目にセンターを辞めようと考えた」

弟者は苦笑いを浮かべながらそう言うと、ブーンの肩を叩いて石段を駆け上がりはじめた。


272 :閉鎖まであと 3日と 8時間:2007/01/20(土) 12:54:38.56 ID:YPH9DjCd0
(,,゚Д゚)「い、いくのか?」
(。・д・)「いかなきゃ、だよねえ」

ピアスが弟者を追って石段を駆け上る。続いて犬もだらだらと石段を上りはじめた。

ξ゚⊿゚)ξ「冗談でしょ? 私、小学生の設定なんだけど……」
( ^ω^)「だけど、上らないと受からないお」

ブーンが楽しそうに笑った。
視線を弟者の背中に貼り付け、前屈運動を開始する。

ξ゚⊿゚)ξ「ねえブーン、おぶってくれない?」
( ^ω^)「なんかワクワクするお!」

ツンの声を聞き流し、ブーンが石段を駆け上がりはじめた。
それに続いて、他の受験者たちも奇声を上げながらそれそれが石段に足をかける。

ツンは周りを見回して、ドクオで顔を止めた。
そしてゆっくりとドクオに近づくと、愛想笑いを振りまきながら背中に乗った。


273 :閉鎖まであと 3日と 8時間:2007/01/20(土) 12:59:46.83 ID:YPH9DjCd0
('A`)「冗談だろ……」
ξ゚⊿゚)ξ「いいから、もっとスピードをあげてよ」

ツンは軽かったが、急な石段を担いで上るのは、死亡フラグとしか思えない。

('A`)「お前が下りなかったら、二人とも不合格だぞ?」
ξ゚⊿゚)ξ「どっちにしろ、もう私の足は動かないのよ。死なばもろとも。頑張って」

歯を噛み締め、両手を石段に置きながら懸命に上ってはいたが、受験者たちの背中がどんどん遠ざかっていく。

('A`)「無理だ。マジで下りてくれ」

そのとき、ツンの目にドクオの右手が目に入った。
その手には、しっかりと機械が握られている。
ツンは落ちないように気をつけながら、ゆっくりと手を伸ばした。

「スカトロスカトロスカトロー」
('A`)「うおあああああああああああああああああ」


274 :閉鎖まであと 3日と 7時間:2007/01/20(土) 13:05:16.50 ID:YPH9DjCd0
周りの景色が物凄い速さで背後へと流れていく。
風を切る音が耳を掠め、風圧で顔が歪む。
このベルの音がドクオなにを刺激しているのかはわからないが、音を聴いた瞬間、ドクオは変貌した。
先ほどまでの顔はどこへやら。
全身から熱を発しながら、石段を駆け上がっていく。

ξ゚⊿゚)ξ「うわっうわっ、凄い、ドクオ凄いよ」
('A`)「邪魔だどけええええええええ」

石段にへたり込んだ受験者の顔を蹴飛ばし、前を走る受験者を引き摺り落とし、ドクオは風のように舞った。

「スカトロスカトロスカトロー」

('A`)「スカトロスカトロスカトロー」
ξ゚⊿゚)ξ「スカトロスカトロスカトロー、はいっ♪」
('A`)「スカトロスカトロスカトロおおおおお」

(;^ω^)「うわ、どうしたんだおドクオ」と驚くブーンを追い越し、
(,,゚Д゚)「なんだありゃあ」(。・д・)「変態だね……」と呆れる二人を追い越して、
開いた口がふさがらない弟者を追い越した。


275 :閉鎖まであと 3日と 7時間:2007/01/20(土) 13:06:14.62 ID:Ph29tGANO
作者のスカトロ病が限界にきているようだww
>>269
なくないか?


276 :閉鎖まであと 3日と 7時間:2007/01/20(土) 13:12:56.35 ID:YPH9DjCd0
弟者はそのときの心境をこう語ったという。

(´<_` )「ええ、それはもう、俺は目を疑いました。
流れるベルの音、その音を叫ぶ男、その背中に乗っている少女。
俺は夢を見ているのかと、錯覚しましたから」

弟者さんは今期のセンター試験、第一科目の試験官です。
では弟者さん、その男は無事に一科目を合格しましたか?

(´<_` )「当然だ。俺はいまでもあの時の光景を忘れない」

あの時の光景とは?

(´<_` )「あいつは少女を背負ったまま、石段を使わずに回りの壁や天井を走り出したんだ」
('、`*川「それって凄いことか? 誰でもできるだろ」
(´<_` )「なんだ、もうインタビューごっこはおしまいか。
まあ確かに俺にもできるが、試験を受けている新米があんなことをするとはな」
('、`*川「ふーん。それは楽しみじゃない」


279 :閉鎖まであと 3日と 7時間:2007/01/20(土) 13:29:14.14 ID:YPH9DjCd0
帰ってきたが、一時間ほどデートしてくる。弟と


 



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