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('A`)ドクオがH×Hをさり気なくパクりながら、S×Sと名づけた作品を描くようです(7)

 
 ('A`)ドクオがH×Hをさり気なくパクりながら、S×Sと名づけた作品を描くようです(7)
     ジャンル: パロディ・バトル・グロ 
 



[458] 閉鎖まであと 2日と 7時間[sage] : 2007/01/21(日) 13:39:38.38 ID:Xrjg5jBD0
ピアスの動きは素早い。風が吹くように音もなくその場から移動する。
その様子は、音だけが遠ざかっていくようだ。
だがドクオも負けてはいない。

ドクオの身体能力や反射神経は、ピアスには到底およばないはずであった。
ピアスはなにを隠そうショボンであり、ショボンは現役センターである。
センター受験生のドクオとの実力差は、月とすっぽん、像と蟻、午後の紅茶と烏龍茶、
犬と猫、蛙と蛇、馬と鹿、男と女、CDとDVD、ちんことまんこほど開いている。

ドクオの腕が伸びる。

(。・д・)「くっ」

ピアスが移動時に立てた音のする場所へ、寸分の狂いもなく落ちる。
壁を抉り、天井を掠め、床を凹ませ、徐々にピアスへと近づいていく。

第一科目のベルで脳に切欠が生まれ、第二科目でその切欠がはっきりと輪郭を保ち、
ここ第三科目での出来事によって、ドクオは凄まじい成長を遂げた。
肉体的にも精神的にも人を超えた。


[459] 閉鎖まであと 2日と 7時間[sage] : 2007/01/21(日) 13:47:00.90 ID:Xrjg5jBD0
ピアスは壁を蹴り、天井を蹴り、床を蹴り、後ろ向きに風のようにドクオから離れていった。
だがどれだけ離れても、ドクオの腕は追跡をやめない。
すでにドクオの姿は、影に隠れて見えないほど遠ざかっている。
それなのに、ドクオの腕は寸分の狂いもなくピアスの体を狙っている。
的確にピアスの後を追い、ようやくピアスの足を掴むことに成功した。

(。・д・)「うわあっ」

掴まれた足を起点にして、体が宙を舞う。
ピアスはとっさにズラを抑えたので、足を掴む手をはずすことはできない。
空を滑走したピアスは、あっという間にドクオの前に宙吊りされた。

('A`)「ふひっ、見れば見るほどいい女だなあ」

涎を垂らすドクオの首へ、ピアスが天山チョップをかます。


[461] 閉鎖まであと 2日と 7時間[sage] : 2007/01/21(日) 13:54:38.36 ID:Xrjg5jBD0
そしてズラが落ちる前に、両手をズラへと戻す。ピアスにしかできない芸当であった。
ピアスは以前に、アミメニシキヘビと戦ったことがあった。
それもハンデとして、体に巻きつかせた状態での戦い。
ピアスは戦いがはじまった次の瞬間には、拘束された腕を力いっぱい横に広げていた。
アミメニシキヘビは破裂して死んだ。

ホッキョクグマと戦ったこともある。
やはりこれもハンデとして、ピアスは氷原に顔だけ出した状態で、戦闘を開始した。
だがやはり勝負は一瞬だった。
ピアスが腕を力いっぱい横に広げると、氷原にはひびが入り、巨大なクレパスに
ホッキョクグマは飲み込まれて死んだ。

力を入れると背中が鬼の顔に変わる男とも戦ったことがある。
あの戦いは文字通り死闘だった。
どちらも現代に蘇ったトリケラトプスと畏怖された男である。
いや、実際にトリケラトプスが蘇ったとしても、二人には到底適わないだろう。

結局オーガとの戦いに、決着はつかなかった。


[462] ?好。保守謝謝。[sage] : 2007/01/21(日) 13:59:46.29 ID:Xrjg5jBD0
?好。保守謝謝。
↑とか打ってから日本語に戻したら、辞書登録が使えなくなった。
再起動してくる。


[463] 閉鎖まであと 2日と 6時間[sage] : 2007/01/21(日) 14:13:02.86 ID:Xrjg5jBD0
そんなピアスの天山チョップを受けても、ドクオは全く動じていなかった。
それどころか、なおいっそう気色の悪い笑みを浮かべ、茶褐色に濡れた顔を近づけてくる。

('A`)「見れば見るほどいい女だなあ。名前はなんていうんだ?」
(。・д・)「ショボンだ。僕が変装してることを忘れたのかい?」
('A`)「知らんな。だがショボンか、あまり可愛くない名前だな」

ドクオは、ピアスを宙吊りにしているのと逆の腕を伸ばした。
その手は弧を描くようにピアスの体の周りを回りながら、次々と服を剥いでいく。

(。・д・)「ちょ、やめろドクオ。どうしたっていうんだ」
('A`)「気持ちいいから、な、絶対気持ちいいって、絶対だ、な、気持ちよくしてやるよ、な」

ぼそぼそと呟きながら、全裸になったピアスの全身を舐めまわす。
頭の狂ったドクオには、なぜピアスの胸がないのか、ちんこがついているのかなど全く気にならない。


[465] 閉鎖まであと 2日と 6時間[sage] : 2007/01/21(日) 14:19:23.32 ID:Xrjg5jBD0
(。・д・)「誰かに操られてるのか?」

ピアスはドクオの腹にコブシを叩き込み、金玉を握った。

('A`)「なんだよ、もう入れて欲しいのか? 前戯も大事なんだよ、女にはわからないだろうけどな」

開いている腕でピアスの両手を縛りあげると、ピアスの背中に固定する。
そして愛撫を再開する。すね下の生えた足を舐め、掴んでいる手を持ち上げて乳首を舌で転がす。

(。・д・)「あんっ、ってやめ、ドクオ、真面目に離せ、気色悪」
('A`)「感じてるじゃないか。感じてるんだろ? 感じてるんだよな。気持ちいいだろ、俺の排泄物に塗れた舌はよ」
(。・д・)「は、排泄物?」

顔を歪ませるピアスを、きょとんと見つめるドクオ。

('A`)「ああ、俺と妹者の排泄物だが、どうかしたか?」

ピアスは絶叫した。


[466] 閉鎖まであと 2日と 6時間[sage] : 2007/01/21(日) 14:25:02.60 ID:Xrjg5jBD0
誰かが叫んでいる。
誰の声だ?
頭が朦朧としている。
酸欠の脳みそは、なかなか働き出さない。
誰かが叫んでいる。
誰の声だ?
頭の霧が少しずつ晴れていく。
脳みそに酸素が供給されていく。
誰かが叫んでいる。
ピアスだ。ピアスが叫んでいる。

( ・∀・)「ピ、ピアスさん」

モララーは白く濁った視界をあげた。
二人の男が見える。
宙吊りにされた男と、自分の首を絞めた男。

悲鳴が頭蓋骨内に反響している。

( ・∀・)「ふざけるなよ、変態露出男が」

モララーはドクオに向かって駆け出した。


[467] 閉鎖まであと 2日と 6時間[sage] : 2007/01/21(日) 14:33:44.70 ID:Xrjg5jBD0
モララーの戦闘能力は前述したとおりだが、その強さの秘密は、しなやかな筋肉と動体視力にある。

無数に跳びかかる蛇の大群を瞬時に視認する目、
視認したものに対処するために目まぐるしく回転する脳、
その高性能な脳から全身に送られた信号を、瞬時に動作に移す筋肉。

モララーは、動作視力と筋肉、脳が優れていた。

筋力は、あればあるほどいいというものでもない。
モララーには相手を威圧する筋肉の盛り上がりはないが、自分の思い通りに動くだけの筋肉はあった。
華奢だが、その体は鍛えられている。
自分の思うとおりの速度で進む足、もっと速く、もっと速くと急かす脳。
その脳の命令が足に伝わり、モララーの体はさらに加速していく。

モララーが奇声を上げながらドクオに当身を食らわせた。
肩がドクオの脇腹に激突し、ドクオの体が揺らぐ。
モララーの手が素早く動く。
ドクオの伸びた腕を殴打し、宙吊りになった男を受け止める。


[468] 閉鎖まであと 2日と 6時間[sage] : 2007/01/21(日) 14:35:53.13 ID:Xrjg5jBD0
( ・∀・)「大丈夫か?」

モララーは男の顔を覗き込んだ。

(。-д-)

( ・∀・)「?」

ピアスさん? いや待て、僕は確かにこの人の下半身を……。
下半身に視線を移し、そこにそれがあるのを確認し、再び視線を顔に戻す。

(。-д-)

( ・∀・)「?」

モララーは気を失った。


[470] 閉鎖まであと 2日と 6時間[sage] : 2007/01/21(日) 14:45:50.51 ID:Xrjg5jBD0
度重なる鎧兵との死闘、永遠に同じ場所を回り続ける階段、落とし穴、うねる壁、
落石、急傾斜した細い道と、ブーンたちは様々な罠をくぐり抜けながらその部屋に辿り着いた。

ξ゚⊿゚)ξ「はあはあ、そろそろゴールなんじゃないの?」

ツンが荒い息を吐きながら、壁に寄りかかる。
狭い部屋だ。
入ってきた扉の反対側の壁に二つの扉があり、扉と扉の間には女神を模した彫刻が置かれている。

( ^ω^)「そう思いたいお。最後の分かれ道かお?」
川 ゚ -゚)「そうだと思いたいが」

クーがブーンに同意した瞬間、部屋に声が響いた。

「さてさて、いよいよクライマックス。ブーン、クー、ツンの三人は、不思議な部屋へと迷い込みました。
目の前には二つの扉、その扉の間には女神。一体ここでは、どんなことが起こるのでしょうか」


[472] 閉鎖まであと 2日と 6時間[sage] : 2007/01/21(日) 14:52:57.45 ID:Xrjg5jBD0
「このチームの状況を簡単に話しておきましょうか。
まずこのチームは、合計五人のチームでした。
デブで役立たずだと思われていたブーンは、小柄な体を駆使し、鎧兵との戦闘では見事な動きを見せてくれました。
そして数少ない少女であるツン。彼女はあまり役に立たないと私は思っていたのですが、
懐から取り出した袋の中身、その瓶の中に入った……なんだっけ、ああ、虫です。
変な虫を使っての変な活躍を見せました。変な子供ですねっ。こんな子供が生まれてきたら、私は自殺します」

ξ゚⊿゚)ξ「変な子?」
( ^ω^)「デブで役立たず?」

「そして紅一点のクー。長い黒髪を振り乱しながら槍を扱うさまは、まさに戦う女神のようです。
揺れるほどおっぱいがないのがつらいぞ!」

川 ゚ -゚)「……おっぱい」

「そして忘れてはなりません。途中で息絶えたお二人をご紹介しましょう。
まずモナー。魅力的な笑顔と甘ったるい声が女性に大人気。
自慢の容姿をいかしてツンを口説き落とそうとしましたが、嫉妬したブーンに殺されてしまいました。
女の嫉妬も怖いですが、男の嫉妬はさらに怖いですね」


[473] 閉鎖まであと 2日と 6時間[sage] : 2007/01/21(日) 14:58:54.83 ID:Xrjg5jBD0
「そしてもう一人、同じくブーンに殺された……誰だっけ?
とにかくその五人チームは、無事に最後の部屋へとたどり着きましたっ。
さてさて、この狭い部屋で起こる最後の試練。
それは一体、どれほど過酷なものなんでしょうか」

( ^ω^)「なんだお、この解説は」
ξ゚⊿゚)ξ「わかんないけど」
川 ゚ -゚)「むかつくな。私はこれでもBカップなんだぞ」
(*^ω^)「ちょ、ホントかお?」
川 ゚ -゚)「ああ、見るか?」

クーが服を持ち上げようとした途端、扉の間に収まっている彫刻が言葉を発した。

「ようこそ、女神の間へ。ここでは貴方たちに最後の試練が与えられます」

ξ゚⊿゚)ξ「ほらブーン、そのだらしない顔をやめなさいよ」
(*^ω^)「おっぱい! おっぱい!」
川 ゚ -゚)「ふふ、私のおっぱいは確かに小さいかもしれないが、見事な形をしているぞ。
寝転んでも崩れないし、乳首は綺麗なピ」


[474] 閉鎖まであと 2日と 5時間[sage] : 2007/01/21(日) 15:05:05.44 ID:Xrjg5jBD0
ツンに頭を殴られた二人は、うな垂れながら彫刻を見つめた。

「試練とは、選択です。あなたたち五人は、力を合わせ、この部屋までたどり着きました」

( ^ω^)「五人?」

「その五人でよく話し合って頂きたいのです。いま貴方たちの前には二つの扉があります。
左の扉はゴールまで一直線に続く道、右の扉は二十五時間かかる険しい道が続いています」

( ^ω^)「選択をする必要がないお。左の扉を選ぶに決まってるお」

「ですが、ここで問題が発生します。左の扉に入れるのは、三人までなのです。
左の扉を開くのならば、五人中二人はこの部屋に残って頂きます。
右の扉ならば、五人で先に進むことができます」

川 ゚ -゚)「……」


[475] 閉鎖まであと 2日と 5時間[sage] : 2007/01/21(日) 15:10:45.70 ID:Xrjg5jBD0
「後ろを」

彫刻にいわれて三人が振り向くと、壁が横に動き、その奥から古今東西ありとあらゆる武器が
収納された棚が姿を現した。

「左を選ぶならば、二人を残していかねばなりません。話し合いで決着をつけるのは不可能でしょう。
そのために、武器を用意させて頂きました。お好きな武器を使い、残る二人をお決めなさい」

クーは黙って棚へと近寄った。

川 ゚ -゚)「戦闘か。確かにここまでは助け合って試練を乗り越えてきたが、もともと私たちは赤の他人だ。
遠慮はしないぞ。さあ、二人とも好きな武器を取れ!」
ξ゚⊿゚)ξ「いや、よく考えなくても、私たちってもともと三人しかいないよね」
川 ゚ -゚)「君はやはり馬鹿のようだな。そんなことを誰かに聞かれて、再び壁を閉じられてしまったらどうする。
いいか、目の前の棚には、古今東西の武器が収まっているんだぞ。見ろ」

クーが棚の一箇所を指差した。


[476] 閉鎖まであと 2日と 5時間[sage] : 2007/01/21(日) 15:15:53.17 ID:Xrjg5jBD0
( ^ω^)「それはなんだお?」
川 ゚ -゚)「グレネードランチャーだ」

クーは口角をわずかに持ち上げながら、それを取り出した。

川 ゚ -゚)「前々から欲しかったものだ」

クーは片膝を床につき、グレネードランチャーを肩に担ぐと、標準をあわせた。

ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと、なにしてる」

ツンがいい終わる前に、クーはトリガーを引いていた。
大砲のような轟音が部屋に反響し、三人の鼓膜に飛び込む。
煙が立ち上り、部屋が白く染まる。

川 ゚ -゚)「ふむ、やはり凄いな」

しだいに晴れていく霧。
ブーンの目に飛び込んできたのは、原型をとどめていない女神の彫刻だった。


[478] 閉鎖まであと 2日と 5時間[sage] : 2007/01/21(日) 15:22:14.48 ID:Xrjg5jBD0
('、`*川「ブーン、ツン、クー、合格だ」

女神の部屋にあった左の扉の先は、長い滑り台になっていた。
その滑り台を滑り降りた先、目の前に広がる懐かしい景色と、懐かしい人物。

('、`*川「よくゴールできたな」

伊藤が笑いながらブーンの頭を叩く。

( ^ω^)「いや、よく思い返してみたら、鎧兵と戦ったくらいしか記憶がないお」
ξ゚⊿゚)ξ「そういえばそうね。それなのになぜこんなに時間がかかったのかしら」
川 ゚ -゚)「よくわからんが、とにかくこれで第三科目は合格したわけだ」

クーがそういうと、ブーンとツンが歓声を上げた。

( ^ω^)「いやいや、最初はこのチームは駄目だと思ってたけどお、
クーは凄かったお。合格できたのはクーのおかげだお」
川 ゚ -゚)「おいおい、褒めてもなにも出ないぞ」

川 ゚ -゚(^ω^ )(おっぱいが出るお。あとで見せてくれお)

川 ゚ -゚)「了解した」


[480] やっと展開を思いついた[sage] : 2007/01/21(日) 16:16:00.14 ID:Xrjg5jBD0
塔の入り口前には、すでにたくさんの受験者がいた。
五体満足なものは少ない。
軽度の火傷を負ったものや、手足を切断したものなど、重軽傷者が半数以上を占めている。
そして塔の脇には、死体の山ができあがっていた。

('、`*川「見てのとおり、この科目でかなり不合格者がでたんだ。
あんたたちみたいに無傷なやつはかなり少ないよ」

伊藤が負傷者の群れを見つめながら呟く。

ξ゚⊿゚)ξ「そんなに難しい科目だったんだね」
( ^ω^)「そうは思えなかったお」
川 ゚ -゚)「まあアイディアが全然浮かばなかったっていってたからな」
ξ゚⊿゚)ξ「誰が?」

('、`*川「おっと、そろそろ時間切れだね。ドクオはまだかい?」


[481] 閉鎖まであと 2日と 4時間[sage] : 2007/01/21(日) 16:21:31.37 ID:Xrjg5jBD0
( ^ω^)「ドクオはまだなのかお?」
('、`*川「ああ、あたしが見た限りでは、ここのドクオもショボンもいないね」
川 ゚ -゚)「なんだ、知り合いか?」
('、`*川「あたしの婚約者さ」

一瞬空気が凍ったような気がしたが、伊藤は構わず続けた。

('、`*川「ドクオはともかく、ショボンがいないのはおかしいね」

塔の入り口上部に埋め込まれた時計の針が、刻一刻と、時を刻んでいく。
そして長針が真上を向いた瞬間、どこからか鐘の音が聞こえてきた。

('、`*川「あらら、まあセンター試験に受からなくても結婚できるけどさ、なんだか物足りないねえ」

伊藤はそう呟いた後、周りを見回しながら大声を上げた。

('、`*川「第三科目終了。ここにいるものの中で、動けるものを合格とみなす」


[482] 選挙いってくる[sage] : 2007/01/21(日) 16:23:56.53 ID:Xrjg5jBD0
('、`*川「あんたたちも合格だよ。あと二科目合格すれば、無事にセンターだ」
(´<_` )「伊藤、すこし話がある」

いつの間にか、伊藤の背後に弟者が立っていた。
伊藤は「なんであんたがここに?」と聞いたが、弟者は質問には答えずに手を振って歩きだした。


[484] 金子のぞみって女じゃないのか[sage] : 2007/01/21(日) 16:54:44.76 ID:Xrjg5jBD0
( ^ω^)「なにを話してるんだろうお」
川 ゚ -゚)「さあな。それにしても重傷者ばかりじゃないか」

クーが首を巡らせながらいう。
クーのいうとおり、塔前にいる受験者の大半は、再起不能なまでに負傷しているものばかりだ。
切断された腕を未練たらしく握っているものや、頭全体を包帯で覆っているものが目についた。

ξ゚⊿゚)ξ「私たちは幸運だったんでしょうね。楽な道のりで」
川 ゚ -゚)「最後の部屋でも争う必要がなかったしな」

クーの言葉にツンが笑い、ブーンが頭を掻いた。

( ^ω^)「あのモナーは気に入らなかったけどお、もう一人の影が薄い男は可哀相だったお」

伊藤が困惑気な顔をしながら戻ってきた。
隣の弟者も、深刻味を帯びた顔を歪ませている。


[485] 閉鎖まであと 2日と 3時間[sage] : 2007/01/21(日) 17:01:20.14 ID:Xrjg5jBD0
理由を尋ねかけたブーンを手で制止、伊藤が口を開いた。

('、`*川「残念だが、今年のセンター試験は中止することになった」
ξ゚⊿゚)ξ「え?」

ツンの声を筆頭に、受験者たちからも声が上がる。

(´<_` )「静かにしろ」
('、`*川「だが中止といっても合格の可能性がなくなったわけじゃない。
いいか? どうやら受験生の中の一人が、塔内で他の受験者を殺害しているらしい」

一度口を止め、ブーンのほうに意味深な視線を送る。

('、`*川「本来の四科目、五科目目を撤廃し、いまから新たな第四科目をはじめる。
合格した受験者たちは、直ちに準備を整え、塔内で暴れている受験者を殺すこと。
無事に標的を殺し、生き残ったものをセンター試験合格者とする」

( ^ω^)「ど、どういうことだお?」
(´<_` )「質問はなしだ。協議会の予想していない事態が起こり、
それを急遽、試験の一部にすることに決まったんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「つまり、それに合格すればセンターになれるってことね?」


[486] 閉鎖まであと 2日と 3時間[sage] : 2007/01/21(日) 17:05:14.32 ID:Xrjg5jBD0
('、`*川「そういうことだ。塔の一階には医療施設や食堂、シャワールームがある。
一時間後に試験を開始するから、それまでは自由行動とする」

伊藤はそれだけいうと、弟者と顔を見合わせながら塔内へと入っていった。

川 ゚ -゚)「展開がはやいな。どういうことだ?」
ξ゚⊿゚)ξ「一人の受験者が、他の受験者を惨殺して回っているってことよ。
本職のセンターが向かえばすぐに解決するんでしょうけど」
( ^ω^)「まあなんにせよ、この試験に受かれば無事にセンターだお」

ブーンたちは、他の受験者に続きながら塔内へと足を踏み入れた。


[488] 閉鎖まであと 2日と 3時間[sage] : 2007/01/21(日) 17:12:20.59 ID:Xrjg5jBD0
一時間後、再び受験者たちは塔の玄関前へと集まった。

(´<_` )「それではいまから名前を読み上げる。呼ばれたものは、前に出るように」
('、`*川「ブーン、ツン、クー、ジョルジュ、コッチミンナ、貞子。以上だ」
(´<_` )「名前を呼ばれなかったものは帰れ」

受験者たちの顔が歪んだ。

「ど、どういうことですか?」

受験者の群れから呟きが漏れた。
弟者は無表情のまま、「いったとおりだ」といった。

次の瞬間には、怒声が辺りを覆った。

「まて、帰れってどういうことだ」
「不合格ってこと?」
「ふざけんな、なんで俺が不合格なんだ」
「おかしいわよ、どうして私の名前が呼ばれないの!」
「差別だ!」「偏見だ!」「優柔不断だ!」「俺が不細工だからか? そうなのか!」


[489] 閉鎖まであと 2日と 3時間[sage] : 2007/01/21(日) 17:18:40.14 ID:Xrjg5jBD0
名前を呼ばれなかった受験者たちが弟者と伊藤を囲み、口々に不満を述べた。
伊藤は困惑気にその群れを見つめ返していたが、弟者はなんの気なしに一人の受験者の腕を掴んだ。
腕を掴まれた受験者が呻き声を上げた。

('、`*川「ちょっと、弟者」
(´<_` )「わからないのか? 負傷したものが中に入って、二次災害が起きたらどうするんだ」

弟者が掴んだ腕を持ち上げる。
受験者は顔を歪め、その場に膝をついた。
だがその受験者は顔を歪めながらも、弟者を睨みつけた。

(´<_` )「ほう、なかなかいい目をしてるじゃないか」

弟者は手を離し、受験者の顔を見つめた。

(´<_` )「センター試験は今年だけじゃないんだ。ここで死んでどうする」

弟者に声をかけられた受験者は、声を失った。
その受験者に合わせるように、飛び交っていた怒声が止んだ。


[491] 閉鎖まであと 2日と 3時間[sage] : 2007/01/21(日) 17:23:13.85 ID:Xrjg5jBD0
(´<_` )「先ほど名前を呼ばれたものは、俺の前に集合しろ」

ブーン、ツン、クー、ジョルジュ、コッチミンナ、貞子が弟者の前に集まる。

(´<_` )「いいか、中で暴れている受験者はかなり凶悪だ。
躊躇わずに殺せ。そしてその首を俺の前にもってこい。
無事に戻ってこれたら、お前たちをセンターに任命する」

六人が次々に頷いた。弟者はそれに頷きを返すと、非常階段のほうを指差した。

(´<_` )「男が暴れているのは六階だ。いけ」


 



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