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('A`)ドクオは、まとめサイトの管理人のようです プロローグ

 
【紹介】-----

『( ^ω^)ブーンが短編を書くようです』『( ^ω^)ブーンはちんこがおっきくなってしまったようです 』
 より続く、ながら短編スレの完結編。

 「僕はもう、スカトロを使いません」
 「次に選んだジャンルは「恋愛」 」

 恋愛の定義を疑い、鼻を摘みたくなる、歪んだ恋愛小説の数々。
 世に蔓延るカンドウのレンアイキョヘンを笑いながら捻り潰す、負のエナジーに満ちた短編集。


作者: ID:eXjLo4aO0  スレ: http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1170254852/
 
 


 
 プロローグ・( ^ω^)ブーンは恋を知るようです  ジャンル: 恋愛
 
 



1 :愛のVIP戦士:2007/01/31(水) 23:47:32.09 ID:eXjLo4aO0
狭い部屋に、キーボードを打つ音が鳴り響いている。
万年床と、同人誌やエロゲの並んだ棚以外には目ぼしいもののない部屋の隅に、コタツが置かれている。
そのコタツに潜りながら、必死にキーボードを打つ男がいた。

('A`)「めんどくせえ」

彼の名前はドクオ。年齢=彼女いない暦、当然童貞、魔法使いの見習い。
ここ何年も家族と口を利いていない、正真正銘のニートである。

ドクオは軽く肩を揉みながら、モニターを見つめた。

「ドクオの"ブーン系小説スレ"まとめサイト」と味気のない黒文字で書かれた字が見え、
その下には無数のハイパーリンクが張ってある。


2 :愛のVIP戦士:2007/01/31(水) 23:48:27.17 ID:eXjLo4aO0
ドクオは、2ちゃんねるという巨大テーマパークのVIP広場に入り浸っている。
入場料は無料で、入場者は二種類にわかれている。

広場を選んでアトラクションを立て、入場者を楽しませる客と、
立てられたアトラクションに入って楽しむ客の二通りである。

2ちゃんねる自体は、なにもアトラクションを用意していない。
ただ広大な敷地を解放しているだけである。
その敷地をどう使うかは利用者の判断に任せられ、よほど害のあるアトラクションでない限り、滅多に口を出さない。

そんな2ちゃんねるの中にあるVIP広場で、ある日、ドクオはひとつのアトラクションを発見した。

「( ^ω^)ブーンが短編を書くようです」

('A`)「こんな場所で短編?」

興味を惹かれ、なにかに導かれるようにアトラクションの門をくぐったドクオは、思わず顔を顰めた。


4 :愛のVIP戦士:2007/01/31(水) 23:49:32.95 ID:eXjLo4aO0
('A`)「なんだこの臭いは」

どこかで嗅いだことのある臭い。トイレだ。
トイレ特有の臭い、排泄物の臭いが、狭いプレハブ内に立ち込めている。

('A`)「なんだよここは」

壁にはびっしりと文字の書かれた紙が張られており、プレハブの奥にはダンボールを机代わりに
短編を書き綴っている男が見える。

その男の周りにいる男たちは、尻をさらけ出し、脱糞をしていた。

それが、ドクオとブーンのはじめての出会いだった。

ブーンの書く短編は、スカトロが大部分を占めているという珍妙な作品ばかりだが、なぜかその作風がドクオの心を掴んだ。

('A`)「スカトロ、好きなのか?」

ドクオが尋ねると、男は嬉々としてこう答えた。

( ^ω^)「もちろんだお。スカトロは素晴らしいお?
この素晴らしさを世間に広めるために、僕は短編を書いているんだお」


9 :愛のVIP戦士:2007/01/31(水) 23:50:57.36 ID:eXjLo4aO0
ドクオはその心意気に惚れた。
この男は自分と同じように不細工であり、女に見向きもされず、バイトの面接にいってもやんわりと断られ、
満員電車に乗っていても、なぜか自分の周りだけ人がいないような人種に違いなかったが、
その不細工な顔と身にまとった独特の雰囲気に惹かれた。

ドクオは毎日のようにブーンのアトラクションに顔を出すようになり、やがてある決意をする。

('A`)「こいつが書いた短編をもっと日の目に晒したい」

こうしてドクオは、ブーンの小説をまとめることを決意したのだった。

('A`)「はあ。それにしても訪問者がいないなあ」

カウンターは三十を示している。すべて自分で踏んだ。
確かにブーンの作品は、これといって面白みがあるわけでもなく
、日本語の不自由な文であることは明白ではあった。
しかしそれがいいのだ。そう、それがいい。

ドクオは再び肩を揉むと、再び手打ちでブーンの短編をまとめていった。


11 :愛のVIP戦士:2007/01/31(水) 23:51:51.54 ID:eXjLo4aO0
曲がりくねった獣道をフェラレディで走っていると、突然視界が開け、ちらほらと民家が顔を出しはじめる。
本格的な日本家屋が点在するその村の中心部には、高層ビルがそびえていた。
どこかちぐはぐな感じを受ける、文明の入り混じった土地だ。

( ^ω^)「相変わらず、ここまで来るのに時間がかかりすぎるお。
この近くにアパートでも借りようかお」

呟きながら閑散とした村を抜け、辺鄙な村には似合わない巨大駐車場に車を滑り込ませる。
車から降りると、目の前に巨大なアーチが見えた。

「2ちゃんねる」

辺鄙な村に突如として出現した、巨大テーマパーク。
その影響は大きく、この村に相当な経済影響を与えた。
それによって、村には高級ホテルが建てられ、道路は次々と舗装されていった。
村人五十名という小さな村が、一大観光地へと変化したのだ。

( ^ω^)「さてと、今日も頑張って短編を書くお」

溢れ出る小説的説明文を振り払い、ブーンはアーチをくぐった。


13 :愛のVIP戦士:2007/01/31(水) 23:52:22.23 ID:eXjLo4aO0
('A`)「お、なんだこれ?」

カウンターがひとつ回っている。自分以外に閲覧者が訪れたのだ。
初めての訪問者の到来に、ドクオの心は躍った。

('A`)「もしかして、もしかして掲示板に書き込みがあるかもしれない」

勢い勇んで掲示板のリンクをクリックする。
映り変わる画面、カリカリと音を立てる筐体。ドクオの鼓動が激しくなる。

('A`)「あ、あった」

間違いなく今日の日付、時間は一時間前。
アダルトサイトの広告でなければ、ワンクリ業者の宣伝でもなかった。

しかしドクオは、書き込みを読み進めるうちに、顔から笑いが引いていくのを感じた。


14 :愛のVIP戦士:2007/01/31(水) 23:53:31.46 ID:eXjLo4aO0
------------------------------------------------------------------------------------
はじめてブーン小説という、ラノベの劣化版のような小説を読みました。
同じことの繰り返しであるスカトロ描写と、中途半端なグロ描写の繰り返しでしかない駄文ですね。

この作者は、多分引きこもりで人間関係の希薄な人物なのでしょう。
登場人物に現実味がなく、それになんの魅力も感じられません。。
ありきたりなご都合主義を目にし、笑いを堪えるのに必死でした。
------------------------------------------------------------------------------------

('A`)「酷いな。確かに一理どころか五理くらいあるが」


15 :愛のVIP戦士:2007/01/31(水) 23:54:15.46 ID:eXjLo4aO0
------------------------------------------------------------------------------------
しかしそんな作者を救うことが、私にはできます。
人間関係とは、一言でいえば恋愛ということになるのです。

私が彼に、本物の恋愛を教えて差し上げましょう。
------------------------------------------------------------------------------------

荒らしかとも思ったが、最後の三節がドクオの気にかかった。

('A`)「本物の恋愛を教えて差し上げましょうって……。
ブーンと恋人同士にでもなる気かよ」

ドクオはブラウザを閉じると、パソコンをシャットダウンして立ち上がった。

なんだか知らないが、書き込みを読んでから心が落ち着かない。
時計は午前十時を指している。
ドクオは素早く身支度を整えると、家を飛び出した。


17 :愛のVIP戦士:2007/01/31(水) 23:58:20.40 ID:eXjLo4aO0
------------------------------------------------------------------------------------
( ^ω^)ブーンは恋を知るようです
------------------------------------------------------------------------------------

アーチを抜けると、そこは通行人の溢れる繁華街だった。

( ^ω^)「ふあ、今日も残業疲れたお。居酒屋に寄るのはやめといて、早く自分の部屋に戻るかお」

しわの寄った濃い青のスーツに身をつつんだ男が、ため息をついた。

内藤ホライゾン。通称ブーン。年齢三十五歳。童貞。
小さな商社に勤めており、勤務態度は真面目だが、他の社員と比べると、その能力は劣っている。

ブーンは窓際族と呼ばれる種類の人間であり、いつ肩に手が置かれるか予断を許さない状況だった。

部下から嘲笑を向けられ、上司はブーンを怒鳴ることしかしない。

ストレスにはさまれ、ブーンの心は氷に閉ざされたかのように、冷たく震え上がっていた。


21 :閉鎖まであと 1972504 秒:2007/02/01(木) 00:04:56.91 ID:WCe0rvVu0
ブーンは、雑踏をかき分けるように歩を進める。
会社という束縛から逃れ、体中に染み込んだ鬱憤がいまにも噴き出さんとしている。

何気なく前を横切る金髪の少年の頬を張りたい衝動を堪え、
細い足を惜しげもなく見せ付けている女子高生を裏路地に引きずり込みたい衝動を堪える。

酔っ払いが吐いた吐瀉物を避け、ティッシュを配っている女性から乱暴にティッシュを受け取り、
寂れたバーの前を通り、足早に、薄暗く満足に街灯のない路地裏を歩く。

( ^ω^)「あのつるつるの上司の野郎、人を目の敵にしやがって……。
不細工なくせに化粧にだけは気を使いやがる部下にはなにも言わないくせにおっ」

腹立ち紛れに足元の小石を蹴飛ばす。

石はブーンの想像以上に跳ね上がり、電柱にぶつかって落下した。
その小石を見つめていたブーンの視線が、電柱でとまった。


22 :>>18了解した:2007/02/01(木) 00:08:59.85 ID:WCe0rvVu0
( ^ω^)「あれはなんだお?」

ブーンの視線の先には、ダンボールがあった。

( ^ω^)「まったく、ゴミ収集業者も怠慢が過ぎるお」

ブーンが何気なくダンボールを蹴り上げると、声が聞こえた。

(*゚ー゚)「な、なんですか」
( ^ω^)「なんですかって、それはこっちのセリフだお。
そんなところで、なにをしているんだお?」

(*゚ー゚)「……」

ブーンが首を傾げても、女性は口を噤んだままだった。

( ^ω^)「変な子だお」


25 :閉鎖まであと 1972007 秒:2007/02/01(木) 00:13:13.04 ID:WCe0rvVu0
ブーンが背を向けて歩きだすと、背後から小さな物音が聞こえた。

( ^ω^)「……」
(*゚ー゚)「……」

先ほどの女性が立ち上がり、こちらを見つめている。

ブーンはそれを一瞥すると、女性には構わず足を進めた。

薄暗い路地に、ブーンの奏でる革靴の音が鳴り響く。

その音に続いて、女性のスニーカーの音がわずかにブーンの耳に届いた。

( ^ω^)「僕になんか用かお?」

女性はブーンから視線をはずし、自分の足元を見つめた。

( ^ω^)「用がないなら、ついてこないでお」


30 :閉鎖まであと 1971616 秒:2007/02/01(木) 00:19:44.60 ID:WCe0rvVu0
薄暗い路地を抜け、ブーンの住むアパートが近づいてきても、女性の足音は消えなかった。
それどころか、なお一層、近づいてきているような気がする。

( ^ω^)「一体、あんたはなんなんだお。用があるなら、早くいってくれお」

ブーンの怒声に驚いたのか、女性は肩を竦めると、目を見開いた。

(*゚ー゚)「あの、別に私ストーカーとかじゃ」
( ^ω^)「そんなことわかってるけどお、それじゃ、あんたの家はこの近くにあるのかお?」
(*゚ー゚)「いえ、その、この近くじゃないんですけど……」

まるで要領を得ない女性の口調が、ブーンの耳を不快に舐めた。
次の瞬間、ブーンは女性の頬を張り飛ばしていた。

( ^ω^)「こっちは仕事仕事でストレスが溜まってんだお。
あんたを見てるとイライラするから、さっさとどこかに消えてくれお」


32 :閉鎖まであと 1971313 秒:2007/02/01(木) 00:24:47.26 ID:WCe0rvVu0
頬を押さえて蹲る女性を一瞥し、ブーンはアパートの階段を駆け上がって部屋に飛び込んだ。
大きな音を立ててドアを閉め、そのドアに寄りかかるようにして座り込む。

( ^ω^)「ああ、僕はなにをしてるんだお」

まだ右手に痺れが残っている。
人を、それも女性を張り飛ばしたことなんて、いままでにあっただろうか。

( ^ω^)「なんであれくらいのことで手を出したんだお」

髪を掻き毟り、呻くように床に這いつくばる。

女性の見開かれた瞳や、怯えた表情が脳内に蘇り、ブーンは愛しさと、切なさと、
心強さに挟まれながら、床を転がった。

そういえば、篠原涼子って可愛いよね。


34 :閉鎖まであと 1971003 秒:2007/02/01(木) 00:29:57.72 ID:WCe0rvVu0
そう考えた次の瞬間には、ブーンは再び部屋を飛び出していた。
階段を駆け下り、アパートの駐車場を駆け抜ける。

女性は同じ場所に、同じ体勢のまま倒れていた。

ブーンの荒い息に気づいたのか、女性が顔を上げる。
その切なげな表情を見て、ブーンは臍を噛んだ。

なにもいわず、静かにこちらを見つめる女性を前に、どうしていいかわからない。
謝ればいいのか、許しを乞えばいいのか、わからない。

頭の中で答えが出ぬまま、ブーンは女性の手を握っていた。

(*゚ー゚)「?」

訝しげな顔を返す女性から視線をはずし、ブーンは手を引いてアパートの階段をのぼった。
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35 :閉鎖まであと 1970846 秒:2007/02/01(木) 00:32:34.29 ID:WCe0rvVu0
ブーンはいつも通り、2ちゃんねるの大きなアーチをくぐった。

そしてVIP広場へと直行し、自分の申請したプレハブ内に入った。

そこまではいつも通りだ。だがそこから先が違った。

( ^ω^)「なんだお、これは」

愛用しているダンボールの机の上に置かれた、薄茶色の封筒。
ブーンは首を捻りながらも、封を切った。

出てきたのはルーズリーフで、一枚目には

「( ^ω^)ブーンは恋を知るようです」

と大きく書かれている。

次をめくったブーンは、これは小説なのだと気づいた。


36 :閉鎖まであと 1970544 秒:2007/02/01(木) 00:37:36.19 ID:WCe0rvVu0
内容を要約してしまえば、主人公であるブーンは冴えないサラリーマン。
部下と上司から板ばさみにあい、鬱蒼とした気分を常に抱いた駄目男だ。

そんな男が、帰り道に女性と出会う。
季節は冬だというのに、女性はコートも着けず、薄汚れた長袖とジーンズといういでたちだった。

そこからストーリーは加速し、ブーンと女性の同棲生活がはじまるという展開。

少女漫画によくあるような、意味不明な出だしと展開がだらだらと続いていた。

( ^ω^)「誰が置いてったんだろうお」

ブーンは作者が気になりながらも、次々と文字を流し読みしていった。

ストーリーは、二人のささやかな生活が突然崩壊する場面に差し掛かっていた。


38 :閉鎖まであと 1970255 秒:2007/02/01(木) 00:42:25.80 ID:WCe0rvVu0
------------------------------------------------------------------------------------
古びた貧相なアパートの前に、ロールスロイスが音もなく止まり、そこから初老の男が姿を現した。

落ち窪んだ瞳は鈍く光り、口の上に携えた真っ白な髭と頭に被った帽子から、
西洋の紳士をイメージさせる姿をしている。

その男はアパートを見上げると、静かに階段を上りはじめた。



( ^ω^)「あはは、これ面白いお」

場面は変わって、ブーンのリビングへと移る。
小さなソファに寝そべって、お笑い番組を眺めているブーンがそこにいた。

( ^ω^)「こいつ面白いお。しぃもこっちにきて一緒にみようお」
(*゚ー゚)「ちょっと待ってて。もうご飯が出来上がるから」

キッチンから、可愛らしいピンクのエプロンを身に着けたしぃが顔を出す。

そのとき、部屋にチャイムが鳴り響いた。


39 :閉鎖まであと 1969906 秒:2007/02/01(木) 00:48:14.26 ID:WCe0rvVu0
しぃがエプロンをはずしながら、廊下を歩いていく。
そしてドアを開け、息を呑んだ。

(*゚ー゚)「お父さん……」
( ´┏_⊃┓`)「しぃ。こんなところにいたのか」
------------------------------------------------------------------------------------

( ^ω^)「な、なんという展開。王道ながら、二人が引き裂かれるシーンには興奮するお」

ブーンは唾を飲み込みながら、ルーズリーフに目を走らせる。

作中のブーンが異変に気づき、初老の男を認めた。
次に男の口から発せられた言葉で、ブーンは声を失う。

------------------------------------------------------------------------------------
( ^ω^)「そんな……あなたがしぃのお父様ですかお」
------------------------------------------------------------------------------------

背後から突然肩を叩かれて、ブーンは小説から意識を引き戻された。

( ^ω^)「うるさいお、いまいいところなんだから、邪魔しないでくれお」

ブーンが背後に向かって右手を振っても、肩を叩く手は動きを止めない。

( ^ω^)「もう、なにあ用かお」

振り向いたブーンの前には、ドクオが立っていた。


40 :閉鎖まであと 1969594 秒:2007/02/01(木) 00:53:26.58 ID:WCe0rvVu0
( ^ω^)「ドクオ。そんなところでなにをしてるんだお?」
('A`)「いやなにって、お前こそなにしてるんだよ。もう他のアトラクションは開演してるんだぞ」
( ^ω^)「開演?」

机の上に置かれた時計に目を走らせ、ブーンは声を上げた。

( ^ω^)「もうこんな時間かお。短編を書かないとならないお」

ブーンは持っていた紙の束を机の脇に寄せると、鞄からペンと紙を取り出す。

( ^ω^)「なんだお、もっと早くいってくれお。これじゃお客さんが帰っちゃうじゃないかお」
('A`)「そんなこと俺にいわれてもな。それより、どうして開演の時間を忘れたんだ?
毎日同じ時刻に開演するんだから、忘れるわけないだろうに」

ブーンが筆を走らせながら、空いているほうの手で脇にどけられた封筒を指差す。
ドクオがその封筒を取り上げ、小さな声を上げた。


42 :閉鎖まであと 1969319 秒:2007/02/01(木) 00:58:01.84 ID:WCe0rvVu0
封筒の背表紙に記された文字を見て、ドクオは小さな声を上げた。

------------------------------------------------------------------------------------
あなたの小説は、未熟だといわざるを得ません。
ですが、少し視野を広げるだけで、急速に成長することができるかもしれません。

この封筒の中には、私の書いた恋愛小説が入っています。
これを読んで、恋愛について見識を深めていただきたいと思います。
------------------------------------------------------------------------------------

('A`)「俺のサイトの掲示板に書き込んだやつか?」

人を上から見下すような文体といい、間違いなく書き込んだ人物と同じだろう。
掲示板には、「私が彼に、本物の恋愛を教えて差し上げましょう。」と書かれていた。

それを見て嫌な予感をドクオは感じたわけだが、その教授の仕方が、恋愛小説を読ませることだったとは。


43 :閉鎖まであと 1969055 秒:2007/02/01(木) 01:02:25.31 ID:WCe0rvVu0
ドクオは静かに封筒を戻すと、ブーンに問いかけた。

('A`)「今度はどんな短編を書こうっていうんだ?」

ブーンはこの封筒の中身を読んだのだろう。
どんなストーリーなのかはわからないが、ブーンはそこからなにかを見つけたのだろうか。

('A`)「いや、次はどんなストーリーを書くつもりなんだ?」

再びのドクオの問いかけに、ブーンは筆を休めぬまま、こう答えた。

( ^ω^)「僕が次に書くのは、恋愛短編だお」

そう、封筒の中にあった小説に、ブーンは感化された。

スカトロだけじゃない、暴力描写だけじゃない、それ以外のジャンル。
ブーンは今更ながら、ジャンルの膨大さに驚いた。

そして、自分が今まで自主的に小さな殻の中に篭っていたのだと、思い知らされたのだった。


45 :閉鎖まであと 1968810 秒:2007/02/01(木) 01:06:30.87 ID:WCe0rvVu0
( ^ω^)「できたおっ」

ブーンが書き上げたばかりの作品を次々とドクオに手渡していく。
ドクオはそれを受け取り、丁寧に壁に貼っていく。

今までのブーンのプレハブ前には、「( ^ω^)ブーンが短編を書くようです」
と汚い字で書かれているだけだったが、いまはその下に小さな張り紙が貼り付けてある。


     「僕はもう、スカトロを使いません」

  こう豪語した、ブーン先生の次回作、続々と公開。

      次に選んだジャンルは「恋愛」


  それでも( ^ω^)ブーンは生きていくようです:公開中

 
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