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それでも( ^ω^)ブーンは生きていくようです(1)

 
 それでも( ^ω^)ブーンは生きていくようです(1)  ジャンル: 恋愛・サスペンス・カオス
 
 



45 :閉鎖まであと 1968810 秒:2007/02/01(木) 01:06:30.87 ID:WCe0rvVu0
( ^ω^)「できたおっ」

ブーンが書き上げたばかりの作品を次々とドクオに手渡していく。
ドクオはそれを受け取り、丁寧に壁に貼っていく。

今までのブーンのプレハブ前には、「( ^ω^)ブーンが短編を書くようです」
と汚い字で書かれているだけだったが、いまはその下に小さな張り紙が貼り付けてある。


     「僕はもう、スカトロを使いません」

  こう豪語した、ブーン先生の次回作、続々と公開。

      次に選んだジャンルは「恋愛」


  それでも( ^ω^)ブーンは生きていくようです:公開中


47 :閉鎖まであと 1968395 秒:2007/02/01(木) 01:13:25.36 ID:WCe0rvVu0
ブーンは目を開いた。睡眠から目覚めたばかりだというのに、彼の脳みそはすでに高速回転をはじめている。

勢いよくベッドから飛び降り、カーテンを力いっぱい開く。
爽やかな朝だ。温かな日差しがブーンに降り注ぎ、冷え切った体が温まる。

( ^ω^)「今日もいい天気だお」

両手を上げ、背筋を伸ばす。小気味よい音がして、体中の凝りがほぐれる。

( ^ω^)「さてと、すぐにバイトにいかなきゃならないお」

シルクのパジャマを脱ぎ捨て、頭を悩ませながらジーンズと白いシャツ、黒のジャケットを取り出す。

( ^ω^)「カッコいい俺には少し地味だけど、たまにはこんな格好もいいもんだお」

あっという間に着替え、ブーンは全身鏡の前に立った。
そこでブーンは首をかしげた。

鏡が割られている。

( ^ω^)「なんだお、ストーカーが割ったのかお? 仕方ないから、帰りにでも買ってくるかお」

そう、俺はイケメン。この程度のことを気にしてなどいられない。
今日も女が俺を待っているのだ。

ブーンは気持ちを入れ替えると、勢いよく外に飛び出した。


48 :また閉鎖騒動ですか:2007/02/01(木) 01:18:15.99 ID:WCe0rvVu0
背筋を伸ばし、軽くあごを引く。若干胸を張り、両手は軽くポケットに突っ込む。

( ^ω^)(背は低いが、足の長い俺ならではの歩き方だお)

前方から若い女性が歩いてくる。
その女性はブーンより少し背が高かったが、中々に可愛らしい顔をしている。
ブーンはその女性の脇を通り過ぎる瞬間、軽くウインクをした。

女性は一瞬で顔を青ざめ、足早に歩き去っていった。

( ^ω^)「うふっ、これくらいで照れるなんて、うぶな子だお」

さりげなく肩をすくめ、やれやれといった体で体を前方に戻す。

ブーンはナルシストだった。


49 :閉鎖まであと 1967675 秒:2007/02/01(木) 01:25:25.74 ID:WCe0rvVu0
ブーンの勤め先は書店である。駅に隣接したビルの三階に位置している。

( ^ω^)「おいすー」
(*゚ー゚)「あ、お、おはようございます」

ブーンは店に入ると、レジで作業をしている同期のしぃに声をかける。
ブーンの目から見て、しぃは合格点に達していた。
特に巨乳好きのブーンにとっては、しぃの胸は核にも対抗できる、最高の兵器だった。

( ^ω^)「相変わらずしぃちゃんは可愛いお。ふひっ、そのおっぱいが魅力なんだお」

レジを回り、しぃの肩にそっと手を置く。

( ^ω^)(うぶな女だお)

一瞬、肩を震わせたしぃのうなじを優しく撫で、顔を耳元に近づける。

( ^ω^)「こんな服は似合わないお。もっと胸元の開いた、薄手の服が似合うと思うお。
今度、一緒に買い物に連れていってあげるお」


50 :閉鎖まであと 1967341 秒:2007/02/01(木) 01:30:59.70 ID:WCe0rvVu0
(*゚ー゚)「で、でも、ブーンさんこの間お金がないっていってませんでしたか?」
( ^ω^)「そんなこといったっけお? しぃちゃんの勘違いだお」
(*゚ー゚)「そうですか」

この間、店長が「この店にまで借金取りが押しかけてくるのは困るよ」と呟いているのを聞いた気がする。
だがしぃはそのことには触れず、ブーンから離れて作業に戻った。

( ^ω^)(照れるすぎだおしぃ)

なおもしぃの話しかけようとしているブーンの背後から、声が聞こえた。

(´・ω・`)「ブーン君、君も早く仕事にかかってくれないか」
( ^ω^)(店長。不細工なくせに、いろいろと俺に指図するウザい奴だお。
俺にしぃが取られると思って、気が気じゃないんだろうお)

ブーンは気だるげに変事をすると、従業員室に入った。


51 :閉鎖まであと 1967294 秒:2007/02/01(木) 01:31:46.54 ID:WCe0rvVu0
その夜、店長は意識不明の重態で病院へと搬送された。


52 :閉鎖まであと 1967200 秒:2007/02/01(木) 01:33:20.59 ID:WCe0rvVu0
ブーンは目を開いた。睡眠から目覚めたばかりだというのに、彼の脳みそはすでに高速回転をはじめている。

勢いよくベッドから飛び降り、カーテンを力いっぱい開く。
爽やかな朝だ。温かな日差しがブーンに降り注ぎ、冷え切った体が温まる。

( ^ω^)「今日もいい天気だお」

両手を上げ、背筋を伸ばす。小気味よい音がして、体中の凝りがほぐれる。

( ^ω^)「さてと、今日はバイトも休みだし、近くのコンビニにでもいくかお」

シルクのパジャマを脱ぎ捨て、頭を悩ませながらジーンズと白いシャツ、黒のジャケットを取り出す。

( ^ω^)「カッコいい俺には少し地味だけど、たまにはこんな格好もいいもんだお」

あっという間に着替え、ブーンは全身鏡の前に立った。
そこでブーンは首をかしげた。

鏡が割られている。

( ^ω^)「あれ、昨日鏡を買い忘れてたお。まったく、ストーカーにも困ったもんだお」

そう、俺はイケメン。この程度のことを気にしてなどいられない。
今日も女が俺を待っているのだ。

ブーンは気持ちを入れ替えると、勢いよく外に飛び出した。


55 :閉鎖まであと 1966731 秒:2007/02/01(木) 01:41:09.19 ID:WCe0rvVu0
ξ゚⊿゚)ξ「いらっしゃいませ」

自動ドアをくぐった瞬間、ブーンの耳に心地よい声が届く。
ブーンは声のしたほうへ首を巡らせ、声の主を確認した。

( ^ω^)(胸はないが、色白で精錬された雰囲気を持ついい女だお)

その女性にウインクを返すと、ブーンは雑誌コーナーへと向かった。

( ^ω^)「俺のような大人の男には、やはりこの雑誌しかないお」

「レオン」と取り上げ、ゆっくりと紙面に視線を走らせていく。

若い客が、ブーンの読んでいる雑誌とブーンの顔を交互に見て、笑いを漏らしたが、気にしない。

この男は嫉妬しているのだ。俺に、俺の美貌に、スタイルに、仕草に。
イケメンだけが醸し出す、モテオーラに嫉妬しているのだ。

ブーンは男の嘲笑など相手にせず、無精ひげを携えた渋い男のグラビアを次々と見ていった。


56 :閉鎖まであと 1966450 秒:2007/02/01(木) 01:45:50.56 ID:WCe0rvVu0
( ^ω^)(どれも確かにいい男だけど、俺に比べたら大したことないお)

最後のグラビアは、デル・ピエロだった。
英国風の彫りの深い顔立ちをしているのに、クドさを感じさせない佇まいがブーンの目を引く。

( ^ω^)「ふむ、デル・ピエロだけは俺と同等のレベルにいると認めるお」

「ぶっ」と隣の男が吹き出し、それに続いて後ろを通りかかった若い男も大げさに笑い声を上げた。
その笑いが店内に広がり、化粧品を眺めていた女や漫画を座り読みしている小学生らしき
少年までが腹をかかえて笑っている。

( ^ω^)(な、なにが起こったんだお)

ブーンは笑いの正体を見極めようと、訝しげな顔で店内を見回した。

その様子を見て、さらに笑い声に拍車がかかる。


58 :閉鎖まであと 1966154 秒:2007/02/01(木) 01:50:46.92 ID:WCe0rvVu0
( ^ω^)「おい、なにがそんなに可笑しいんだお?」

ブーンが隣の男に尋ねると、男はやめてくれとでもいうように手を突き出し、顔を伏せた。

( ^ω^)「なにが可笑しいんだお。あんた、なんでそんなに笑ってるんだお」

背後にいた女性に顔を向けると、女性は瞬時に顔を歪ませ、走るように店内から出ていった。

( ^ω^)「もう、なんなんだお、この店は。どいつもこいつも頭がおかしいんじゃないかお!」
( ゚∀゚)「おいおい、おかしいのは君のほうだぞ」

隣の男が笑いを抑えながらブーンにいった。

( ゚∀゚)「あんたみたいな不細工がデル・ピエロと同等だなんて、よくいえたもんだよ」

男はそういってさらに笑い声を漏らす。
ブーンは怒りに震え、力いっぱい雑誌を戻した。


60 :閉鎖まであと 1965896 秒:2007/02/01(木) 01:55:04.93 ID:WCe0rvVu0
店から出て三十分。ようやく男が出てきた。
ブーンは男を確認すると、静かに後をつけた。

男はブーンに気づかず、悠々と歩道を歩いていく。
体型はよい。背丈はブーンより頭二つ分高く、盛り上がった背筋と、撫で肩から凄みを感じる。
だが、そんなこと、ブーンには関係なかった。

( ^ω^)(モナリザやミロのビーナスを凌ぐ俺の美貌を馬鹿にしやがってお。絶対に許さないお)

ブーンの頭を占めているのは、男に対する強い怒りだけだった。
男が路地を曲がっていく。

ブーンは気配を殺しながら、ゆっくりと男の後に続いて路地を曲がった。


62 :閉鎖まであと 1965546 秒:2007/02/01(木) 02:00:54.09 ID:WCe0rvVu0
( ゚∀゚)「よう、俺になんか用か?」

ブーンが路地を曲がった瞬間、男がそう呟いた。

( ゚∀゚)「なんだ、さっきのあんたか。どうした? コンビニでのことをまだ怒ってるのか?」
( ^ω^)「よくも俺を馬鹿にしてくれたもんだお。覚悟はできてるんだろうがお」

ブーンは、両手をポケットに突っ込んで前傾した姿勢のまま、男に近づいていく。
次の瞬間には、ブーンは冷たい地面に倒れていた。

( ゚∀゚)「へへ、お前みたいなデブが俺に敵うと思ってんのかよ」

高笑いする男に、ブーンはタックルを仕掛けた。

( ゚∀゚)「おっと、太っているだけあって、力はなかなかのもんじゃないか」
( ^ω^)「誰が太ってるんだお。デブなのはお前のほうだお」

背筋を伸ばし、腰に力を入れる。
ブーンは口を開いて、うなり声を上げた。


64 :閉鎖まであと 1964965 秒:2007/02/01(木) 02:10:35.22 ID:WCe0rvVu0
( ^ω^)「ふおおお」

ブーンが全力で男にぶつかっても、男は微動だにしない。
それどころか、顔に笑いを浮かべ、子供と遊ぶように軽々と腰を捻った。
ブーンの体が回転し、壁に打ちつけられた。

( ^ω^)「ふぐっ」
( ゚∀゚)「ははっ、どうしたどうした」

両手を広げ、挑発を繰り返す男。
だがブーンは動かない。

( ゚∀゚)「んだよ、お前の力はそんなもんか」

男はズボンを下げると、尻を突き出した。


65 :閉鎖まであと 1964932 秒:2007/02/01(木) 02:11:08.81 ID:WCe0rvVu0
 びっくりするほどユートピア!
  びっくりするほどユートピア!!
            ,rrr、
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y| |.l ト⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y/つ))) _ _ _
          ⊂ ヽ | __ ☆   __  _/ 巛   / /-LLl
   ミミ彡彡彡彡 ,`ー   \ | |l / \  __つ /_/ |_|
  /         彡/|| ,  \.|||/  、 \   ☆     ロ /l
 / ∠ヾ ''∠ヽ   /  __从,  ー、_从__  \ / |||     /__|
 |   ( 。、     / /  /   | 、  |  ヽ   |l _ _ _
 | \____/(/ )  `| | | |ノゝ☆ t| | |l \   / /-LLl
 |   ヽ__ノ  /   `// `U ' // | //`U' // l /_/ |_|
  \____/   /   W W∴ | ∵∴  |   ロ /l
        /    ☆   ____人___ノ     /__|
      /       /


( ^ω^)「くおお、みんなの怒りをオラに分けてくれお」


72 :閉鎖まであと 1964021 秒:2007/02/01(木) 02:26:19.81 ID:WCe0rvVu0
ブーンは走った。両手を広げ、風を切って空を舞う、鉄の固まり、N-57型戦闘機のように。

⊂二二二( ^ω^)二⊃「俺を舐めるなお!」

地面を力強く踏みしめ、頭を男の腹にめり込ませる。

( ゚∀゚)「ぐへっ」

奇妙な声を上げながら、男が崩れ落ちていく。

腹を抱え、目から涙を垂れ流し、地面を転がりまわる。

( ^ω^)「はあはあ、み、見たかお。これがイケメンの底力からだお」

呻く男の顔に足を押し付け、勝ち誇ったように叫ぶブーン。

( ^ω^)「俺はイケメンだお? イケメンだお? イケメンだお?」

顔を踏みつけ、背中を蹴り、抑えた手ごと男の腹を踏みつける。
男は涎とともに、哀願の言葉を吐き出し続けた。

( ゚∀゚)「やめてくれ、俺が、俺が悪かった、お前はイケメンだ、デル、デル・ピエロと同等だ」


73 :閉鎖まであと 1963803 秒:2007/02/01(木) 02:29:57.51 ID:WCe0rvVu0
( ^ω^)「同等? 俺とあんな下手糞なサッカー選手が同類だってのかお? おお?」

顔を高潮させ、吹き出る汗を拭いながらブーンが叫ぶ。

( ^ω^)「なめんじゃねえお! 俺のほうが、何倍も、カッコ、いい、おっ」

言葉を区切りながら、それに合わせて男の腹を踏みつける。
男は片手をブーンの方に伸ばし、何度も首を振った。

( ゚∀゚)「違う、お前のほうがイケメンだ、デル・ピエロなんて豚の糞だ、いや、それにも劣る、顔面崩壊男だ」
( ^ω^)「そうだお、あんな顔面崩壊男と俺を一緒にすんお」

最後に男の顔を蹴りつけ、唾を吐きかけると、ブーンはその場を立ち去った。


74 :閉鎖まであと 1963756 秒:2007/02/01(木) 02:30:44.27 ID:WCe0rvVu0
その日、巨漢の男が意識不明の重態で病院へと搬送された。


75 :閉鎖まであと 1963565 秒:2007/02/01(木) 02:33:55.93 ID:WCe0rvVu0
ブーンは目を開いた。睡眠から目覚めたばかりだというのに、彼の脳みそはすでに高速回転をはじめている。

勢いよくベッドから飛び降り、カーテンを力いっぱい開く。
外は暗闇に覆われている。冷たい北風がガラスを鳴らし、火照っていた体が震える。

( ^ω^)「月のない、いい天気だお」

両手を上げ、背筋を伸ばす。小気味よい音がして、体中の凝りがほぐれる。

( ^ω^)「さてと、今夜は忙しくなりそうだお」

シルクのパジャマを脱ぎ捨て、頭を悩ませながらジーンズと白いシャツ、黒のジャケットを取り出す。

( ^ω^)「カッコいい俺には少し地味だけど、暗闇に紛れるにはこの格好がいいんだお」

あっという間に着替え、ブーンは全身鏡の前に立った。
そこでブーンは首をかしげた。

鏡が割られている。

( ^ω^)「あれ、また鏡を買い忘れたのかお。まったく、あの男のせいだお」

そう、俺はイケメン。この程度のことを気にしてなどいられない。
今夜はあの女が俺を待っているのだ。

ブーンは気持ちを入れ替えると、勢いよく外に飛び出した。


76 :閉鎖まであと 1963252 秒:2007/02/01(木) 02:39:08.66 ID:WCe0rvVu0
その日の日中に事件は起こった。
男を叩きのめしたブーンは、乾いたのどを潤そうと、再び件のコンビニに戻った。

自動ドアをくぐり、店内に足を踏み入れる。
だが、例の透き通った声は聞こえない。

ブーンが訝しげにレジを見ると、そこにはしぃと店員がいた。

ξ゚⊿゚)ξ「そうそう、だから着信拒否にしてやったのよ」
(*゚ー゚)「えー、それは酷いよ。きっとその人は、ツンちゃんのことが好きで好きで仕方なかったんだって」
ξ゚⊿゚)ξ「いい迷惑よ。不細工な男になんか、興味ないから」

ブーンは店員の言葉に何度も頷いた。

( ^ω^)(不細工なんて存在価値がないんだお。世の中に存在している醜い男は、みんな死ねばいいんだお)

しかし次にしぃの口からでた言葉に、ブーンは硬直した。


77 :閉鎖まであと 1962724 秒:2007/02/01(木) 02:47:56.97 ID:WCe0rvVu0
(*゚ー゚)「不細工といえばさ、私の働いてる店あるじゃない? そこにやばい顔の店員がいてさ」
ξ゚⊿゚)ξ「ああ、前にいってた人?」
(*゚ー゚)「そうそう。内藤っていうんだけどさ、これが酷い勘違い男なの」

( ^ω^)(な、内藤?)

ξ゚⊿゚)ξ「勘違いってどんな感じ?」
(*゚ー゚)「それがね、とにかく凄いの。顔中にニキビがあってさ、口も臭いし、体も臭い。
おまけに超がつくほどのナルシストなんだよ。この間なんか肩を触られちゃってさー」
ξ゚⊿゚)ξ「ええ? 轢かれたガマガエルみたいな男に触られたわけ?」

(*゚ー゚)「それだけじゃないの。私の耳元に顔を近づけてきてさ、
『こんな服は似合わないお。もっと胸元の開いた、薄手の服が似合うと思うお』
とかいうの。もう悪臭と気持ち悪さで、吐き気を堪えるのが大変だったよ」

------------------------------------------------------------------------------------
( ^ω^)「こんな服は似合わないお。もっと胸元の開いた、薄手の服が似合うと思うお。
今度、一緒に買い物に連れていってあげるお」
------------------------------------------------------------------------------------

自分のセリフが、頭に蘇る。そうだ、確かにそういった。


78 :愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 02:52:51.80 ID:WCe0rvVu0
さらに次の言葉が、ブーンの心に突き刺さった。

(*゚ー゚)「しかも凄い太ってるの。もう首なんか、脂肪に埋もれて全然見えないし」
ξ゚⊿゚)ξ「きもー」


確かに俺の首は短い。いや、百歩譲って見えないとしよう。
だが、それは生まれつきの障害なのだ。
俺自体はけっして太ってはいない。
ただ、その障害のせいで、首が短いだけなのだ。

いや違った。親が手術をしたんだった。
首長族の女性のような、鶴のような長くて美しい首を持って生まれてしまったため、
両親が嫉妬して手術をしてしまったのだ。

俺はスタイルもいいし、顔もいい。
背は少し低いが、その代わりに足が長い。

その俺を不細工だと? 轢かれたガマガエルだと? 首が脂肪に埋もれてるだと?

( ^ω^)(違うお、俺は不細工じゃないお。
あの男もいってたお。デル・ピエロなんか足元にも及ばないってお)

ブーンはそのまま静かに店を出た。


79 :愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 02:58:10.87 ID:WCe0rvVu0
( ^ω^)「許さないお、俺を馬鹿にしたあの女を、俺は許さないんだお」

激しい怒りに身を焦がされながら、ブーンは夜道を進んだ。

( ^ω^)「違うお、首はあるお、太ってないお、イケメンだお、イケメンだ……おうち!」

頭に激痛が走り、思わず後ずさる。目の前には、街灯が立っていた。

( ^ω^)「くそっ、なんでこんなところに街灯が立ってるんだおっ」

足を振り上げ、ブーンは再びうめき声を上げた。
街灯の柱を蹴り上げた靴先が鈍い痛みを発している。

( ^ω^)「ど、ど、ど」

( ゚ω゚)「どいつもこいつも!」

ブーンは小石を拾い上げると、街灯の光りめがけて放り投げた。
石は一直線に光へと吸い込まれていき、大きな音が静まり返った住宅街に響き渡った。


80 :愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 03:02:43.22 ID:WCe0rvVu0
「こらっ、貴様なにをしているんだ」

背後から声が聞こえ、振り返った。

( ゚∀゚)「器物破損は重罪だぞ。虫の居所が悪い俺に見つかったのが運の、運の」
( ^ω^)「お前、こんなところでなにしてんだお?」

男は目を見開くと、顔を伏せて後頭部を掻いた。
昼間に叩きのめした男が、警官だったとは。
ブーンは鬱憤の晴らせる男を見つけ、満足げな笑みを浮かべた。

( ^ω^)「俺に見つかったのがなんだお? ん?」
( ゚∀゚)「運の、うん、う、うんこしたいなあ」

男がそういって大げさに笑う。
ブーンもいかにもといった感じで笑いながら、男に歩み寄った。


82 :愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 03:03:30.07 ID:WCe0rvVu0
男は再び意識不明の重態で病院へと搬送された。


 



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